筒井時正玩具花火製造所 国産線香花火を買ってみました。
夏の終わりといえば、やっぱり線香花火ですよね。
普段は花火セットの付属品を楽しむ程度ですが、今回は奮発して桐箱にはいった国産品の筒井時正玩具花火製造所製を購入してみました。
パッケージ。桐の箱というだけで高級感がありますが、湿度調整機能もあり、ちゃんと意味があるんです。
桐箱に焼き印が入っているのがオシャレですね。
「線香花火 筒井時正」の焼き印。
裏面には特に意匠はありませんが、製品シールが貼られています。
シールを見てみましょう。
生産者:筒井時正玩具花火製造所
所在地:福岡県みやま市高田町竹飯1950-1
TEL:0944-67-0764 FAX:0944-67-2347
e-mail:info@tsutsuitokimasa.jp
やはり日本製ということもあり、生産者の住所や連絡先もしっかりと記載されています。
火薬の薬量は3gとなっています。
では桐の箱を開けてみましょう。
桐箱は精度も高く、非常にスムースな開閉が可能です。
まさに桐たんすと同じような質感です♪
箱を開けてみました。
中にはカラー印字されたパンフレットが出てきました。すぐ花火の姿を見れない演出です。
内容物を取り出してみました。カラーパンフレット以外にも花火を楽しむための説明書まで付属しています。
「ご一読の上、お楽しみください。」と書かれていますので、しっかりと熟読しましょう☆
花火の説明書ということで、どんなものかと開いてみました。
非常に細かい説明が書いてあり、如何に拘って作られた製品であるかがわかりますね。
そして、キーポイントです。
線香花火の角度は45度がベストとの記載がありました。
今まで真下に向けて楽しむものと考えていましたが、正しくは45度だそうです(^^
また英語版の説明も併記されており、海外向けのお土産としても喜ばれそうですね。
カラーパンフレットを開いてみました。
線香花火の一生というストーリーが書かれています。
線香花火には4つのエピソードからなる物語があったんですね。しっかりと読んでおきましょう。
エピソード1 蕾
点火とともに、命が宿ったかのように酸素を吸い込みながらどんどん大きくなっていく火の玉。
今にも弾けそうな瞬間は、さながら花を咲かせる前の「蕾」のようです。
エピソード2 牡丹
やがてパチッ、パチッと一つずつ、力強い火花が散り出します。称して「牡丹」。
迷いながらも一歩一歩進んでいく青春時代を彷彿させます。
花火の感覚は、徐々に短く…。
エピソード3 松葉
やがて勢いを増し、「松葉」のように次々と火花が飛び出します。
結婚や出産、子供の成長…
優美な火のアーチを眺めていると、不思議と幸せな出来事が重なります。
エピソード4 散り菊
火花が一本、また一本と落ちていく「散り菊」。
静かに余生を送る晩年といえます。
赤から黄に変わった火の玉が光を失った瞬間、線香花火の一生は幕を閉じるのです。
このような壮大なストーリーに思いをはせながら楽しむのも良いものですね。
そして裏面には花火の製造工程にまつわる話や、素材へのこだわりなどが沢山書かれています。
読み応え十分な内容となっています。
ちなみに線香花火は2年3年と寝かしておくことで、さらにその美しさを増すようです。
桐の箱で保管しておくことで、良好な状態で熟成が進むとの事ですので来年用に少し残しておきましょう。
ではいよいよ花火とご対面です。
和紙に包まれた花火を取り出してみましょう。
伝統のひかり、と書かれた台紙に丁寧に差し込まれた線香花火。
一束はこのように数本がまとまった状態になっています。
線香花火を構成する和紙も良い素材のものが使われており、適度なコシがあります。
先端の火薬部分です。
手作りで生産されたのが一目瞭然ですね。カラフルな安物の線香花火とは一線を画す感じです。
そして持ち手側。
こちらも丁寧に丸められた和紙が非常に美しい姿をしています。
そして、このセットにのみ付属しているのがこれ!
持ち手部分が花びらの形になった特別な線香花火です。
花火をまとめている和紙は葉をイメージしたもの。非常に美しいですね。
一輪の花は複数の線香花火が集まってできています。
線香花火一本当たりひとつの花びらがついています。これが集合することで一輪の花を構成しています。
通常の線香花火としては橙色のもの。
また藍色のものなど、どれも美しい色合いです。
筒井時正玩具花火製造所の花火を楽しむには、伝統の和ろうそくがふさわしいですが、非常に高価なもの。
今回はカメヤマロウソク製の虫よけキャンドルを使ってみました。
このように4個入りで、数回に分けて花火を楽しむには最適です。
虫よけ成分は柑橘系の香りで、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私はお気に入りです。
では実際に点火してみましょう。
火の散り方、大きさ、色合い、どれをとっても安物の線香花火とは全く違います。
点火して少し時間がたつと、非常に広範囲に飛び散る火の粉。
ゆっくりと、美しく、長時間にわたって散り続けます。
こちらは別の日に撮影したもの。
湿度や温度などの違いからか、先日とは違った表情を見せる線香花火。
表情は違えど、美しいことに変わりはありません。
写真では伝わりませんが、非常にゆっくりとした火の散り方が印象的でした。
いかがだったでしょうか?
筒井時正玩具花火製造所の花火を楽しんでみましたが、やはり国産ならではの高品質を体感できました。
安物の線香花火だと燃える速度も速くあっという間に終わりますが、この線香花火は状況次第では2分以上燃え続けます。
ぜひ、国産の本物、筒井時正玩具花火製造所製を試してみてください。
コメント
正しくは
tokimasa
ですね。いつも楽しく読ませてもらってます。
ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。
いつもご覧いだきありがとうございます。これからも楽しいサイトを目指して頑張っていきます!