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  • DOOGEE BL12000 Proを分解してバッテリーを見てみた。

    DOOGEE BL12000 Proを入手したので、その特徴的ともいえる大容量バッテリーをチェックするべく分解してみました。
    やはりギネス登録されたとも言われている12000mAhというバッテリーが気になりますよね。

    では実際にスマホの開封から簡単な分解までやってみたいと思います。
    DOOGEE BL12000 Proのパッケージ。ブラックを基調としたシックなデザインです。
    パッケージにDOOGEE BL12000 Pro Be long time , belong to youの文字。
    やはり大容量バッテリー搭載というのがメーカー的にも売りのようですね♪

    DOOGEE BL12000 Proパッケージの裏側です。
    カラーはLake Bule。RAM 6GB + ROM 64GBとなかなかのハイスペックな仕様となっています。
    デュアルSIM仕様という事でIMIE番号は2番号付与されています。

    DOOGEE BL12000 Proのパッケージを開けてみました。
    まず見えたのは本体ですが、白い袋に包まれています。

    内容物をすべて取り出してみました。
    ・DOOGEE BL12000 Pro本体
    ・ACアダプタ
    ・OTGケーブル
    ・MicroUSBケーブル
    ・SIMカードスロットピン
    ・液晶保護フィルム x2(1枚は貼り付け済み)
    ・背面保護フィルム x2(1枚は貼り付け済み)
    ・取り扱い説明書
    ・保証カード

    まずはACアダプタとケーブル類をチェックしてみましょう。
    DOOGEE BL12000 Pro付属品の基本カラーはすべてブラックで統一されています。

    まずは付属のUSBケーブル。
    最近はやりのTYPE-Cではなく、一般的なMicroUSB Type-Bを採用。
    どちらを採用するかというところではユーザーの環境によりますが、まだまだType-Bの方が一般流通量も多いのではないでしょうか。

    続いて付属のOTGケーブル。
    もちろんこちらもMicroUSB Type-B仕様です。

    続いてSIMカードスロットピン
    金属板1枚の物でなく、樹脂で持ち手が形成されており扱いやすいですね☆

    続いてACアダプタです。
    差し込み口は一般的にCタイプやSタイプといわれるヨーロッパ向けタイプです。

    充電にはFast Charger 3.0と書かれた付属のACアダプタが便利そうです。
    Fast Chager 3.0と書かれていますが、出力電圧が5V/7V/9V/12Vそして各電圧での電流は3Aとなっており、規格的にはMediaTek PumpExpress+に相当するもののようです。
    Helio P23のPumpExpressバージョンに関する情報が見つからないのですが、DOOGEE BL12000 Pro本体側はおそらくMediaTek PumpExpress3.0に対応した物だとおもわれます。
    日本では一般的なQualcomm Quick Charge3.0とは違う規格のなので、この付属のアダプタは変換プラグ等を利用して大切に使用しましょう。

    ではDOOGEE BL12000 Proをチェックしてみましょう。
    こちらは表面ですが、フレーム周辺のレイクブルーのカラーが鮮やかですね。

    そして裏面です。
    元からカバーが装着されていたので、まずはカバー装着状態で写真を撮ってみました。

    DOOGEE BL12000 Pro本体正面です。
    特徴的なのはフロントカメラまでもデュアルカメラになっている点ですね。
    右側はワイドアングルカメラ、左側が通常のカメラとなっているようです。
    その他ボリュームキーと電源キーの配置も一般的なモノなの使いやすいのではないでしょうか。

    つづいてDOOGEE BL12000 Proの裏側です。
    こちらもフロントに続いてデュアルカメラ仕様です。つまり合計4基ものカメラを搭載しています。
    カメラの下には指紋センサーも搭載。DOOGEEの技術力はなかなかものですね(^^)

    では最初から貼られている保護ふぃむるを剥がしてみました。
    新品状態で液晶保護フィルムが貼り付けされているので、汚れたりするまではこのまま使えそうです。
    6インチフルHD+液晶という事で、解像度は2160*1080となかなかのモノ。

