AlcorMPツールで設定を変更する(8GB→16GB容量倍増化も!)
ロシアのサイトで情報収集した結果、AlocrMPというツールを利用することでライトプロテクト解除を含む設定変更が可能なことが判明しました。
ライトプロテクト解除を含む、というのはそれ以外の設定も変更可能という事です☆
まずはAlcorMPツールをダウンロードしましょう。
https://www.usbdev.ru/files/alcor/alcormp/ (ミラー)
書き込み禁止状態のUSBメモリを差し込んでみると、メモリのIDや容量などが表示されました。
「Setup(S)」をクリックします。
デバイスのパスワード画面が表示されるので、何も入力せず「OK」をクリックします。
すると搭載デバイスの情報などが表示されました。
・MP Setup → Optimize → Speed optimizeを選択して、Scan ModeをHigh Level Formatに設定します。
Modeタブをクリックすると、ディスクのモードなどが選択できます。
今回はPure Diskを選択して「OK」をクリックします。
ちなみにPassword Diskを選択すると、パスワードを入力しないと利用できないディスクまで作成可能です。(データ暗号化までされているか否かは不明なので、利用時は注意ください)
後は「Start(A)」をクリックして作業開始です。
※Start(A)がグレーアウトしている場合は、キーボードの「F2」を何度か押してみてください。
まずは、「Check Flash…」の表示でメモリの状態がチェックされます。
続いて、「Erase…」の表示で初期化作業が開始されました。
初期化が完了すると「R/W Test…」と表示され読み書きテストが実施されます。
最後に、「Format…」と表示されパーティションなどが作成されます。
作業が完了すると緑色の表示となります。
ここまで1分40秒と非常に短時間でディスクの設定変更が可能です。
また7389Mだった容量が16248Mと倍増していることにも注目です☆
USBメモリの中身を見てみると初期化された状態となっています。
実際にファイルやフォルダの書き込みも可能となっています。
ディスクのプロパティを確認すると容量は15.8GBとなっています。
H2testwツールで正常動作を確認する
こちらの記事「MicroSDカード容量詐欺!容量詐欺を検証する方法」でもおなじみとなったH2testwツールで実際の動作を確認してみましょう。
★H2testw 1.4 ダウンロード ←ここからダウンロード可能です。
まずは書き込みテストが始まりました。
この時点で11GB以上書き込みできており書き込みエラーなどは発生していません。
30分ほど経過したところで16GBの書き込みが完了しました。
続いて読み出しチェックプロセスです。
この時点で13GBまで読み出しチェックOKとなっています。
ここまで50分程度かかりましたが、無事に16GB分の読み書きチェックが完了しました。
USBメモリ書き込み禁止解除のまとめ
今回は、USBメモリに搭載されているコントローラチップの設定を変更することで、書き込み禁止の解除や容量アップを行う方法を紹介させていただきました。
この製品は16GBのNANDメモリを搭載しながら、8GBとして構成されている状態でした。
もはや4GBや8GBなどの小さなNANDメモリをあえて採用しなくても、16GBのNANDメモリでも製造原価に違いが無い状態とも考えられますね。
ネット上ではレジストリ変更、パーティション操作ツール、パソコンを修理に出す、などの誤った無意味な記事が多くモヤモヤしていたので今回の記事を書かせていただきました。
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