サーキット走行の際に、自動的にタイム計測してくれる便利な機器。
それが今回修理する「HKSサーキットアタックカウンター」です。
今回の症状は液晶バックライトの不点灯。
症状はこんな感じで叩くと点灯するということで、ハンダ不良の可能性が。
まずはクルマから取り外し、分解してみましょう。
裏側のビスを4本はずすと、パカッと開きました。
圧電スピーカーとメイン基板がつながっていますので、作業中は断線に注意しましょう。
基板の拡大写真。
まずはハンダクラックを探してみますが、とくに問題点は見当たらず。
基板を取り外して液晶面を観察してみることに。
通電すると、ボタン用の赤いLEDは点灯するも、液晶バックライトは点灯しません。
バックライトの構造を確認してみましょう。
液晶パネルの足の内側にLED基板が装着されています。
かるく指で触れてみるとバックライトが点灯。
ということは、この基板に問題があるということですね。
個の基板は液晶パネルの足の内側なのでちょっと面倒では。。。
まずは裏側のチップ抵抗を検査します。
が、ハンダクラックは見当たらず。
そして、基板の左側を見ると、半田が外れて基板が浮いていました。
ここなら、液晶パネルを取り外さなくても修理できそうです!
見た目はキレイではありませんが、鉛入りのハンダをしっかりと足しておきました。
熱や振動が多い環境で使用する場合は鉛フリーよりも旧来のハンダが良さそうと考えていますが、果たして??
そして、通電すると無事にバックライト点灯しました。
ケースに組み込んで動作確認OKとなりました。
フタをする際は、エアダスターやトレシーを利用して、表示部をキレイにしてから組み付けしましょう。
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