    そして背面です。パネルの仕上げも大変美しく、安価な中華スマホとは思えない仕上がりの良さです。

    本体下部には通話用マイク、ステレオスピーカー、充電用MicroUSB端子を搭載。
    厚みを感じさせないデザインとなっています。

    リアカメラ部分です。1600万画素+1300万画素のデュアルカメラとなっています。
    画像合成による、いわゆるポートレートモードも使えるようになっています。

    カメラ部分を拡大してみました。
    ちなみに1300万画素側のカメラはPhase Detection AF、つまり像面位相差AF搭載となっており高速なAFが可能。
    2基のカメラはレンズ形状が異なっており、異なる画角の写真を同時にとり、ソフトウェア合成することが可能となっています。
    また単純にズームレンズとしての運用も可能で、x1.5倍の工学ズームによる撮影が可能です。

    特徴的なフロントカメラも見てみましょう。
    こちらもデュアルカメラとなっており、F2.0 800万画素のスペック。
    リアカメラ同様に違ったレンズを搭載する仕様となっています。

    つづいてサイドボタン部分。
    上から音量大、音量小、電源ボタンの順に並んでいます。一般的な配置なので使いやすさは問題ありません。

    また側面部は美しくデザインされており、掌に触れる部分は角がとられたデザインです。
    厚みを感じにくいように細心の注意が払われていますね。

    続いて本体上部。
    昨今ではどんどん廃止されていくイヤホンジャックですが、DOOGEE BL12000 Proではもちろん搭載。
    Bluetoothの腐った音では満足できないあなたも大丈夫ですね(笑)

    続いて本体サイズを計測してみましょう。
    幅は76mmと、最近のスマホでは一般的なサイズですね。

    そして高さは163mmほど。
    こちらも最近のフルHD+液晶を採用するモデルとしては一般的ですね。

    最後に厚みです。
    15mmという事で、これも一般的。。。ではありませんね(笑)
    手に持ってみると中々の存在感があります。

    ちなみに重量はSIMカード、SDカード無しの状態で320gとiPad mini4より16gも重たいです。
    これは世界最大容量のバッテリーを搭載している関係上仕方ありませんが、モバイルバッテリーを持ち歩く必要がないという点では軽さにつながるかもしれませんね。
    たとえば、「Anker PowerCore 10000」だと重量は180g、これにケーブル類を持つことを考えれば十分許容範囲だと思います。

    SIMカードスロットは左側面に装備されています。

    付属のSIMカードスロットピンを使ってトレイを抜き出してみましょう。

    SIMカードトレイです。
    NanoSIM+NanoSIMまたはNanoSIM+MicroSDによる運用が可能となっています。
    本体側のROM容量は64GBありますので、デュアルSIM運用としても問題なさそうですね。

    ではここでマニュアルをチェックしてみましょう。
    しっかりと日本語で書かれたマニュアルもあります。また怪しげな翻訳などもなく安心して使えますね。
    とくに大容量バッテリーに関する注意事項は何度も書かれており、「電子レンジやストーブなどで電池を加熱すると爆発することがあり危険なのでやめてください。」の文言は1ページに2度も登場します。やはりメーカーとしての責任、安全意識の高さがうかがえますね(笑)

    本体スペックなども日本語で書かれており安心感があります。
    ・SOC Helio P23 MT6763T,cortex-A53@2.5GHz*8
    ・GPU mail-G71 770MHz
    ・RAM 6GB
    ・ROM 64GB
    ・バッテリー 12000mAh

