夏本番!ということで、車を運転する際にはカーエアコンが欠かせない季節になってきましたね。
ところが、久しぶりに冷房を入れてみると「ぷぁ~ん」と異臭騒ぎが。。。
今回はお手軽な方法でエバポレータやドレンパンを清掃して匂いのもとを除去してみることにしました。
用意したものは「アースエアコン洗浄スプレー」と「耐油ホース」の2点です。
本来は家庭用ルームエアコン用の洗浄スプレーなので、カーエアコンには利用不可となっています。
もちろんそんなことは気にせず、毎年施工していますが12年目を迎えた車で故障は発生していません(^^;
本来の利用方法はスプレー缶に詳しく書いてありますが、今回はパスです(笑)
まずは耐油ホースを噴射口の部分に差し込みます。
スプレー缶にセットしたままだと、差し込み時に洗浄液が噴出する恐れがありますので、スプレー缶から外して作業すると良いでしょう。
今回の車両はホンダフィット1.5です。
まずはエアコンフィルターの取り外しから。エアコンフィルターはこの中に入っているので、パカッと開きましょう。
ダッシュボードを開きました。
私はこの中にe-Manageや各種電装パーツを仕込んでいます。
e-manageを固定しているトレイは、力を入れて手前に引っ張ると簡単に外せます。
その奥に目をやると、AIR FLOW↓と書かれた白い樹脂パーツがあります。
これがエアコンフィルターになっているの取り外しが必要です。
左右の爪を引っ張ると簡単にはずれます。
手前に引き出して取り外しましょう。このときエアコンフィルター上部には外気取り込み時のダストが乗っていますので、傾けないよう慎重に取り外しましょう。
外したエアフィルター。まずはこれが綺麗であることも前提条件になりますので、エアー等で清掃しておくか、新品に交換しましょう。
フィルターを外すと、奥に丸いファンが見えます。
これは、ルームエアコンでいうところのクロスフローファンと同じ役目の送風ファンです。
送風中は高速回転しますので、ふいに手を入れるとケガの恐れがあります。注意しましょう!
今回はこの部分を清掃するので、先ほどのホースの先端を差し込みます。
作業時はエアコンを完全停止して、ファンが停止した事を必ず確認してください。
また、手前の配線部分にウエス等を置くと確実に吸い込まれます!!
このように洗浄用ホースを差し込む際も、ファンに接触しないよう注意してくさいね♪
ここまで準備できたら、エンジンを始動します。
そして内気循環で風量全開にセットします。これでクロスフローファンの部分から結構な勢いで吸気が始まります。
あとは、ホース先端がファンに巻き込まれないように注意しながら、スプレー缶一本分を使い切りましょう。
ココから注入することで、クロスフローファン、熱交換器、ドレンパンのすべてが洗浄可能です。
作業中は盛大にドレン排水から薬剤が出てきますが気にせず作業しましょう。
すべての洗浄液が出し終わったら、一度送風を停止して、フィルター類を元に戻しましょう。
そして、再びいつも通りにエアコンを動かしてみると。。。
もう異臭騒ぎとは無縁になりました(^^)
車種によっては構造の違いからトラブルが発生する恐れもありますので、最初は少量ずつ試すのが良いかもしれませんね!
コメント
驚きで声に出して笑うほど臭いが消えた、ありがとう
dummyさん、こんにちは。
においが解消してよかったです!
比較的簡単な方法なので、夏本番を迎える前に毎年施工しておきたいですね(^^
はじめまして。こちらを参考に作業予定ですが、
ホースの先は何センチぐらい差し込んだらいいですか?
rioさん、こんにちは。
エバポレーターの洗浄ですが、内部でシロッコファンが回転しているので、そこに当たらない程度までが良いと思います。
手を入れたりするとケガの恐れもありますので、内部をよく観察しながら作業してくださいね。
詳しい紹介をありがとうございます、大変参考になりました。
近日中にチャレンジする予定です。
以下一言構いませんのご教授のほど宜しくお願い致します。
・ホースを使用せず、スプレーの勢いだけで施工するのはおススメできませんか?
・ホースがあっても勢いよく噴射されますか?
・ホースはサイトにジャンプできた 5φX8φX1m 105-078がフィットしますでしょうか
MIXさん、こんにちは。
スプレーの勢いだけだと、外側ハウジングにだけ薬剤がかかって効果が出ないように感じます。
ホースがあっても勢いに差は出なかったように思いますよ。
ホースサイズは少々合わなくても最悪は伸ばして差し込む、結束バンドで絞めこむなど、そんな感じでOKです♪
心配であればホームセンター等でスプレーとホースを合わせてみて、ぴったり合うものを選ぶとどうでしょうか?