コロナ対策として加湿器が注目されているようで、今年は例年にない販売台数となっているようです。
そんなこともあり、様々な店で加湿器の取り扱いが始まっています。
今回は、「ファッションセンターしまむら」で格安販売されていた脚付き加湿器を買ってみました。
どんな商品なのかチェックしてみたいと思います。
しまむらの格安加湿器とは?
今回購入した加湿器は超音波式で税込み979円と非常に安価なモノです。
しかしながら、安さを感じさせないデザインだったので期待が高まる一品です。
しまむらで企画された商品なのか、メーカー名等は不明でしたが試しに買ってみることにしました。
加湿器のパッケージをチェック
加湿器本体はコンパクトなパッケージに収められています。
SHELF HUMIDIFIERと書かれており、方式は超音波式となります。
特徴としては、微細ミスト、静音加湿、USB電源方式、LEDライト搭載となっています。
雰囲気としては、前回分解した「加湿器MINI HUMIDIFIER ルビン」と似たような製品ですが、価格は半額以下と安価なのが特徴です。
パッケージ側面をチェックしてみましょう。
・滑り止め付き
・7色LED
・2段階噴射モード
などの機能が搭載されています。
製品仕様を確認してみた
まずはパッケージに記載された製品スペックを確認してみましょう。
「加湿器MINI HUMIDIFIER ルビン」と比較するとタンク容量は1.6倍、持続時間は2倍といったところ。
電源 | USB電源(5V/350mA) |
消費電力 | 1.75W |
本体サイズ | W84mm * D84mm * H134mm |
重量 | 230g |
噴射量 | 35ml/h |
タンク容量 | 240ml |
使用時間 | 連続噴霧モード:5時間、間隔噴霧モード:10時間 |
加湿方式 | 超音波式 |
製品外観をチェック
大体のスペックが確認できたので、次は製品の外観をチェックしてみましょう。
今回はブルーの本体を購入しましたが、脚の部分だけはライトブラウンカラーです。
付属品は交換用の給水フィルターが2本、MicroUSBケーブル、マニュアルとなっています。
加湿部分は本体上部に設けられており、全体的に丸みを帯びた優しいデザインとなっています。
見た目は地味だけど、とても優秀な脚部分です。
先端はゴム部品となっており、グラつきやスベリなどが全く生じないので、安心して使うことができます。
脚の本数は4本となっています。
あまり見かけないデザインですが、とてもオシャレな印象です。
加湿器のボトル本体を開けてみました。
上部のカバー部が加湿器本体となっており、下部のボトルは水タンクのみの機能となっています。
この辺りはUSB電源タイプの加湿器としては一般的な方式ですね。
ちなみに電源コネクタはMicroUSB Bタイプ。
世の中を考えると、そろそろTYPE-C端子に移行してほしいところですが、格安製品なので気にしてはいけません♪
電源ボタンは本体正面側に設けられており、操作しやすいデザインとなっています。
本体上部の加湿部分は超音波式の特徴である、金属プレートが見えてます。
加湿水のタンクは2重式となっており、内部は半クリアの樹脂製となっています。
水の残量が確認できるスリットも設けられており、美しい見た目と機能を両立しています。
加湿ユニット側はビス穴を隠すように防水パッキンが装備されています。
水を入れた状態で倒してみましたが漏水するような事はありませんでした。
加湿部分を分解する
では加湿部分を分解してみましょう。
加湿ユニットの防水パッキンを剥がすとプラスビスが姿を現します。
ビスを精密ドライバーで取り外してみました。
本体を開くと加湿ユニット基板が姿を現しました。
今回の機種はトランスも搭載されていました。
「加湿器MINI HUMIDIFIER ルビン」と比較すると、こちらのコストが掛かっていそうな印象です。
トランスのサイズは比較的大きなもので、基板の中で一番体積を占める部品となっています。
搭載されているICはシルク等が削られており、仕様は一切不明です。
ちなみに、操作方法は「加湿器MINI HUMIDIFIER ルビン」と全く同じ。
ICの姿も似ていることから、同じものが使われていると考えてよいのではないでしょうか。
1クリック | 連続噴霧モード (3時間で自動停止) |
2クリック | 間隔噴霧モード (5時間で自動停止) |
3クリック | 加湿停止 (電源OFF) |
1.5秒長押し 1クリック | LEDランプ点灯 (グラデーション) |
1.5秒長押し 2クリック | LEDランプ点灯 (LED発光色固定) |
1.5秒長押し 3クリック | LEDランプ消灯 |
基板裏面には4個のフルカラーLEDが搭載されており、水タンク内を照らしてくれます。
これにより加湿水残量が一目でわかるようになります。
また基板裏面には「D12N10」という型式のトランジスタが搭載されていました。
100V 12A のN-Channel MOSFETです。
超音波ディスクの駆動用としては過剰とも思えるスペックですね。
ちなみに超音波ディスクの直径は16mmとなっておりUSB電源タイプとしては十分なスペック。
加湿器として使ってみる
今回はUSBモバイルバッテリーを使って運用してみました。
間欠運転モードを使用すればスペック通りの10時間は使うことができました。
一般的なオフィスで残業まで含めてもカバーできるので、オフィスでの利用にも最適だと思いました。
また非常に省電力なのでモバイルバッテリーで数日間運用できるのも魅力です。
しまむら脚付き加湿器のまとめ
間欠運転モードが備わっているなど、他社の高価格帯の製品と同じ機能を実現しているなど、コスパ最高の製品だと思います。
また内部構造を見ても贅沢な作りで1000円以下の製品としてはこれ以上の物はないでしょう。
朝にタンク満タン給水すれば、夕方まで動き続けるなど、タンク容量と加湿量の設定も絶妙ですね。
コロナ対策で部分的に加湿したい場合など、重宝するように感じました☆
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