    では早速電源を入れてみましょう。
    OSはAndroid7.1搭載となっており、違和感なく利用できます。

    DOOGEE BL12000 Proでは、日本語での表示も問題ありません。

    液晶画面に関しては、視野角、発色、輝度などいずれも格安スマホとは思えない仕上がり。

    液晶画面の角は丸い仕上がりとなっており、最近のトレンドはしっかり採用されていますね。

    本体を起動するとAndroid7.1.1へのアップデートが始まりました。

    再起動中の画面ですが、解像度が高く何が書いてあるのか分かりませんね。

    目を凝らしてみると、「システムアップデートをインストールしています」の文字でした☆

    では動作確認を兼ねてベンチマークなどもやってみましょう。
    中華スマホでは初期不良なども何度か経験しているので、これは必須作業です。

    まずは最大負荷をかけるという事で、設定画面からバッテリーモードを「高性能モード」へ

    Antutuベンチの結果は83241でした。なかなか健闘していますね。

    また中華スマホでは必須の真偽判定。今回の端末はすべて公式スペック通りという事で、純正品の判定でした☆

    端末スペックの確認画面です。

    RAM 6GB/ROM 64GBと公式スペック通り。

    ディスプレイ解像度は1080*2160と最近はやりのワイドタイプ。

    マルチタッチ数は最大5でした。

    画面上のバッテリー容量は11500mAhとなっていましたが、まぁ誤差の範囲でしょう。

    続いてカメラ機能をチェックしてみましょう。
    カメラのオプションは様々ありますが、ZSDや顔検出など必要と思われる機能は一通り押さえていますね。

    続いて撮影プレビュー画面の様子です。
    これはボケモード(bokeh mode)の画面です。左右のスライドバーでボケ味を調整できますが、基本的には周辺ボケ仕様のようです。

    DOOGEE BL12000 Proで実際に撮影してみました。
    通常モードで撮影した生データです。(Jpeg取って出し)

    つづいてボケモード最大(Bokeh mode max)で撮影した生データです。(Jpeg取って出し)

    つづいてボケモード最小(Bokeh mode min)で撮影した生データです。(Jpeg取って出し)

    最後はフロントで撮影した生データです。(Jpeg取って出し)

    カメラ画質に関しては暗部が弱い、中華スマホのソレといった感じです。
    しかしが、解像感などは数年前のメイン800万画素時代の物とは比較にならないほどの進歩ですね。あの時代の中華スマホのカメラは酷かったですから。。。

    では、そろそろバッテリーの様子を調べてみることに事にしましょう。
    DOOGEE BL12000 Pro本体の4隅を見てみると、プラスタイプのビスがあります。

    試しに精密ドライバーでクルクル回してみると。。。
    4本とも簡単に外すことが出来ました。

    あとは隙間を広げながらバックパネルを剥がすだけ。
    バッテリー固定金具に両面テープで強力に接着されていますが、バッテリー本体とは別部品なので力を入れて引っ張ってもバッテリー本体へのダメージはありません。
    気合を入れて一気に剥がしましょう♪

    DOOGEE BL12000 Proの分解写真です。
    基本的には以前に分解した「DOOGEE X5 Pro」と同じ設計思想の部品配置となっていますね。

    本体上部にはデュアルカメラ、指紋センサー、カメラフラッシュなどが装備されています。
    上部のシール状のものはアンテナ部品ですね。

    そしてDOOGEE BL12000 Proのバッテリー本体です。
    12000mAh ORIGINAL BATTERYと記載されています。
    基本的なスペックは以下の通り。
    ・Standard Voltage 3.8V
    ・Battery Type Li-ion 12000mAh(45.60Wh)
    ・Model BL12000 Pro
    ・Charging Vlotage Limiting 4.35V

    ちなみにバッテリー本体はこのように金属製バンドで本体に固定されています。
    大容量ゆえに、外部からの衝撃で簡単に外れるような構造では危険という事でしょうか。

    バッテリ本体を横から見てみましょう。
    なんと2階建て構造になっており、それぞれ6000mAhのセルになっているようです。
    バッテリーの入手性を考えれば、同社BL5000で採用しているようなクラスのセルを複数搭載することにメリットがあったのでしょう。
    見てわかる通りバッテリーだけが巨大ではなく、本体自体は無駄なスペースもなくキッチリと作りこまれている印象です。

