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  • GeForceGTX1060のヒートシンクを外してみた。

    GeForceGTX1060を買ってきました。早速分解してみましょう。
    普段はゲームなどしないのですが、ビデオ編集でのCUDA活用を試したいのと、今後のディスプレイ4K化なども視野に入れた投資です。

    今回購入したのはエルザジャパン製の「ELSA GeForce GTX 1060 S.A.C」です。
    メモリは6GBと3GBの2種類がありましたが、ゲームはやらないので3GBをチョイス。

    パッケージに書かれた仕様は3GB GDDR5。

    このボードを選んだ理由の一つは出力ポートの構成です。
    今後のことを考えればDisplayPortが多いのが良いとの考えからDP*3/HDMI*1/DMV-D*1というこのボードを選びました。
    ちなみにGeForce10シリーズからはアナログ出力が廃止されています。
    しかしながらDPは変換アダプタでアナログ出力にもなるので、旧来の資産を活用したいなら必須だと思います。

    パッケージを開けてみました。
    白いマニュアルが入っています。

    その奥にビデオカードが格納されていました。

    静電袋から取り出した「ELSA GeForce GTX 1060 S.A.C
    2基の大きなファンが目立ちますね。

    ファン裏側のヒートシンクにはヒートパイプを装備。
    よく冷えそうな構造です。

    HDMI以外の出力ポートにはダストカバーが装備されていました。
    不要なのですべて取り外します。

    出力コネクタです。
    DVI-D出力以外はコンパクトにまとまっていますね
    スリット面積も多いので冷却面でも有利に働くでしょう。



    ビデオカード裏面です。

    ビデオカードにはNVIDIA CORP / MODEL:PG410の文字。
    昔と違ってリファレンスデザインのカードばかりの時代。あまり面白くありませんね(^^;

    カードは2016年38週製造。

    GeForce1060チップ裏面の様子です。
    やはり大電力を消費することもあって、チップコンデンサが大量に並んでいます。

    基盤裏面も見飽きたので、表面の六角ネジを外してみましょう。
    一般的なサイズのものなので、ミリ規格の六角レンチで簡単に外せます。

    6本とも外れました。

    六角ネジを外し終えたビデオカード。

    ネジで止まっていた黒いカバーを持ち上げると、簡単に外れました。

    この化粧カバーはプラスチックかと思いきや、粉体塗装のアルミ製でした。
    放熱効果は謎ですが高級感という点ではなかなか良いのではないでしょうか。

    アルミ製の化粧カバーを外すと、冷却ファンロック用のツメがありました。

    爪を持ち上げることでファンは簡単にはずせます。

    ファンのケーブルとヒートシンクが接触する部分には、被覆保護用のシールが貼られていました。
    なかなかキッチリと作りこんでありますね。

    搭載されるファンは、「COLORFULL」ブランドのもの。
    スリーブベアリング仕様の12V 0.28A品です。

    両方のファンを外しました。大きなヒートシンクが目立ちますね!

    ちなみにファンは左右同一型番ですが、右側は4ピン仕様、左側は3ピン仕様となっていました。
    通常時は両方のファンが停止しており非常に静かなのも良いところ。

    ヒートシンク自体の厚みはそれほどありません。
    通常の2スロット仕様品といった感じ。

    ヒートパイプ部もキレイに仕上げられています。

    では先ほどのヒートシンクを外してみましょう。
    GPUチップの4隅にスプリング付きのネジがあるので、プラスドライバーで外します。

    すべて外れました。
    黒いシートはショート防止用の絶縁シートなので、剥がさずそのままにしておきましょう。

    ヒートシンクが外れました。

    ヒートシンクとGPUチップの接触面は一般的なサーマルグリス仕様。

    ヒートシンクが外されたビデオカードです。
    まだ黒いカバーに覆われていますね。

    GeForceGTX1060 GP106-400コアです。
    クロック1506MHzですが、GPU Boost機能によって1709MHzまでクロックが可変するようです。

    GPUは関係のないところまでグリスが付着していますが、ほっときましょう(笑)

    では、続いて残ったアルミプレートを外します。
    ネジは裏面の様々な箇所に点在していますので、忘れずに取り外しましょう。

    計7本のネジを外しました。

    アルミプレートがパカッと外れました。
    裏面には放熱用の熱伝導ゲルシートが貼り付けされていますね。

    冷却対象はメモリチップ。

    もう一つは電源用のFETチップでした。

    冷却用パーツをすべて取り外した状態です。

    搭載メモリはSamsungの「K4G41325FE-HC25」を搭載。
    4Gb 170PinFBGAパッケージのDRAMです。

    電源ICにはALPHA&OMEGA SEMICONDUCTORの「AOE6930」を搭載。
    30V デュアル非対称型NチャンネルMOSFETですね。

    電源は4系統あり、GPU用に3フェーズ、一つはメモリ用でしょうか?

