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ヒートパネル付きカセットコンロを検証する。

レビュー

ヒートパネル付きカセットコンロを買ってきたので、実際の効果を検証してみたいと思います。
ヒートパネルとはカセットコンロのガスボンベを加熱することで、残り少ないボンベでも内圧を上げて火力を維持するための物です。
実際にどの程度温度が伝わるのかを検証してみたいと思います。

今回入手したのはニチネン製のBLAZE KC-338です。
燃焼パワーは3,000Kcal/hとなっています。

点火方式は圧電点火方式、安全装置には圧力感知安全装置が装備されています。
ヒートパネルによりガスボンベを加熱するので、この装備は必須ですね。

ひとまず中身を見てみましょう。
取扱説明書や安全のしおりなどが出てきました。

経年劣化に関する注意書きです。

ゴム製のOリングが使われており、ここが劣化することでガス漏れにつながります。
最近は中華系の格安白物家電なでも売っていますが、やはり国内メーカー製が安心ですね。

滅多に読むことはありませんが、マニュアルを熟読してみました(笑)

禁止事項だけでもこれだけたくさんの項目があります。
ガスや火を使う製品ということで、確実にチェックが必要なポイントです。

また故障時のトラブルシューティングについても詳しい記載がありました。
これはこの機種に限らず一般教養として覚えておくとよさそうですね。

主要諸元です。
ガス消費量は250g/hとの事ですので、ガスボンベ1本で1時間使える計算になりますね。

トップから見た写真です。
シルバーとブロンズのツートンカラーになっています。

新品なのでピカピカです☆

操作パネルです。
ここでスロットル調整などが可能です。

トッププレートを外してみました。
バーナー部やヒートパネルが見えています。

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バーナー径は70mm仕様でハイパワーな燃焼を実現しています。

これがヒートパネルです。
初めてみる構造ですが、バーナーの熱をガスボンベに伝えて加熱する方式のようです。

スロットル部分です。ガス流量の調整や安全機構などが組み込まれています。

あえて室内を寒くして実験開始です。
現在のヒートパネル温度は14.7℃

ガスボンベの温度は14.1℃

では点火!

非常に美しい燃焼状態です。

単焦点レンズで何枚も写真を撮って楽しみました(笑)

この状況で正確に計測できている気はしせんが、バーナー部の温度は165℃
触ると確実にヤケドするやつです。

ヒートパネル部分を見てみましょう。
炎がかすかに触れる程度の接触をしています。
バーナーに直結されているわけではないので、極端な高温にはならないように感じます。

3分燃焼したところで、ガスボンベの温度を計測してみました。
先ほどは14.1℃だったものが15.2℃まで上昇しています。

素早くガスボンベを外してヒートパネルも計測。
こちらは14.7℃から29.5℃となかなかの速度で温度が上がっています。

ヒートパネル付きはなかなかの効果がありそうですね。
とくにガス残量が少ない時にパワー落ちしないので火力調整もらくらく。

点火時のスパークを撮影してみました。
一眼レフのスローシャッターを使えばこのような撮影も簡単♪

ヒートパネル付きは。適度にガスボンベを加熱して燃焼圧力を維持してくれるので、ガスを最後まで使い切れるのがメリットです。
ガスが残ったまま捨ててしまうと、ゴミ処理段階での危険もありますので古いコンロを使われている方は買い替えを検討されるのも良いのではないでしょうか。

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