友達のスマホから充電をシェアしよう!スマホからスマホに充電!
スマホのバッテリーが少ない、そろそろ充電したい。そんな時に肝心のモバイルバッテリを忘れたら・・・
という事に備えて、他人の?スマホをモバイルバッテリ代わりに使えるグッドアイディア!
名付けて「スマホ盗電ケーブル」の作成です(笑)
今回作成するケーブルは、「Androidスマホ」→「Androidスマホ」、または「Androidスマホ」→「iPhone」という充電が可能となるものです。
スマホ盗電ケーブルはこんなにコンパクト。カバンやポケットにサッと入れておけます。
さりげなく、スマートに盗電するには最適ですね(笑)
使い方はとっても簡単。
赤コネクタは電気を分けてもらうスマホに接続します。
そして青コネクタを充電したいスマホに接続するだけ。本当に簡単です。
スマホ盗電ケーブルの青コネクタを接続したスマホ、液晶には充電中の文字。
スマホ盗電ケーブルは赤コネクタから青コネクタに電力を移動させる能力を持っています。
この接続だと、黒いXperiaZ4が充電される状態です。
そして、ケーブルを逆向けに接続すると、白いXperiaZ4が充電されるようになります。
MicroUSB→Lightning変換コネクタを活用することで、iPhoneの充電にも対応♪
幅広く活用可能ですね(^^
ココからはケーブルの作成方法です。
基本的にはMicroUSBコネクタと半田コテがあれば大丈夫。
工作などが得意な人であれば1時間程度で完成すると思います。夏休みの工作にも最適ですね♪
まずはケーブルの結線図です。
給電側と受電側の違いは結線が一か所違うだけ。あとは同じように接続するだけなんです。
今回購入したMicroUSBコネクタです。
信頼性と耐久性を確保すべく、ロックコネクタ付きの高級品を採用しました。
スマホ盗電ケーブルの肝となるパーツです(笑)
ケーブルはその辺に転がっていたもの。
そしてカラーの熱収縮チューブを少々。
こだわって購入したMicroUSBコネクタのコンタクト部です。
大きなロック爪が特徴的なコネクタです。パチッと差し込めて簡単には抜けません。
そしてコンタクト部を格納する堅牢なケース。
完全モールドされるので強度も高く、ノイズ対策もバッチリ!?
最後にコネクタカバーです。
プッシュ式になっており、ここを押さないとコネクタが抜けない仕様です。
安心して使えますね。
反対側にもコネクタカバーを取り付けて写真のような状態にします。
そして皮膜を抜き取ります。
この際、シールドの網線がポロポロと落ちる場合がありますので、ケガに注意しましょう。
開ききった網線は折り返して、黒いビニール皮膜の部分にかぶせておきます。
続いてシールドのアルミ箔を切り取ります。
ニッパで軽く切り込みを入れれば、簡単に手で引きちぎれます。
続いて、MicroUSBコネクタのハンダ付け作業です。
この写真をよく見ると、右側2か所の端子がハンダブリッジで短絡してあるのが分かると思います。
これは、この図の右側。ID端子とGnd端子を簡易的に短絡させるためです。
わざわざケーブルで接続しなくてもハンダブリッジさせるだけで十分機能します♪
あとは、残りのケーブルを端子にはんだ付けしていきます。
ちなみにここの結線で左右が短絡していたり、誤結線させたりしないよう注意してください!!
