年末になって寒い季節がやってきました。
書斎でのPC作業や空調環境の悪いオフィスなど、手が冷えてPC操作が捗らない事も多いかと思います。
まず分解。でも記事執筆作業のスペースには空調がなく記事執筆のペースが悪くなりがちです。
そこで、対策としてヒーター内蔵マウスを購入して快適な環境づくりに挑戦してみました。
ヒーター内蔵マウスとは?
USB接続のマウスといえばPC等で利用する一般的なモノですが、ゲームに特化したゲーミングマウスやトラックボールタイプのモノなど用途に合わせて多数の製品が販売されています。
その中で寒い冬に最適な、ヒーター内蔵マウスというものをamazonで見つけたので購入してみました。
過去にはゲーミングマウスで冷却ファンを搭載した製品は多数見かけた事がありますが、ヒーター内蔵タイプはなかなか店頭では見かけない製品です。
ヒーター内蔵マウスが届いた!
amazonからヒーター内蔵マウスが届いたので、さっそく開封してみました。
マニュアル等は含まれておらず、ただ段ボール箱にマウスが入っているだけです。
外観は一般的なマウスと変わりはなく、見た目にヒーター内蔵タイプだとは分かりません。
これはオフィス等での利用に際しても、周りの目を気にすることなく利用できるので評価できるポイントですね☆
ケーブルやUSB端子などはゲーミングマウス風の仕上げになっていますが、カラーがブラックということもあり違和感はありませんね。
一般的なマウスとの違いは?
まずはマウスの外観を中心にチェックしてみましょう。
従来ヒーター内蔵マウスといえば、ケーブルの中間にスイッチがついていたり、特異なイメージがありました。
しかし、このマウスは外観は一般的なマウスそのもの。イルミネーションが派手なこともなく、特殊なイメージがなく利用できます。
裏面を注意深く確認すると、超小型スライドスイッチの存在が確認できますね。
スライドスイッチの部分を拡大してみました。
OFF ⇔ LOW ⇔ HIGHと切り替えできるようになっており、これがマウスのヒーター部分のスイッチになります。
OFFでもマウスとしては利用可能となっています。
ヒーター内蔵マウスの温度を測定してみた
ではヒーター内蔵マウスとしての実力をチェックしてみましょう。
amazonでは「あったかマウス」等の名称で販売されていますが、本当に暖かくなるのでしょうか?
まずはヒーター出力をLOWにして電流を計測してみました。
電流は5V/0.55Aとなっており、マウスとしては非常に大きな電流が流れています。
実際の温度を計測した結果です。
室温は25℃程度の環境ですが、マウスの電源が入っていない状態で22.3℃となっています。
ほぼ室温と同じ温度です。
では実際にマウスをPCに接続してみました。
スイッチはHIGHの位置となっており電流は5V/1.35Aの状態です。
電源投入から1分後の温度は37.9℃となっており、少し温まったかな?と感じる程度です。
電源投入から2分後です。
42.4℃となっており明確に暖かい!と感じる温度になりました。
その後、10分程度放置すると47.3度まで温度上昇して安定しました。
この状態だと熱い!と感じるかもしれませんが、マウスを手に持っているとそこまで温度上昇することなく快適に利用できています。
ちなみに掌の部分がこの温度ですが、クリックボタンの部分は38℃程度と若干低めの温度となりました。
※温度に関してはPCの電源供給能力により上下すると思われますので、必要に応じてスイッチをLOW⇔HIGHで切り替えて利用しましょう。
ヒーター内蔵マウスを分解してみる
ヒーター内蔵マウスは冬場のPC作業には欠かせない重要アイテムとなっていますが、その仕組みはどのようになっているのでしょうか?
まずは分解して内部構造をチェックしてみたいと思います。
まずはマウス裏面のソールを剥がします。
するとソールの裏側にプラスビスが現れました。
プラスドライバーでビスを外しましょう。
ビスを4本外すと、パカッとマウスが開きました。
マウスの上カバーに配線が伸びており、少々組み立て性が悪いように感じますね。
温度調整は抵抗を通してヒーターに給電するか、直接給電するかを切り替えしていました。
ちなみにヒーターはフィルムヒーターが表カバーの内側に挟み込まれており、マウス本体を効果的に加熱してくれます。ヒーター自体の出力等は不明でしたが、5Vでも十分に発熱する能力があるように感じました。
ヒーター内蔵マウスを使ってみて
やはり冬場に手指を温めたりしながら作業していると効率が悪かったのですが、一気に作業環境の改善になりました。
またヒーター機能だけをハードウェアスイッチでON/OFF出来る構造というのは様々な面でありがたいですね。モバイルバッテリーを使うことで単体のヒーターとしても機能します。
マウスとしての機能面ではDPI切り替え機能、サイドスイッチ、サイレントクリックボタンなど一般的な利用には必要十分な機能がそろっています。
裏面のソールが安物で若干スベリが悪いですが、そこさえ気にしなければ冬のアイテムとしては手放せないものになりますね。
寒いオフィスで苦しんでいる方には、是非お勧めしたいマウスです☆
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