amazon格安販売のハイセンス製液晶テレビを分解してみた。

レビュー

amazonを眺めていると、32インチのIPS液晶テレビが18000円と格安で販売されていたので、分解目的で買ってみました。今回は外観やその内部を中心に紹介したいと思います。

2万円以下で購入できるIPS液晶搭載TVとは

今回購入したHisenseの液晶テレビである、32K30です。
10年ほど前であれば、録画機能無しでも5万円前後はしていたのではないでしょうか。
今回はその半額以下という格安で購入することができました。
パッケージには3年保証の記載もあり、本当にお買い得になったものですね。

パッケージを開封すると多数の付属品が!

早速パッケージを開封してみました。
まずは付属品をチェックしてみましょう。
・日本語マニュアル
・保証書
・スタンド
・リモコン
・電源ケーブル
・転倒防止ワイヤー
・Mini B-CASカード
多数の付属品がはいっていますね。特に転倒防止ワイヤーが標準装備なのは関心しました。

まずは説明書をチェックしてみましょう。
非常に厚みのあるしっかりとした説明書となっていました。日本メーカーであればフラッグシップ機かと思うほどのボリューム感♪

付属のスタンドと転倒防止ワイヤーです。
このエントリーレベルの格安機に転倒防止ワイヤーが付属しているのには驚きです。
日本メーカーも見習ってほしいポイントですね。

電源ケーブルです。着脱式となっており、ノートPCなどと同じタイプで汎用性がありますね。
またテレビ側の端子はL型端子となっており、取り付け時の突起も最小限です☆

32K30に付属のリモコンです。
型式はEN3Z39Hとなっていました。シンプルながらも使いやすそうなボタン配置です。

リモコンの電池は単四サイズを2本と一般的なもの。

ハイセンス製テレビの本体裏面をチェック!

ハイセンス製テレビの本体裏面をチェックしてみましょう。
デザインはスリット等もなく、非常にシンプルな構成です。

まずは裏面下部の端子をチェックしてみましょう。
左から、光デジタル音声出力、ヘッドホン、RCA入力となっています。

続いて本体側面です。
BSデジタル入力、UHF入力、HDMI入力1、HDMI入力2、録画用USB端子、サービス端子、LAN、mini B-CASと続きます。

本体裏の銘板をチェック!
製造はハイセンスジャパン株式会社でPSEマーク付きです。
型式:32K30
電圧:100V 50/60Hz
消費電力:50W
製造国はMADE IN CHINAと表記がありますね。

B-CASカードはmini B-CASを採用

今はB-CASカードも小型タイプとなっているんですね。
カーナビ以外では初めて採用されているのを見たように感じます。

電源入力端子です。
ケーブル着脱式で少し奥にへこんだ構造となっています。

この部分に付属のL型電源ケーブルを装着するので、背面部の突起は最小限に抑えられています。

いよいよハイセンス製テレビを分解!

外観や端子部のチェックも完了したので、一度分解して内部構造をチェックしてみましょう。
2万円以下の格安で販売できる秘密はあるのでしょうか。

使用されているビスは一般的なプラスタイプの物です。
2番のプラスドライバーがあれば楽勝ですね(^^

ビスを全部外してみました。
使用されているビスは2種類だけなので、分解組み立ては簡単な部類に入りますね。

先ほどのビスを外すだけで、裏蓋がパカッと開きました☆

裏蓋の奥はメイン基板、液晶ドライバー基板、スピーカーなどが収められていました。

格安テレビに使われている部品をチェック!

まずは音質の要であるスピーカーをチェックしてみましょう。
スピーカーは8W8Ωと小型テレビとしては一般的な出力です。

そして、スピーカーは本体下向きに装着されていました。
設置距離によっては音声が聞こえにくいかもしれませんね。

スピーカー本体にはビビリ音等を防ぐためのクッション材と、ゴムブッシュによるマウントが施されていました。

続いてメイン基板をチェックしてみましょう。
この基板は電源部と映像処理部が一体となっており、低コストを実現しているようですね。

チューナーモジュールはSONY製を搭載

チューナーモジュールはSUT-PJ544を搭載しています。
SONY製のSUT-PJシリーズで、SUT-PJ5xx型式で有ることを考えるとレーコーダー向けのダブルチューナーモジュールでしょう。

チューナーモジュールの隣にあるICは「MN884433」となっています。
ソシオネクスト」製のISDB-T/ISDB-Sに対応した復調ICです。

続いてオーディオアンプ部分をチェックしてみましょう。

オーディオアンプはROHM製を搭載

小さなチップにコイルが4組、D級アンプっぽい構成ですね。
搭載されているチップにはM28720の表記がありました。
ROHM」製の「BM28720MUV」ですね。
20W*2chのD級ステレオアンプICでした。

先ほどのオーディオ回路の横から、このようなコネクタが出ていました。

その先は、液晶ドライバ基板に接続されていました。

搭載されている液晶はBOE製IPSパネル

液晶パネルの型式はHV320WHB-N55となっています。
主要スペックは解像度1366×768、応答速度8ms、コントラスト比1200:1といったところ。

液晶パネルインターフェイスICには「HimaxTechnologies」の「HX8872」が搭載されており、LVDS信号のパネルとなっていました。

メイン基板の電源部をチェック!

メイン基板の電源側を軽くチェックしてみましょう。
東芝レグザを分解した際にも電源部をチェックしましたが、あまり日本では知られていないようなメーカーの部品が多数実装されていました。
東芝レグザ=ハイセンス製という構図になっていますので、似たような結果かもしれませんね。

電源基板で一番大きなコンデンサは、NFCと記載されており、「韓国SAMYOUNG ELECTRONICS」のものです。

CapXonと書かれたコンデンサは「台湾CAPXON ELECTRONIC IND.CO.,LTD.」の物ですね。

AiSHiとかかれたコンデンサは、「中国AiSHiグループ」製です。

採用されていたコンデンサのメーカーやサイズ感を含めて、「4Kテレビを分解してみた。TOSHIBA 43M520X」と同じ香りがしますね(笑)

続いて本体裏の金属部分の処理を見てみましょう。
こちら東芝レグザと同様に液晶パネルフレームを黒く塗装してそのまま外装として使う手法ですね。

ちなみに壁掛け用のビス穴は、裏蓋の樹脂に小さな金属ナットが埋め込まれているだけだったので、強度的には不安が残りますね。

付属スタンドを固定する箇所も必要最小限の強度設計となっていました。

ハイセンス製格テレビのまとめ

いかがだったでしょうか。
東芝のテレビは事実上ハイセンスが製造しているという事もあり、設計的に似通った部分も多いように感じました。
このテレビは2万円以下で購入したわけですが、チューナーやオーディオアンプには日本メーカーの部品が使われていました。そういった事を考えると、非常にお買い得なテレビだと感じますね。

電源部分のコンデンサ等には日本メーカーの物が見当たりませんでしたが、東芝レグザと同じ物が使われていると考えれば、信頼性の面でも問題ないと思います☆

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