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TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)を試す

レビュー

タムロンから新たに発売された大三元レンズの一つ、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)をゲットしたので試してみました。
私は旧SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD無印も持っていますので、そちらとの比較もやってみたいと思います。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2のパッケージ。

ケースから中身を取り出してみました。
レンズ本体、フード、ポーチなどが入っています。

付属のポーチはレンズがすっぽり収まる大型のもの。
クッション性は少ないですが、底部は固くなっており一般的な利用では全く問題ありません。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2レンズ全体像です。
旧レンズと比べるとシンプルな外観になったように感じます。

SPはロゴ部品が組み込まれており印刷とは一味違った高級感がありますね。

ズームロックスイッチです。旧レンズより大型化しており、操作性は非常に良いのではないでしょうか。

AF/MF切り替えスイッチ、VC ON/OFFスイッチ。こちらも大型化されており操作性は良好です。
またスイッチ自体の装飾がなく、シンプルなデザインも魅力的ですね。

個人的には若干細いと感じるフォーカスリング。
その下には「DESIGNED IN JAPAN」の印字。日本国内設計の証ですね。

その隣には「MADE IN JAPAN」の文字。タムロンは国内生産ということで製造品質にも期待が高まります。
A032という型番とともにフィルター計も印字されています。82mmと大型ですね。

リアキャップです。
デザイン的には旧レンズと比べて、こちらの方が操作しやすいように感じました。

リアキャップを外してみました。
接点端子はNIKON仕様で、目につくところは絞りレバーがなくなった点でしょうか。
今回は電磁絞り仕様ということでレバーがありません。個人的には可動部が減ることで、ゴミ侵入経路が一つ少なるなることもメリットだと感じます。

ではSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2と旧レンズを比較してみましょう。
まずは各レンズともテレ端にしたうえで外観比較。
同じ工学設計なのか、まったく長さが変わりませんね。

同ワイド端。こちらも同サイズと考えてよさそうです。
外観から察すると光学系に大きな変更はなさそうに感じます。

続いてレンズキャップです。
TAMRONロゴのフォントが変わった以外にも、取り外しつまみが奥深くなっており、フード装着状態でも簡単に着脱できるようになりました。

レンズキャップを外してみました。
のぞいた感じは全く同じ設計のように見えました。
コーティングの色は若干違うように感じますね。

角度を変えて比較。やはりコーティングは別物と考えてよさそうです。

つづいてレンズマウント側の比較です。
こちらもコーティングの影響か若干色が違いますね。

こちらは旧レンズ。メカニカル絞り仕様なので、絞りレバーが装着されています。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2の場合は電磁絞り仕様となっており、絞りレバーに相当するものは装着されていません。

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絞りレバー部を横から見てみましょう。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2の絞りレバー跡地。開口部がないのはもちろん、右側のストッパーのようなものもなくなっていますね。

そして絞りレバー逆側を見てみると、旧型レンズにはストッパーのようなものが装備されています。

SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2にはストッパーのようなものも存在しません。

電磁絞り仕様となったことで、マウント部の構成も一部異なっているようです。

続いてレンズキャップ単体で撮影してみました。
旧タイプと比較して深さがあるので、指どおりは良い感じ。着脱は非常にスムースに操作できます。

つづいてレンズキャップ裏側です。
バネ機構も新型となっています。レンズキャップ自身は若干分厚くなりましたが、なにより操作性が最優先ですよね。

続いてフードの比較です。
新旧共に花形フード採用です。

そして旧レンズはこのように薄っぺらいフードが採用されていました。
実際のフィールドでは外れやすく、落下させることもしばしば。

新型では、なんとロックスイッチが装備されており、フードの意図しない外れとは無縁です。
これは素晴らしいですね。
ちなみに、フードは新旧どちらも互換性はありませんでした。フードのみ流用できないのが残念です(^^;

フードはロックスイッチを搭載したことで複数部品を組み合わせて構成されています。
ビス止め箇所も多く、重厚な雰囲気です。
写真中央部は今回の変更ポイントであるロックスイッチ部です。

フードの取り付け方法は旧型と同じ。マークを合わせてくるっと回すだけ。

すると、レンズ本体とフードのロックスイッチが勘合してしっかり固定されます。
フィールドで何度も落として自分で踏みつぶしてを繰り返した経験からすると、個人的にはロック機構の評価が高いですね。

NIKON D7100に装着してみました。
デザイン的にもマッチしており違和感はありませんね。電磁絞り機構を含む動作はOKでした。

続いてちょっと古めの機械ということで、NIKON D3100でもテスト。
こちらも電磁絞りを含む動作が可能でした。

新旧レンズでAF速度を比較してみました。
NIKON D7100で中央フォーカス固定です。

まずは旧レンズで無限大に設定してAFチェック。

続いてG2でもテストしてみました。

体感的にはSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2の方が初動レスポンスが高いですが、動画では明確な差はありませんね(^^;
この辺りは圧倒的高性能な手振れ補正も含めて、一度体感していただくのが良いかと思います。


いかがだったでしょうか?
画作り等の評価はこれからになりますが、旧レンズの良いところを踏襲したモノになっており、どなたにでも安心して使っていただけるのでは無いかと思います。


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