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USBケーブルの限界を計測(急速充電まとめ)

分解&工作

では各ケーブルの能力を計測してみたいと思います。
今回はこのような環境で計測してみました。
給電側は「バッファロー BSMPAC02」と計測器は「CENTEC USB負荷テスター」です。
今回は頑張って全8種類を一気にテストします!

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まずはじめはこの商品です。
配線長が短く、ケーブルも太めなのでかなりの成績が出るかもしれませんね!

選手①
データ通信対応タイプ(コード長30cm)

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今回の計測方法としては標準的な充電を想定して、1.5A時の電圧降下を計測する方法を採用しました。

まずは1.5Aを流してみます。これは楽々クリア!

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そして1.5A時の電圧を見てみると4.85Vとなりました。
なかなか優秀ですね!

 

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そしてもうひとつのテストは3.5Aの最大電流を流した場合の電圧降下を計測してみます。

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3.5A時で4.47Vとなかなか頑張ってくれるコードです。

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100円でこのクオリティはなかなかですね!
これならデータ通信も出来て、なおかつ急速充電にも耐えてくれそうな気がします♪

 

次はこの商品です。最近店頭に並び始めた布スリーブタイプでオシャレな感じ♪
さて性能はどうでしょうか!?

選手②
充電専用タイプ(コード長50cm)

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まずは1.5Aを流してみます。
電圧は4.86Vとこれもなかなか優秀です!

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3.5A時の電圧は4.46Vでした。

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先ほどの白いケーブルと同等の性能がありますね!
手触りや質感もよく布スリーブ自体の耐久性もありそうですね。

 

どんどん行きます。
次はこれです。先ほどの布スリーブと同じ長さですが、ケーブルはしなやか。

選手③
充電専用タイプ(コード長50cm)

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1.5A時の電圧は4.52V。ちょっと低い感じですね。

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そして、3.5A時は。。。
という前に2.6Aで電圧降下が1V以上発生し、保護機能が働き停止してしまいました。

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ここまで電圧が落ちてしまうとダメですね。。。

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このケーブルは普通に使う分には問題なさそうですが、急速充電に近い状態だと電圧降下が大きくうまくいかないかもしれません。
また計測時のハーネスもかなり発熱しており、限界付近での連続使用は危険かもしれません。

 

次は”きしめん風”のフラットケーブルです♪
これはどんな性能でしょうか??

選手④
充電専用タイプ(コード長30cm)

 

 

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1.5A時に4.78Vとなかなか頑張っています。

DSC_2988

 

 

3.5A時の電圧は4.28Vとかなり落ち込む結果になりました。

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先ほどのケーブルよりは頑張っていますが、大電流時の電圧降下が大きいですね。
30cmと短いケーブルでこの結果なので、中の芯線は細いものが使われているのでしょうか。

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次は携帯に便利な巻き取りリールタイプ。
長さも70cmと長めで便利ですね。

選手⑤
充電専用タイプ(コード長70cm)

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まずは1.5A時の電圧ですが、4.2Vともう限界ぎりぎりです。
やはり細くて長い線なので送電ロスがとても大きいのでしょうか。

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もう無理と分かっていながらも、3.5Aテスト開始です。
はい、1.81Aで保護停止してしまいました。

DSC_2999

このケーブルを使うと充電が遅いと感じていたのですが、結果を見て納得です。
大電流用途に巻き取りケーブルは向かないようですね。

 

次はモバイルバッテリーで重宝しそうなショートケーブルです。

選手⑥
データ通信対応タイプ(コード長8cm)

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1.5A時の電圧は4.87Vと細いながらも頑張っています。

 

 

DSC_2975

 

 

そして3.5A時は4.47Vとしっかり3.5A負荷に耐えてくれました。

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やはりケーブル長が短いと細い線でもそこそこの能力があるようですね。
ただしケーブルは結構発熱していたように感じます。

 

そして、次もショートケーブルですが、イヤホンのように細い線です。
どこまで耐えられるでしょうか。

選手⑦
充電専用タイプ(コード長10cm/伸ばした状態40cm)

DSC_2963

 

 

1.5A時の電圧は4.38Vとやはり低め。

DSC_3002

 

 

となれば、3.5Aテストの結果は、、、
2.26Aで保護停止しちゃいました。

DSC_3003

このケーブルは延ばすと40vm近くあるので、細く長くと今回のテストには不向きですね。
ただ、携帯性は良いと思います。

 

最後は顔が光る不思議なケーブルです。

選手⑧
データ通信対応・どこかの通販で購入した光るケーブル(コード長96cm)

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まずは1.5Aテスト!
と言いたいところですが、ここで問題発生です。

1.5Aすら流せませんでした。

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1.34Aで4.06Vまで電圧降下してしまうという事態に。
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このケーブルだと殆ど急速充電できないのではないかと思います。
データ通信自体も安定しないので、品質はそれなりということでしょう。

 

最後に、今回の計測器に付属するコードで再計測してみましょう。
1.5A時の電圧は5.03Vとまったくロスが感じられない電圧です!

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そして、3.5Aを流しても4.87Vと通常のケーブルの1.5A時と変わらぬ電圧です。
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このケーブル単体で販売されれば是非購入したいですね!

様々なMicroUSBケーブルが販売されていますが、太く短くの原則に従い購入すればハズレは少ないかと思います。
スマートフォンの充電が遅い!と感じたときはケーブルを交換するだけで劇的に改善される可能性が伝わったと思います。

 

今回のテストでは3.5Aを流すテストを多用しましたが、本体やケーブルが非常に発熱するテストとなりました。
3.5Aテストによるオーバーヒートの様子

皆様も実験される際は、ヤケドや火災などに十分注意してください。
また新しいケーブルを入手したらテストしてみたいと思います!

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