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TAMRON 150-600 F/5-6.3 Di VC USD G2 A022Nのフード改造。

写真

サーキットや野鳥撮影で使っているA022Nですが、レンズのサイズが大きい事もあり、フィールドでのレンズ交換には少々苦労が伴います。
センサーのダスト対策なども考えれば、本来はレンズフード側を下にしてレンズ交換したいのですが、環境によっては難しい事も。
そこで、標準のフードに溝ゴムを取り付けすることで、この問題を解決することが出来ましたので、その手法を紹介します。

TAMRON 150-600 F/5-6.3 Di VC USD G2 A022Nです。

普段はこのように、カメラボディ側を下に置いた状態で交換するしかありません。

しかしセンサーのダスト対策を考えれば、このようにレンズを下側に置いて交換したいところ。
室内等であれば問題ありませんが、野外のフィールドで同じ事をやればフードは短期でボロボロになりそうです。

まだまだキレイなレンズフード。この状態を維持したいところ(^^

というわけで、ホームセンターコーナンで溝ゴムを買ってきました。


溝ゴムとはこのようにV字やU字の形に形成されたゴムの事です。
これをエッジ部分に差し込む事で、エッジ部を保護したり、エッジ部でケガすることを防いだり、そんな用途のゴムです。

購入したものは「八幡 溝ゴム ボビン巻 #94 100m」です。
JANコードは4979874025333となっており、どこでも購入可能です。
今回はホームセンターでの切り売り品を1m購入しました。

レンズフードの先端部分は直径が125mmほどあります。

この数字をもとに円周率をかけて必要な溝ゴムの長さを算出しましょう。
125mm×3.141592

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393mmという結果になりました。

という訳で、溝ゴムを必要量切り出します。

そして、あとはレンズフード先端に差し込んでいくだけ!!
と言いたいところですが、やはり固定が弱いです(^^;

そこで今回は0.2mmの激強力両面テープを活用して固定してみたいと思います。

この激強力両面テープは基材レス仕様なので、長期使用でも安定した接着力を実現しています。
購入したものは「和気産業 激強力両面テープ マルチ ( 8511200 )」です。
JANコードは4903757301221となっており、どこでも購入可能です。

このようにエッジ部分に折り返すように両面テープを施工します。

そして溝ゴムを押し込むように接着していきます。

ぴったり一周巻き終わりました。
両面テープの施工個所を多めに取ることで、強度もしっかりしており外れる心配もなさそうです。

溝ゴムなので、フード内側へのはみだしも最小限。
ケラレ等の画像影響も皆無なので安心して撮影に望めます。

溝ゴムを施工したことで、レンズフードを装着したまま地面においても大丈夫になりました。

実際にサーキット等でコンクリートやアスファルトの上に置いて使っていますが、安定度は抜群です。
レンズ交換もカメラ側を回すように操作することで、簡単かつ確実に作業できるようになりました。

今回の内容は非常に簡単な加工です。
同じレンズをお使いの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
レンズフードをキズから守るだけではなくレンズ交換が容易になるので、レンズ交換時の落下事故なども防止できるのではないでしょうか。

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