ドラレコ爆発寸前!ということでタイトルを書きましたが、まずは状況を書いていきます。
モノはYupiteru DRY-FH32GS、自分がメインで使用している機種です。
表面から見るとまったく問題はありません。

しかし、裏側をみると。。。
最近バックパネルが剥がれて浮き出す症状が頻繁にあらわれました。
両面テープを貼りなおしてもすぐに剥がれます。
なんど修復してもボタン側から剥がれが発生します。
車内の熱でパネルが曲がってしまったのでしょうか。

バックパネルには液晶が貼り付けされており、容易に曲がってしまうような構造でもありません。

両面テープを貼りなおそうとパネルをはがしてみると、ビスが見つかったので分解してみることに。
2本のビスをはずすと、パカッと開きました。
配線が多いですが簡単にバラけます。

メイン基板中央はカメラモジュールが取り付けされています。
フォーカス調整用のネジが切ってありますが、調整後にネジロック材で固定されているようです。
メイン基板裏面です。
表面は厳重なシールドが施されていたので触れていません。

ではフロントパネルの裏側を見てみましょう。
リチウムイオンバッテリとEDLCが装着されていますね。
んっ?バッテリが膨らんでいるような??
やっぱり膨らんでいます。
しかもメイン基板のチップ部品に接触して押し込まれたような跡まで。

パンパンに膨れたバッテリをはずしてみました。
バッテリ受け側は格子状のリブが設けられています。

当然のごとく、リブに押し付けられてキケンな状態になっていました。

もう爆発寸前、パンパンです!
リブに沿って大きな溝が出来るくらいまで圧力が高まり膨らんでいます。
元のサイズの3倍はあろうかという状況で、キケンを感じたためすぐにバッテリーをはずしました。

もうひとつの部品はEDLC,電気二重層コンデンサです。
3.5Fと大容量。普通のコンデンサが100mFなどの単位なのを考えると、その差は歴然。

つまり、バックアップはリチウムイオンバッテリーとEDLCによる二重化がされているようです。
今回は破裂寸前のバッテリーをはずして、EDLC単体として組み立てることに。

撮影中に電源ケーブルをはずしましたが、EDLCだけでバックアップ録画してくれてます!

この様子であれば、リチウムバッテリーを外したままでも問題なく運用できそうですね。
今回の結論ですが、バッテリーが膨らんだことによりメイン基板が押されて、液晶パネル部の両面テープが剥がれるという状況のようです。
パネル剥がれの修理と共に、爆発寸前までパンパンに膨らんだバッテリーが外せて良かったです♪
時間があればEDLCの容量をアップさせて余力を持たせたいと思います。
2017年9月4日 update!!
ユピテル製のドライブレコーダー「DRY-FH200」で発煙・発火に伴うリコールが発生しています。
DRY-FH32GSで発生している事象と同じ原因かどうかはわかりませんが、念のためお使いの機種を確認してみてください。
「DRY-ST1000c」との無償交換については「ユピテル社のwebサイト」をチェックしてみてください。






















コメント
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