    バッテリー本体は8本のビスで本体フレームにガッチリと固定されているので、落としたりした程度では飛び出す心配はなさそうです。

    ちなみに本体は基本的に樹脂製となっていますので、バッテリーの事を考えても過度の衝撃などは避けた方がよさそうですね。もっともスマホ全般に言えることですが。。

    最後にベンチマーク時の動画を載せておきます。



  • PCで認識しなくなったSSDを格安修理してデータを救出してみた。

    普段使用しているノートパソコンはSSDに換装していますが、SSDの故障に遭遇してしまいました。
    機器は壊れても問題ありませんが、貴重なデータだけは救いたい。という訳でDIYでSSDを格安修理した方法を紹介します。

    それはある日突然訪れました。。。
    いつものようにPCの電源を投入すると、見慣れないメッセージ。

    「Insert system disk in drive. Press any key when ready…」
    システムディスクをセットして任意のキーを押すように要求されました。
    つまり、SSD自体がPCに認識されなくなり、起動ディスク用要求されているという状態です。
    これは非常に悪い状態で、起動はおろか、スキャンディスクすらできない状況。。。

    ひとまず、PCの電源を切ってSSDをチェックしてみることにしました。
    搭載されていたのはcrucial製のSSDであるM4シリーズでした。
    このモデルは元々不具合を抱えており、採用各メーカーより「ファームウェア更新の案内」が出されています。
    しかし、認識しなくなった今、そんなことは関係ありません。

    PC本体よりSSDを取り出してみました。
    crucial M4 SOLID STATE DRIVEのステッカーが鮮やかですね。

    少しPCに詳しい人なら持っているであろう、「SATA-USB3.0変換アダプタ」を用いてSSDの状態をチェックしてみましょう。

    PC起動時のBIOSで認識しないという状況なので、ある程度は予測できましたが、USB接続した状態でも認識しませんでした。

    念のために「HDD LOW LEVEL FORMAT TOOL 4.40」でもチェックしてみます。
    しかしながら、USB接続したCrucial製のSSDは表示されません。

    この段階で故障という事が確定したので、以前にMicroSDカードの復旧でお世話になった「http://www.anydata.jp/」さんのページをチェックしてみました。
    価格は128GBで136,000円です。今回故障したものは512GBなので単純計算で136,000円×4倍=544,000円。。。
    ちょっと悩んでしまう価格ですよね(^^;

    今回はデータの価値と価格を比較して、DIYによる修理をチャレンジしてみることにしました。
    物理障害であればデータフォーマット等の専門知識も不要なので何とかなりそうです。と簡単に考えながらスタート(^^

    Crucial製M4-SSDはプラスタイプのビスで固定されているので、一般的な精密ドライバーで簡単に分解することが可能です。

    Crucial製M4-SSDを固定しているビスを4本外しました。

    Crucial製M4-SSDを慎重に分解します。
    放熱板を兼ねたアルミ製のベース部分と、樹脂スペーサー、フタの3個に分離できました。

    Crucial製M4-SSDのベース部分はアルミ製で基板が装着されています。
    放熱ゲル等の存在があるのでしょうか、なかなか強力に張り付いていて取り外しできません。
    隙間に精密ESDピンセットを差し込んで徐々に隙間を広げていきます。

    パカッと開きました。想像通りブルーの放熱ゲルでしっかりと密着していました。
    一気に力を入れると基板を痛めてしまう恐れがあるので、慎重に作業しましょう。

    Crucial製M4-SSDの内部基板です。こちらは表面なのでコントローラチップが乗っていますね。
    コントローラチップはMarvell製の「88SS9187」です。
    SATAは6Gbps対応でNANDとの通信はONFI2.0でMode5に対応。またDDR2/3-800のキャッシュにも対応します。
    コマンド体系ではTRIMコマンドにも対応しており、現時点においても実用的なパフォーマンスを発揮します。

    Crucial製M4-SSDの内部基板です。
    これは512GBモデルという事もあり裏面にもNANDチップがぎっしりとフル実装されています。

    Crucial製M4-SSDのSATAコネクタ部分です。
    基礎的な点検としては接触不良を疑うのは基本中の基本です。まずは、半田状態をしっかりとチェック。
    この部分では半田クラックや基板のパターン浮き、ウィスカ等の発生も確認できません。正常といってよい状況です。

