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東芝レグザ43vと50vを分解比較してみた。50M520X vs 43M520X

レビュー
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東芝レグザ50M520Xを分解してみる

構造的には43インチモデルと変わりないので、いつもの手順でサクッと分解してみましょう。

東芝レグザ50M520Xの裏ブタをパカッと開けてみました。
電源基盤が大きくなった印象を受けますが、それ以外は43インチモデルと同じ??

メイン基板から液晶パネルまでの部分も43インチモデルと同等に見えますね。

電源基板です。
こちらはヒートシンクの数が増加しており、43インチモデルとは別部品ですね。

液晶パネル型式は「HE500T5U51TA」となっていましたが、詳細なデータは見当たりませんでした。
43インチモデルは「HE425T5U51TA」が搭載されていましたので、同じシリーズのサイズ違いでしょう。

50インチモデルのスピーカーは10W品が採用されています。
お世辞にも高音質とは言い難いので、おまけ程度に考えておきましょう。

43インチモデルとの大きな違いである電源基板です。
ヒートシンクやコンデンサが増加しており、電源容量が増えているという事でしょう。

分解してすぐに目についた点はこのフレキシブルケーブルですね。
43インチモデルでは2本だったものが、50インチモデルでは4本に増加しています。

50M520Xのメイン基板です。

型式は「V28A001612B1」Rev.Bとなっており、43インチモデルとまったく同じ。

先ほどの電源基板に戻りましょう。
このフレキシブルケーブルが伸びている箇所の基板ですが、液晶バックライトのLEDドライバ基板です。

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iW7027」と「PIC24FJ32GA002」の組み合わせは43インチモデルと同じですね。

ただし、43インチモデルとの違いとしてこのチップが増えているという点は変化があります。

4N10AEと書かれたチップ、素性は不明ですがLEDドライバICという事で間違いはないでしょう。
液晶パネルの大型化で、バックライトLEDのチャンネル数が増えたと考えるのが自然ですね。

採用されているコンデンサはNFCと記載されており、「韓国SAMYOUNG ELECTRONICS」のものです。

NXA記載のこちらも同様ですね。

CapXonと書かれたコンデンサは「台湾CAPXON ELECTRONIC IND.CO.,LTD.」の物ですね。
基本的に43インチモデルと同じメーカーのパーツで構成されているようです。

電源基板のメーカーは「HISENSE Japan Corporation」となっています。
電源出力は、5V 1.4A、12V 4A、18V 2A、54V 1.9Aとなっています。
43インチモデルは5V 1.4A、12V 3.5A、18V 2A、54V 1.4Aとなっていました。
一回り大きな電源容量となっていますね。

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レグザ分解43インチ⇔50インチの違いまとめ

いかがだったでしょうか。
今回は43インチモデルと50インチモデルの両方を比較してみましたが、基本的な設計は同じという結果になりました。
電源とパネルが違うだけですが、原価と販売価格の違いが気になるところですね(笑)

基本的には安価で4K放送が受信できるという事で、良いテレビだと思います。
個人的にはスピーカーが残念な音質なので、外部スピーカーの利用を強く推奨したいですね☆


コメント

  1. いまおかせいいち より:

    コメント失礼致します。当方ホテル勤務の者ですがレグザ50m520xと同43インチモデルを1年半程前に33台客室に導入しております。2021年3月頃より音声のみ正常で画面が虹色になる故障がすでに5台も発生しております。メーカー保証も切れており基盤交換の10万近い高額の有償修理といわれました。現在はやむなく東芝以外のテレビを新規導入しておりすが今後残りのレグザもいつまで持つのやらあ不安でたまりません。ネットで調べ故障したテレビを自分なりに分解してT-CON基盤も正常品と交換してみましたが症状変わらず。当ブログ内の「このフレキシブルケーブルが伸びている箇所の基板ですが、液晶バックライトのLEDドライバ基板です。」と記載のある基盤のYD701の赤色LEDが3回点滅しているのですが何かのエラー表示かお分かりになりませんでようか。貴方様の見解をお知らせ頂ければ幸いです。長文失礼いたしました。