    映像出力コネクタ周りは完全デジタル化に伴い、部品はほとんどありません。

    このカードはおよそ120Wの消費電力なので、補助電源コネクタは6ピンタイプが一つ。

    いかがだったでしょうか?
    物々しいヒートシンクを外せば、出てきたものは非常にシンプルな基板でした。
    映像出力を含めて完全デジタル化されており、分解してもあまり面白味はないかもしれません(笑)

    ビデオカードといえば各社横並びの性能ではありますが、ファン停止機能による静音性や、出力コネクタの汎用性などは、おススメしたいポイントになりますね♪


  • MicroSDデータ復旧 物理破損を修理業者に出してみた。

    MicroSDデータ復旧 ということで書き始めましたが、Androidスマートフォンで利用しているMicroSDHCカードが突然データが読めない状態になってしまいました。
    カード自体はバッファロー製のClass4タイプの16GBです。

    よく見てみましたが、外観上は破損等がありません。

    裏面を見てみましたが、こちら側も表面と同様に破損等は見当たりません。

    試しにパソコンにセットして読み取り可能かチェックしてみることに。

    すると、カードを刺した瞬間だけ、「ドライブH:」として認識します。

    数秒後には「ドライブH:」が消えてしまいました。
    やはりカードが故障しているのでしょうか。
    この状況では市販のデータ復旧ソフトすら使うことができません。

    そこで、手持ちのカードリーダー類をすべて用意して様々な条件で読み出しにチャレンジしてみることに。

    USB直刺しタイプのリーダーなども試しましたが、結果は変わらず。

    PC以外の機器でも試してみようということで、Nikon1 J1を用意しました。

    カードを挿入した瞬間に、「このメモリーカードは壊れている可能性があるため、使用できません。カードを交換してください。」との表示。
    やはりだめでした。

    もう自分ではどうにもならないと感じたので、ネット上でデータ復旧業者を探してみました。
    するとフラッシュメモリ系専門で格安の業者さんを発見!
    http://www.anydata.jp/さんです。

    ここを選んだ理由ですが、何といっても価格が安いんです。
    他社では20万程度の見積もりが出てきたところもありましたが、ここは16GBの場合で48,000円と格安。

    またカードの物理破損に対しては、フラッシュチップへのワイヤリング作業を行って抽出することもできるというのが強みだと感じました。
    もちろん成功報酬制だったので、迷わず頼むことにしました。

    この手の業者さんに依頼することは初めてだったので、まずはカードを厳重に梱包しました。

    MicroSDの状態だと不安だったので、SDカード変換アダプタに取り付けて、SDカードケースに入れました。

    さらにファスナー付きの袋に入れました。

    それをボール紙製の丈夫な箱に貼り付けて、フローティングさせた状態にしました。
    これなら、少々の外圧に対して空間が確保できますからね♪

    その箱を入れるのはCD専用として売られているクッション入り封筒です。

    この封筒にボール紙製の箱を投入しました。

    最後は付属の両面テープでしっかりとふたを閉じます。

    そしてanydata.jpさんの発送先住所に送付します。

    封筒の準備と並行して、Web上の申込フォームから復旧の申し込みを行いました。
    早速返事が来ていますので、指示に従いMicroSDを発送しました。

    そしてその2日後にはデータ復旧に成功したとの連絡がありました。
    内容はファイル種別にファイル数が書かれており、非常にわかりやすいもの。

    JPEGデジカメ画像 1,934ファイル  / JPEG画像 1,174ファイル
    と大量のファイルが復旧できたようです!