    SATAコネクタを補強するプレート部分には基板のパターン剥離が見受けられましたが、今回の故障とは関係ありません。
    Crucial製M4-SSDでは非常に小さなパターンに対して固定されていますが、強度が必要であればもう少し大きなベタパターンが適切ではないでしょうか。

    続いて電源周りのチップを確認してみましょう。
    外観目視では燃えたチップ等も見当たらず、匂いも正常です。

    Crucial製M4-SSDを基板単体で再テストしてみます。
    各部の電圧チェックや異常発熱などを見つけるのが目的です。
    この状態では放熱ゲル等もありませんので、長時間の通電は故障を拡大させる恐れがあります。短時間で済ませるようにしましょう。

    色々と試した結果、故障個所を特定しました。
    写真のようにコントローラチップを洗濯バサミで挟むと一瞬認識することが分かりました。
    Crucial製M4-SSDではコントローラー部に放熱ゲルが仕込んでありましたが、その部分の半田不良が発生しているようです。
    発熱が多いBGAタイプの部品は熱膨張率の違いから半田不良が発生しやすいんですよね。

    故障個所が判明すれば、あとは修理するだけです。
    今回のコントローラチップはBGAタイプのパッケージです。
    BGAとは(Ball Grid Array/ボールグリッドアレイ)の略称で現代の電子機器では一般的なモノです。
    しかしながら半田面が見えているわけではないので、修理には特殊な工法が必要となります。

    一般的には半田コテなどが有名ですが、今回はヒートガンを利用して半田修正します。

    この作業に欠かせないのは、ヒートガンと共に使用する薬品であるフラックスです。
    これは一度硬化した半田に塗布して再加熱することで半田自体の表面張力をさげたり、酸化被膜を除去する効果があります。
    フラックス無しでは絶対に失敗しますので、忘れずに準備するようにしてください。


    まずはCrucial製M4-SSDの基板を縦向けにセットします。
    私はSATAコネクタ側を下向けにしました。

    そしてフラックスをハケにとり、コントローラチップの隙間に流し込んでいきます。

    フラックスは流動性の高い液体なので、このように少しずつ塗布していきます。

    別の角度から。このようにハケを寝かせてと塗布するのも良いかもしれませんね。
    周辺の部品やチップサイズなどに応じて塗布しましょう。

    何度か塗布して、この写真のように4隅からフラックスが溢れ出てきたところで塗布作業は終了です。
    続いてヒートガンによる加熱作業に入りましょう。

    加熱時は基板を起こして水平にしましょう。
    立て向けたままだと、半田が解けた際にチップがはがれたりズレたりする可能性があります。

    そしてヒートガンでチップを加熱してリフロー工法で半田を溶かします。
    温度プロファイルについては周辺パーツやチップサイズなどで変化しますが、私はフラックスの乾燥状態などを見ながら勘でやりました。
    ヒートガンの温度は300℃程度でしょうか。

    再溶融が完了するとこのようにフラックスが乾燥して色が変わります。
    チップが冷えるのを待ってテストに備えましょう。
    この際、保冷材や冷風等で一気に冷却すると熱収縮の違いで半田が割れてしまうので、焦る気持ちを抑えてゆっくり待つようにしましょう。

    修理が完了したCrucial製M4-SSDをUSBで接続してみました。無事ドライブが認識されました(^^

    念のために「HDD LOW LEVEL FORMAT TOOL 4.40」でもチェックしてみます。
    先ほどとは違い、M4-CT512 M4SSD2がしっかりと認識されています。修理完了ですね☆

    まだSSDがバラバラの状態なので、放熱等を考慮して元通りに戻してからデータ復旧作業を行うようにしましょう。

    分解したSSDを元に戻して、SSDのデータをチェックしてみました。
    するとすべてのデータは正常となっており、救出に成功しました。

    また前半で不具合のあるSSDと書いていましたが、現在は対策ファームウェアが公開されているので、それを適用しておきましょう。
    手順についてはドスパラのページでも紹介されていますので、参考までにリンクを貼っておきます。
    Crucial SSD M4シリーズ 不具合対処方法