※ここの処理を誤ると、あなたの大切なスマホが故障してしまう恐れがあります。
※テスター等で確認しながら慎重に作業を進めてください。
表側は赤いケーブル、白いケーブル、黒いケーブルをはんだ付け。
あとはケースにコンタクト部の部品を差し込みます。
正しく入ると、カチッと手ごたえがあり固定されます。
ケースに格納した後はケース後部の金具をかしめて、しっかりと固定しましょう。
ちなみに、先ほど折り返した網線は金具と一緒に固定しておきます。
(ノイズ対策用のシールドとして機能します)
そして使用中の短絡等を防いだり、耐久性をアップさせるためにバスボンドを用意しました。
はんだ付けした部分を守るように、内部に押し込んで密閉させましょう。
硬化後はかなり耐久性に差が出ると思います♪
ここでも奥まで入ると、カチッと手ごたえがあるのでしっかりと差し込みましょう。
※カバー装着はバスボンド硬化後に作業する事をオススメします。
あとは反対側ですが、基本的な作業はおなじです。
唯一の違いはID端子に何も接続しないこと。
つまり、ハンダブリッジ作業をせず4本のケーブルをはんだ付けすればOKです。
これでケーブル作成作業は完了です。
スマホ盗電ケーブルという名前を付けましたが、実際には友人を助けてあげたり、様々な場面で活躍することでしょう。
また電力の融通以外にも、スマホ同士でのデータ通信にも利用できます。
大容量の動画などをパケットを使わず高速に転送することが可能です。
データ通信は電力供給側(赤コネクタ)が親になりますので、そちらの端末でファイルマネージャ等を操作すると良いでしょう。
実際にデータ通信させてみた図です。
白いXperiaZ4を使って、黒いXperiaZ4に保存されている画像を表示させています。
いかがだったでしょうか。
一本あれば大変便利な「スマホ盗電ケーブル」
是非、皆様の手元にも一本常備されることをオススメします(^^
コメント
拝見させていただき、大変ためになりました
一つ質問なのですが、これって、市販のOTG対応ケーブルで代用できるのでしょうか?
たしかOTGのケーブルって、給電側のようにID端子とGnd端子が短絡されているのではなかったでしょうか?
たとえば、リンクを張ったような商品で代用できればいいな~と思いまして。ここまでの工作技術がないもので(^ _ ^ ; )
教えていただけたら幸いです
のほほんさん、こんにちは。
結線状態はわかりませんが、このケーブルでも代用できるような気がしますね♪
ちなみに、市販のUSB OTGケーブルと充電用MicroUSBケーブルの組み合わせでも充電できることは確認済みですよ(^^
自分は見た目をスッキリさせたケーブルを作りたくて、自作してみました~♪
回答ありがとうございます
>市販のUSB OTGケーブルと充電用MicroUSBケーブルの組み合わせでも充電できることは確認済み
とのことで、よく理解できました
こういった電子部品を自作したりいじるのって楽しそうですね。私も工業高校の電子工学科卒業なので、本当はそういうことできないといけないんですが、就職先が事務仕事なもので、やってないんですよね。
でも、こういうのって楽しそう! といつも思っています。
本記事、大変興味深く拝読させていただきました。
(大変恐縮ながら、一度全文書き終える前に送信してしまいました。)
本記事、大変興味深く拝読させていただきました。
このような改造は、iPhoneのLightningケーブルでも可能なんでしょうか?ビジネス関連のご相談につき詳細お聞きしたく、以下ご連絡頂けますと幸甚です。
お忙しい中大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
onyanokosaisai★gmail.com
onyanokosaisaiさん、こんにちは。
Lightningケーブルという考えは全くなかったです。
ひとまず基礎調査を行うべく部材を集めているところです(^^)
ご返信ありがとうございます。
楽しみにお待ちしております。
当方は中身はわからないんですが、現状そう言った商品はないようで、アップル側のセキュリティ上難しいのかなと思っています。(iOSアップデート前まではあったような記述もありましたが。)
またご相談させてください!
よろしくお願いします。
ロック機能付きの端子はどこでお買い求めになったでしょうか。
というのも愛用していたエレコムの2A充電ケーブルがお亡くなりになったので改装しようと思い立ったが為です。
和守さん、こんにちは。
ロック付きのMicroUSBコネクタですが、私は大阪の共立で購入しました。
↓調べてみると、オンラインでも取り扱いがありましたよ!
http://eleshop.jp/shop/g/gAA8131/
これですね?ご教授有難うございました!