    • まず分解。 より:

      いまおかせいいちさん、こんにちは。

      短期間での同一故障という事ですが、設計不良を思わせるような状況ですね。
      当方では43M520X、50M520Xともに現在のところ故障の症状はなく、正常に動作しています。
      稼働状況としては、日当たり5時間程度の視聴といった程度です。

      利用環境がホテルとの事ですが、レジャーホテル等で24時間連続運用されている状況でしょうか?
      この場合は熱等による影響が考えられますが、それにしても1年半で故障というのは短すぎますね。

      もう一つは温泉地であると仮定して書かせていただきます。

      こちらに関しては、温泉の硫黄成分に含まれる硫化水素が電化製品の大敵です。
      具体的には基板腐食による短期間での故障が多発するという症状です。

      基板でいうとチップ抵抗(基板にRxxxと書かれいてる部品が該当)は硫化水素による破損が発生しやすいです(硫化と呼びます)
      硫化対策としては、基板へのガスバリア処置(防湿コーティング剤)等が有効ですが、分解しての施工となりますので、当然自己責任での対応となるので注意が必要です。
      またコネクタ部に付着すると導通不良で別の故障となりますので、マスキング等の処置も必要です。

      一般に入手しやすいコーティング剤には以下の様な製品があります。
      あくまでコーティング剤は故障を防ぐための事前処置となりますが。
      https://www.sunhayato.co.jp/problem-solving/hayacoat.html

      今回の症状ですが、画面が虹色というのは画像はある程度識別できるが色が変という状態でしょうか?
      (LED点滅については情報がなく、こちらでは判断できませんでした。。。)

  2. いまおかせいいち より:

    まず分解様 
    ご丁寧なご回答ありがとうございます。当方説明不足申し訳ありませんでした。当ホテルは温泉街にはございませんので硫黄成分による影響は無いと思われます。またこれまではほぼ24時間連続運用状態でした。現在は客室使用時以外はスタンバイ状態(リモコンで電源オフにした状態)にて運用してからは故障頻度減少し現在は2台の故障に減りました。自分なりにネットで調べてみましたがどうやらこの型番のテレビでは同様の故障が多発しているようです。液晶の不良率が高いようで使用時間や使用年数にかかわらず故障するようです。もうほとんど運次第のようです。メーカーに問い合わせても修理は10万近い費用の液晶交換しか無いらしいのですがどうしても納得いかず素人なりになんとか基盤交換で修理できないかと検索していてこちらのサイトに辿り着いたしだいです。最後に愚痴を申し上げて申し訳ないのですが今回故障した50m520xに入れ替え前にも旧型液晶レグザを同じ環境で使用しておりましたが全く故障知らずでした。日本の家電はほとんど5年や6年で故障する事なんてありんませんでしたしテレビも故障知らずの優秀電化製品だったはずです。今では海外製品にも劣る品質なのがなんだか悲しいです。ネット情報ではありますがレグザも中身は中国のハイセンス製とのコメントを見かけました。我が家のテレビもハイセンス製ですがもう5年近く故障知らずです。なんともやるせない気持ちです。最後にリンクを上手く貼れないのですが虹色画面の参考サイトを載せさせて頂きます。長文失礼致します。
    https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001051351/SortID=24185343/

  3. たけごし より:

    はじめまして。ネット検索で、こちらのサイトにたどり着きました。
    東芝regza49インチを持っています。
    教えていただきたいのですが、ネット回線の電波が出るところは、どの位置になるでしょうか?
    テレビを裏側から見たときに、lanケーブルの差込口が右側にあるので、この差込口付近かなと思うんですが。。。
    もし、ご存じでしたら、教えていただけないでしょうか。
    よろしくお願いします。