Nikon D850のファームウェアが更新され、Ver.1.03が公開されました。
更新内容は「まれに AF 開始動作およびシャッターが切れるまでに時間が掛かってしまう現象を修正しました。」となっています。
確かに今まで使っている中でシャッターが切れるまで時間がかかった事があったような。。。
という訳で、早速新しいファームウェアにバージョンアップしてみました。
バージョンアップ作業にはPC接続用のカードリーダとSDもしくはXQDのメディアが必要になります。
今回はXQDカードを使ってファームウェアを転送してみることにしました。
まずは、普段からカメラで使っているXQDカードをカードリーダーに挿入します。
まずは「http://www.nikon-image.com」にアクセスしてファームウェアを探しましょう。
「サポート」→「ダウンロード」の順にクリックしましょう。
このページには細心ファームウェアの情報が掲載されています。
現時点ではD850用ファームウェアが一番上に記載されてるので、それをクリックしましょう。
するとD850のページが表示されました。
初期値は「説明書」になっているので、画面中央部の「ファームウェア」をクリックします。
今回は最新バージョンのVer.1.03が目的なので、迷わず、「D850用ファームウェア C:Ver.1.03」を選びましょう。
「同意する」にチェックを入れて、「ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードが完了すると、「実行」と「保存」の選択画面が表示されますが、まず「保存」してから「実行」してください。
実行しても特に画面上は変化がありません。
Windowsのエクスプローラを開いて、「ダウンロード」を開きます。
すると、先ほどダウンロードしたファイルと共に「D850Update」と書かれたフォルダが作成されています。
このフォルダを開いてみましょう。
「D850Update」と書かれたフォルダの中には「D850_0103.bin」というファイルが保存されています。
このファイルを右クリックし、「送る」→「NIKON D850」を選びましょう。
※普段使っているカードを挿入していれば、NIKON D850と表示されますが、違う場合は該当のSD/XQDを選択してください。
ファイルの転送が完了したので、Nikon D850にファームウェアを保存したXQDカードを挿入します。
Nikon D850のセットアップメニューを開いて、「ファームウェアバージョン」を選びます。
すると現在インストールされているファームウェアバージョンが表示されます。
私のD850は「C:1.01」となっていますので、若干古いですね(^^;
続けて「バージョンアップ」を選択します。
すると、「バージョンアップしますか?」の表示と共に更新前後のバージョンが表示されました。
画面を確認して問題なければ、「はい」を選んで「OK」を押しましょう。
バージョンアップが始まりました。
この間はバッテリーの着脱は当然ながら、レンズ着脱、ホットシュー、各種ボタン類などに一切触れず、完了まで待ちましょう。
体感的には2分程度かかったように感じます。
もう少し待ちましょう☆
完了すると、「バージョンアップが終了しました。電源スイッチをOFFにしてください。」と表示されます。
私は電源スイッチのOFFと共に、一度バッテリーを外して再起動させておきました。
もう一度ファームウェアバージョンを確認すると、「C:1.03」となっており、バージョンアップが成功していることが確認できました。
作業後は「バージョンアップファイルの削除」を選択してXQDカードからファイルを削除しておきましょう。
続いてSB-5000スピードライトはもファームウェアが公開されていたので、ついでに作業してみることに。
SB-5000スピードライトにはカードスロットなどは装備されていません。
では、どうやってファームウェアをバージョンアップするのでしょうか?
答えは、カメラに装着してカメラ経由でバージョンアップ作業を行います。
先ほど、D850本体のファームウェアバージョンを確認しましたが、SB-5000スピードライトを装着した状態で確認してみると。。。
Sという項目が増えており、「S:14.002」と表示されています。このSはスピードライトのSですね。
先ほどと同じく、「バージョンアップ」を選択しましょう。
すると、「スピードライトのファームウェアをバージョンアップしますか?」との確認が表示されます。
今回のバージョンアップはNikon フルサイズミラーレスZ7/Z6への対応がメインですが、念のためにアップデートしてみました。
先ほどと同じくバージョンアップには数分かかりますので、しばらく待ちましょう。
ちなみにバージョンアップ中はSB-5000スピードライトの液晶表示が消えて、オレンジのLEDが点滅しています。
完了すると、「バージョンアップが終了しました。電源スイッチをOFFにしてください。」と表示されます。
カメラ本体の電源OFFを待たずして、SB-5000スピードライトは自動的に再起動しました。
念のため、カメラ本体を再起動してからバージョン確認画面をチェックしてみました。
すると、「S:14.003」となっており正常成功したようです。
スピードライトを複数台持っている方は、スピードライトを交換しながらどんどん作業を進めましょう。
今回、SB-5000のファームウェアもアップしてみましたが、「CactusV6II」でも問題なく動作することが確認できました。
互換性は問題なさそうですね♪
基本的には機能改善というよりは、不具合対策がメインとなっていた「ファームウェア Ver. 1.03」でした。
常に最新のファームウェアをインストールしておくことで、機材の性能を最大限発揮できると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
コメント
初めてコメントさせていただきます。
2018/01/14の記事を拝見し全く同じ構成にて互換バッテリーグリップ等を導入しました。
Nikonお得意の?ファームアップによる互換品排除が不安でファームアップをしていないのですが1.03でも問題なくバッテリーグリップは秒9コマにて動作(認識)しておりますでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。
suuさん、こんにちは。
今回のファームアップですが、互換グリップおよび互換バッテリでの動作不具合は発生していません(^^)
連写速度も速いまま動作していますので、シャッターが下りない対策のファームを適用して快適な撮影をお楽しみくださいね♪