Nikon SU-800 ワイヤレススピードライトコマンダーですが、SB-5000導入に伴い購入を検討していました。しかし純正品は価格が高いことと、電源としてCR123Aリチウム電池を必要とします。今回はそのような点でアドバンテージのあるサードパーティー品を購入してみました。
メーカーは「DEBAO」で、型式は純正と同じ「SU-800」となっています(^^
赤いパッケージとなっているSU-800、Nikonとはイメージカラーが違いますね(笑)
パッケージを開封してみました。
DEBAO SU-800の文字。最初に出てきたのはユーザーマニュアルです。
マニュアルと本体を取り出してみました。
なんと本体は携帯用ポーチまで付属しています。格安品なのに素晴らしいサービス♪
携帯用ポーチから、本体を取り出してみました。
心配していた「DEBAO」のロゴマークはなく、ブラックで統一されたシンプルなデザインが好印象。
背面の操作パネル。液晶パネルとプッシュボタンで構成されています。
本体下部のマウント部。
本体シューとの固定はネジタイプ。接点数の多さがi-TTL対応の証ですね。
本体上部のカバーを開いてみました。
Nikon純正はCR123Aリチウムバッテリーが必要ですが、DEBAO製は一般的な単3電池が利用可能♪
これは非常に大きなアドバンテージですね。
今回はエネループを2本セットしてみました。
どこでも簡単に入手できるバッテリーが使えるのは本当にありがたいです。
そして、発光パワーの強さやチャージサイクルの短さなど、バッテリーからくる恩恵も大きいんですよね。
電源をいれてみました。
青いバックライトが特徴的な液晶画面です。
デフォルトではグループA、グループBともにTTLモードとなっていました。
マニュアルによるとTTL表示はNikonで言うi-TTLモードということです。
TTLモードですが、グループごとに0.3EV単位での発光量調整が可能です。
これは純正スピードライトと通信して明るさを調整する機能が備わっている証拠です。
暗い方は -3.0EVまでと、広範囲に調整可能です。
これがグループ別に個別設定できますので、スタジオ撮影等でライティングを楽しむ方にも問題はなさそうですね。
またリピーティング発行など、特殊な発光コマンドに関してもSU-800から制御可能です。
すこしマニュアルに目を通してみましょう。
このページは先ほど紹介したi-TTLベースの制御にEV調整を行う内容が記載されています。
普段使いとしては最もよく使うモードではないでしょうか?
これはグループBに対して、スピードライト内蔵センサーによるオート発光をさせる設定。
グループAはi-TTL、グループBはオートと個別に設定可能です。
これはグループCに対して、完全マニュアル制御の信号を送信するパターンです。
複数のスピードライトにi-TTL、オート、マニュアルと違う制御信号を同時送信可能です。
SU-800さえあれば、コマンダーモードを持たないD3x00/D5x00シリーズでもワイヤレスライティングを楽しむ事が可能です。
実際にサブで利用しているD3300に装着してみました。
一般的なクリップオンストロボよりもコンパクトなので、エントリー機に装着しても違和感はありませんね♪
ちなみに、AF補助光の機能も備わっており、SU-800では赤色レーザーが装備されています。
純正のムギ球とは違う感じですね。
ちなみにSU-800のAF補助光ですが、このようなレーザー式エイミングになっています。
カメラ本体の内蔵補助光と比較すると、高速でフォーカシングしてくれるように感じます。
被写体が平面のものであってもレーザー式なのでキッチリと合わせられるのは大きなメリットですね。
SU-800を上から見るとこのような感じです。
バッテリーは装着したまま上部から交換可能で、無駄なロゴもなくスッキリした感じ☆
ちなみに純正品にはない特徴として、ヘッドの角度が調整可能なんです。
何段階かでクリック感があり細かく設定可能です。
ちなみに最大まで回すと、、、なんとこんな所まで調整可能です。
右も左も同様に-130°~+130°の範囲で角度が調整できます。
縦撮りや後ろに設置したスピードライトに関してもしっかりと制御信号を届けることが可能です。
DEBAO製マニュアルに記載されているSU-800の仕様書です。
ニコン純正とDEBAO製でスペック比較してみました。
Nikon純正 SU-800 | DEBAO製 SU-800 | |
発光パワー | 13W | 20W |
到達距離 | 20メートル | 35メートル |
ヘッド角度 | 正面固定 -0° | 左右可変 -130°~+130° |
発光サイクル | 4秒以下 | 2秒以下 |
使用バッテリー | CR123A | 単3電池(eneloop) |
ほぼすべての項目で純正品を上回るスペックを実現しています。
発光サイクルが半分以下であること、これに関しては撮影時のストレス軽減にも直接影響する部分ですので、バリバリ撮影する方はぜひ試していただければと思います。
また発光パワーが強いということは、野外での撮影でもワイヤレススピードライトが発光しない!といった状況を回避できる可能性が高くなります☆
いかがだったでしょうか?
スピードライトは純正命!という方も多いようですが、ライティング関連はサードパーティー製が豊富ですので、まずは色々なモノを試してから判断されるのも良いかと思います♪
コメント
この記事を読んで同じ製品を買ったのですが、電源が入りません。マニュアルが北京語なので読めませんし、自分の言語読解能力で判断する限り電源の入れ方に関する記述自体がありません。それ故、不良品なのかも分かりません。電源の入れ方を教えては頂けないでしょうか。
兵頭よしたかさん、こんにちは。
電源スイッチですが、右下のスライドスイッチになります。
ここを操作しても反応がないのであれば、初期不良もしくは電池不良の可能性がありますね。一度購入元に確認されてはいかがでしょうか。