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レトロゲーム搭載のゲームボーイ風iPhoneケースを分解してみた。

スマートフォン

レトロゲーム搭載のゲームボーイ風iPhoneケースを入手したので早速分解&改造してみることに。
まず分解。は基本的にAndroid派なのです。
今回はケースを装着してみたい気持ちから、ほとんど使ってないiPhoneを取り出してみました。

数か月ぶり?に充電すると無事に起動したiPhone7
一応SIMフリーで128GBあるのでそれなりには使えるハズ(^^;

裏面にはどこの家庭にも転がっている、カッティングプロッタで切り出したURLステッカー。
今回のケースを装着すると見えなくなるというオチもありますが。。

今回購入したiPhone用ケースです。
iPhone7/8両対応なので、カメラ穴は大きめになっています。

そして何故かケース内側に電池ホルダーのようなものが。。。
ココにはCR2032バッテリが入るようになっています。

なぜ電池が必要なのか??
そう、この形状からわかる通り実際にゲームが出来るiPhoneケースになっています。

では早速分解してみましょう。
ケース内面のシールにはビスが隠された場所があります。
指で押さえればすぐにわかるので、そのまま精密ドライバーを突き刺して分解しましょう。

というわけで、数本のビスを外すと、内ブタがパカッと開きました。

基板と液晶モジュール、スピーカーなどを取り外します。
特に固定もされていないので、持ち上げるだけで簡単に外れました。

ケース内面はこのようになっています。
液晶部分にはプラスチック製の保護カバー、各種ボタンはメンブレン仕様です。

ボタンはブラック、グレー、レッドとゲームボーイ風のカラーを再現。

メイン基板と液晶モジュールをチェックしてみましょう。
こちらの面は基板に部品は搭載されていません。液晶モジュールと基板はヒートシールコネクタで接続されています。

反対面を見てましょう。

メイン基板の要は、中央部の黒いCOBパッケージ。
チップコンデンサ等の外部部品は見当たりません。なかなかの集積度ですね(笑)

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このようなケースで気になるのは、画面部分へのホコリの侵入でしょうか。
幸いこのプラスチック製の窓は全周が両面テープで接着されており、ホコリの侵入は大丈夫な感じ。

しかし、裏面は液晶が置いてあるだけで隙間だらけなんですね。
このままだと持ち運びしている間にホコリが侵入しそうです。

そこで、今回は特殊な両面テープを用意しました。
主にスマートフォンの防水シールや液晶パネルの固定に使われている高機能な両面テープです。

このように細く、薄いので今回のようなシール作業には最適です。

液晶パネルが接触する部分全周に両面テープを貼り付けました。
角の部分を含めて隙間ができないように施工しましょう。

そして離型紙を剥がしましょう。
この時、画面部分に傷をつけたり汚れを付けないように注意が必要です。

そして液晶モジュールをペタリと貼り付けます。
シッカリと押さえつけて接着しましょう。

最後にメンブレンのボタン類を戻してから、基板を戻します。

無事に組みあがった、ゲームボーイ風iPhoneケース。
これでボタン部分やカメラ穴部分からのホコリ侵入にも強くなりました。
また液晶をキッチリと接着したことでケース自体の剛性も格段にアップしています。

正面から見ればiPhoneそのもの。特に違和感のないデザインが良いですね。

このようにiPhoneの携帯性を損ねることなく、ゲームボーイ風のデザインに仕上がっています。
電池を入れなくてもケースとしてもなかなかの質感で、ボタンが押せるあたりなかなか楽しいですね。

ケースとしては少々厚みがありますが、iPhone本体をしっかり保護してくれると考えれば問題ないレベルです。

実際に持ち歩いてみると、ゴム製のボタンが滑り止めの役目も果たすため、思った以上に機能性の高いケースでした。
もしiPhoneのバッテリが切れても、ゲームボーイ部分はボタン電池のみで動作するので、暇つぶしにもぴったり。

思いのほか高い質感に満足しています。
ゲームボーイ風のイラストが印字されたようなケースとは一線を画す、素晴らしいケースです。
価格も安いので試してみてはいかがでしょうか?

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