    実際にサンプル画像のサムネイルも3枚添付されていました。

    失ったはずの画像が対象に復旧しています。

    あの写真も、この写真もみんな復活してます(^^)

    サンプル画像に満足したので、すぐ正規の料金を振り込みしました。
    16GBのMicroSDカードからほぼすべてのファイルを復旧してもらい、わずか51,840円と格安でした。

    振り込み翌日にはデータがもう到着しました。
    企業相手ではなく、個人相手でも非常に対応が早く助かりました。

    内容物は破損したMicroSDカードとデータの書き込まれたDVD-Rです。

    復旧いただいたデータはもちろん大切ですが、ワイヤリングされたカードも気になるところ(笑)
    データDVD-Rよりも先にカードに目が行っちゃいました(^^

    早速ケースからカードを取り出しました。

    そしてSDカードアダプタからMicroSDカードを取り出します。
    この時点では普通のカードにしか見えないですね。

    では、カードを裏返してみましょう。
    このようにカード裏面が研磨され、基盤のランド部分に半田痕が見られます。

    さらに拡大してみましょう。
    この裏側はデータが格納されたフラッシュチップが搭載されています。
    基盤越しにチップに直接配線したのと同じ状況を作り出し、データを吸い出しされたのでしょう。
    今回はMicroSDカードのコントローラ不良ということでしたが、フラッシュチップのフォーマットを解析することで大半のデータが抽出できたそうです。

    今回はブログネタというわけではなく、本当に緊急事態ということでお願いしたわけではありますが、
    あっさりとデータが復旧された事に驚いています。

    物理障害で困ったときは専門業者に出さないと無理だと実感しました。
    もし皆様も同様の状況になられた際は、格安かつ迅速な「http://www.anydata.jp/」おすすめです!


  • 故障したAtermWR8700Nを分解する。

    自宅のルーターとしてAtermWR8700Nを利用していましたが、突然通信不能となりました。
    リセット等も効かない状態なので分解して廃棄することにしました。

    故障したAtermWR8700N。

    LANとWANともに1GBase-Tポートを搭載した高速ルーターです。

    ブランド名はWARPSTAR。

    筐体にはビスが見つかりませんので、隙間にマイナスドライバーを差し込んでツメを外しましょう。

    隙間に樹脂工具を挟んで開いていきます。
    故障して捨てるモノなので勢いよく♪

    樹脂製のカバーが外れましたが、さらに樹脂カバーに覆われていました。

    よく見るとビスが隠されています。

    トルクスタイプのビスです。

    トルクスドライバーも持っていますが、今回はマイナスドライバーを使って開けてみることに。

    このように、いじり止めピンを避けてマイナスドライバーを差し込みます。

    簡単に外れました。

    ビスを外すとパカッと蓋が開きました。

    チップには熱伝導ゲルが貼り付けされていますが、ヒートシンクなどは見当たりません。

    放熱ゲルは樹脂製の筐体カバーと接触していました。

    樹脂側にもゲルの接触跡がシッカリと残っています。
    樹脂面で放熱するという仕組みは初めて見かけましたが、どの程度の効果があるのでしょうか。

    放熱面の反対側は補強用のリブが入っていました。

    続いて基板を見てみましょう。
    基板上にはアンテナパターンが構成されています。

    チップの詳細を見るために、放熱ゲルシートを削除してみましょう。

    チップ上にはゲルシートの残骸が残っています。
    キレイにふき取りましょう。

    2個有るうちの大きなチップを見てみましょう。
    QUALCOMM ATHEROS社の「AR8316-AK1E」が搭載されています。
    6PortのGigabit Ethernet Switchです。

    そしてもう一つのチップを見てみましょう。
    AR7161-BC1A」が搭載されています。
    Wi-fi対応のネットワークプロセッサです。AR7161型番なので動作クロックは680MHzになります。

    続いて無線部のシールドケースを開いてみましょう。
    半田付け等はされていないので、樹脂工具で簡単に開くことができます。

    ここにもATHEROSのロゴマークがありますね。

    片方のチップは「AR9220-AC1A」です。
    802.11n 2.4GHzと5GHzに対応したWi-fiチップです。

    もう片方のチップは「AR9223-AC1A」です。
    802.11n 2.4GHzに対応したWi-fiチップです。

    ほぼすべてATHEROSチップで構成されているルータでした。
    有線LANのスループットも高速で良い製品でしたが、6年ほどの連続運用で寿命となりました。
    コンシューマ向けの格安製品としては長く使えた方だと思います♪