2000円以下で売られているtp-link Archer C80を分解してみた。

パソコン
4月7日までに申し込むと1年間が完全無料に!!

今回は格安で売られている無線ルーターがあったので分解用に買ってみました。 メーカーはtp-link社で最近は店頭でもよく見かけますね。
機種はArcher C80というもので、無線部は1300Mbps + 600Mbpsというスペックになっています。 多くのメーカーでは無線部の理論速度だけをパッケージに記載しており、ルーターの肝となる有線部の実測スループットが記載されていないので、ルーティング性能は謎です。

ちなみに自宅用のルーターなどは長年atermシリーズを買い替えて使っています。Atermシリーズは有線スループットも記載されているので安心して購入できるんですよね。

スポンサーリンク

Archer C80のパッケージをチェック!

Archer C80のパッケージです。 安価な機器ですが、無線接続台数は36台まで対応しています。

無線部の主要スペックとしてはAC1900(2.4GHz 600Mbps / 5GHz 1300Mbps)となっており、MU-MIMOに対応しています。

また独自機能として、エアタイムフェアネスやスマートコネクトにも対応。 スマートコネクトとは2.4GHzと5GHzで同一のSSIDを発信し、混雑していないバンドに振り分けるバンドステア機能です。 パッケージに詳細は書かれいませんが、クライアント側でIEEE802.11k、IEEE802.11vの規格に対応している必要があると思います。

機器をパッケージから取り出してみました。 Archer C80本体、ACアダプタ、LANケーブル、簡易マニュアルが入っていました。 この価格帯でもLANケーブルが同梱されているのはうれしいポイントですね☆

ACアダプタは12V/1Aとなっています。
比較的小型のアダプタなのでコンセントとの干渉も少なくすみそうです。

DCプラグは一般的な外径mm/内径mmの物でした。
よく使われるサイズなので、他の機器への流用などにも便利ですね。

スポンサーリンク

ルータ本体の外観をチェック

LANコネクタはLANとWANで色分けされています。
また各コネクタの間隔も広くとられているのでケーブルの抜き差しなども容易になっています☆
また本体が軽くアーチを描いており、価格から考えると必要十分なデザインです。

本体裏面です。
通気口が沢山設けられており、長時間の利用でも問題はなさそうです。
また壁掛け用のビス穴が2か所に設けられているので、壁掛けでスマートに取り付けできるのも良いですね。
ちなみに平置きした場合はゴム足等が装備されていないので、簡単に滑ってしまうのがマイナスポイントですが、価格を考えれば仕方ないでしょう。

スポンサーリンク

Archer C80を分解してみる

では早速ですが、Archer C80を分解してみましよう。
本体裏面にT9トルクスビスが2本あるのでそれを外すだけでOK。

今やトルクスドライバーはホームセンターや通販などで簡単に入手できるようになりました。
もはや特殊ビスという存在でもなくなりつつありますね。

2本のビスを外すと、パカッとカバーが開きました。
本体サイズに比較して非常に立派な存在感のあるアンテナが特徴的です。
量販店等での販売においては、アンテナのサイズや本数で性能をPRしているものも多いですね。

Archer C80の内部写真です。
4本のアンテナには実際にケーブルが接続されており、ダミーアンテナではありませんでした(笑)
高性能感の演出ではなくしっかりとアンテナとして機能しているようです。

ちなみにメイン基板はツメやビス等で固定されておらず、ただ置いてあるだけ、外側パネルで挟んであるだけといった固定方法です。格安機種といことでこの辺りもコストを意識した設計となっていますね。

スポンサーリンク

ちなみに無線アンテナ部分は一般的なMHF4規格ではなく、同軸ケーブルが直接半田付けされていました。



2.4GHzと5GHzでアンテナは5本あるので、MHF4コネクタを廃止することでコストダウンが図られているようです。
部品コスト+差し込み工数 > 半田付け工数 という事ですね。
 

搭載されるWi-fiチップを見てみましょう。
一つ目はMEDIATEK社の「MT7762N」です。
802.11ac用のチップで3トランシーバー、3レシーバのMIMO仕様となっており、最大1300Mbpsに対応します。

もう一方はMEDIATEK社の「MT7761N」です。
802.11bgn用のチップで3トランシーバー、3レシーバのMIMO仕様となっており、最大600Mbpsに対応します。

ルーターのCPUにはTP-LINKロゴの入った「P1900BN」というチップが搭載されていました。

スイッチングHUBのチップに小型のヒートシンクが貼り付けされていました。
あまり興味がなかったので、今回はヒートシンクを剥がしてチップを調査していません。

そして基板裏面にはシールド板を兼ねた?アルミ製の放熱板が固定されていました。

これが放熱板と判断した理由は、このシリコングリスです。
なかなか乱暴な感じですが、基板裏面にシリコングリスが塗られて、そのままアルミ板が固定してあります。

シリコングリスは2ヵ所から漏れ出ており、品質的には適当な組み立て作業の印象を受けますね。

ちなみにWi-Fiチップ側にはシールド板は存在せず、シールド板用に設けられたランドだけが見えていました。
アンテナは各チップから3本ずつ出ていますが、そのうちの1本は左右のチップで共用しているようです。

このように中央部の白いチップで合成して1本のアンテナで処理する形となっています。
この辺りは、もう少し価格帯が上の機種であれば別アンテナとなっているのでしょう。
実際に基板パターンも別アンテナ構成に対応できるようになっていました。

パルストランスは、JWDのDG36001Gが搭載されていました。

コンデンサはAiSHi製となっており、電源部も含めて国産メーカー部品の姿は見当たりません。

ステータスLEDは長いリードが特徴的で、良くあるチップLEDにレンズを組み合わせるような構成ではありません。この辺りも超低価格品ならではの設計といったところでしょうか。
 

スポンサーリンク

tp-link格安ルーターのまとめ

今回は格安で販売されている、Archer C80を分解してみました。
内部はコネクタ類を徹底排除していたり、国産部品を使用していないなど、安価になる設計が積極的にされている印象を受けました。
国内メーカーが「日本製コンデンサ搭載!」などと謳っているのは対照的ですね。
Wi-Fiなどは次々と新しい通信規格が生まれてくるので、メインのルーターは高スペックなモノを選定しつつ、無線部だけこのような安価なルーターを買い替えながら使うというのも良いのではないでしょうか。

コメント