    今回のSSDは M4-CT512M4SSD2 で ファームウェアは 000F となっています。

    最新版を適用することで、000F → 070Hにバージョンアップすることが出来ました。

    データバックアップを取った後なので、もう故障は怖くありません。
    PCに接続して起動させてみるテストも無事にクリアし、正常な状態として再び利用が可能となりました。

    いかがだったでしょうか?
    SSDは振動や衝撃に強いという事が広まった感はありますが、HDDと比較した場合の信頼性については??
    絶対故障しないという魔法のデバイスではありませんので、普段からバックアップを心掛けるようにしましょう。


  • TAMRON 150-600 F/5-6.3 Di VC USD G2 A022Nのフード改造。

    サーキットや野鳥撮影で使っているA022Nですが、レンズのサイズが大きい事もあり、フィールドでのレンズ交換には少々苦労が伴います。
    センサーのダスト対策なども考えれば、本来はレンズフード側を下にしてレンズ交換したいのですが、環境によっては難しい事も。
    そこで、標準のフードに溝ゴムを取り付けすることで、この問題を解決することが出来ましたので、その手法を紹介します。

    TAMRON 150-600 F/5-6.3 Di VC USD G2 A022Nです。

    普段はこのように、カメラボディ側を下に置いた状態で交換するしかありません。

    しかしセンサーのダスト対策を考えれば、このようにレンズを下側に置いて交換したいところ。
    室内等であれば問題ありませんが、野外のフィールドで同じ事をやればフードは短期でボロボロになりそうです。

    まだまだキレイなレンズフード。この状態を維持したいところ(^^

    というわけで、ホームセンターコーナンで溝ゴムを買ってきました。


    溝ゴムとはこのようにV字やU字の形に形成されたゴムの事です。
    これをエッジ部分に差し込む事で、エッジ部を保護したり、エッジ部でケガすることを防いだり、そんな用途のゴムです。

    購入したものは「八幡 溝ゴム ボビン巻 #94 100m」です。
    JANコードは4979874025333となっており、どこでも購入可能です。
    今回はホームセンターでの切り売り品を1m購入しました。

    レンズフードの先端部分は直径が125mmほどあります。

    この数字をもとに円周率をかけて必要な溝ゴムの長さを算出しましょう。
    125mm×3.141592

    393mmという結果になりました。

    という訳で、溝ゴムを必要量切り出します。

    そして、あとはレンズフード先端に差し込んでいくだけ!!
    と言いたいところですが、やはり固定が弱いです(^^;

    そこで今回は0.2mmの激強力両面テープを活用して固定してみたいと思います。

    この激強力両面テープは基材レス仕様なので、長期使用でも安定した接着力を実現しています。
    購入したものは「和気産業 激強力両面テープ マルチ ( 8511200 )」です。
    JANコードは4903757301221となっており、どこでも購入可能です。

    このようにエッジ部分に折り返すように両面テープを施工します。

    そして溝ゴムを押し込むように接着していきます。

    ぴったり一周巻き終わりました。
    両面テープの施工個所を多めに取ることで、強度もしっかりしており外れる心配もなさそうです。

    溝ゴムなので、フード内側へのはみだしも最小限。
    ケラレ等の画像影響も皆無なので安心して撮影に望めます。

    溝ゴムを施工したことで、レンズフードを装着したまま地面においても大丈夫になりました。

    実際にサーキット等でコンクリートやアスファルトの上に置いて使っていますが、安定度は抜群です。
    レンズ交換もカメラ側を回すように操作することで、簡単かつ確実に作業できるようになりました。

    今回の内容は非常に簡単な加工です。
    同じレンズをお使いの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
    レンズフードをキズから守るだけではなくレンズ交換が容易になるので、レンズ交換時の落下事故なども防止できるのではないでしょうか。