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電車でGO! PLUG&PLAYを分解する。

ゲーム

遂に発売された電車でGO! PLUG&PLAYですが、早速分解してみました。
この価格でフルHDが出力できるCPUを搭載しているということもあって、やはり内部構成が気になりますよね。

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パッケージをチェック

電車でGO! PLUG&PLAYのパッケージ。
マスコンのデザインとNEWロゴが描かれています。

電車でGO! PLUG&PLAYのパッケージを前から見てみました。
ちゃんとマスコンの形に見えるように印字されています。

電車でGO! PLUG&PLAYのパッケージ側面。
こちらもマスコンのイラストが忠実に再現されています。

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開封してみた

では早速ですが、パッケージを開封してみましょう。
まず目に飛び込んできたのは取り扱い説明書(^^

取り扱い説明書と中敷きを外すと、電車でGO! PLUG&PLAYが姿を現しました。

電車でGO! PLUG&PLAYの内容物です。
本体以外にはマニュアルやアーケード版の広告など。ACアダプタやHDMIケーブルはすべて別売です。

電車でGO! PLUG&PLAYの取り扱い説明書です。
対象年齢は3歳以上、となっています。

マニュアルには収録されている路線が紹介されています。
山手線、大阪環状線。

こちらは東海道線。そして、操作方法なども書かれています。

マスコンの各部と操作方法が書かれたイラストです。
マスコンといえどカーソルキーや多数のボタンが配置されているのは、ゲーム機本体の機能が内蔵されているからでしょうか。

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本体の細部をチェック

電車でGO! PLUG&PLAYの本体です。
質感はなかなか良く、マスコンレバーやブレーキレバーの操作感覚はなかなかのもの。

マスコンは切、1、2、3、4、5と6段階。

そしてブレーキレバーはマスコン以上に細かな段数となっており、繊細なブレーキング勝負が可能です(^^

電車でGO! PLUG&PLAY本体中央部のくぼみは懐中時計を置くためのスペースです。
より本物感覚で楽しむには必須の装備になりますね。

対応する懐中時計の直径は58mmまで。新たに購入される際はサイズに気を付けましょう。

電車でGO! PLUG&PLAY前面部の操作ボタンです。
カーソルキーに相当するものやボタン類など、豊富にそろっています。

ちなみに本体左前のTAITOロゴ付近には、スライド式の電源スイッチが配置されています。

電車でGO! PLUG&PLAY本体の背面です。
コネクタが2個並ぶだけでスッキリとした印象。

ちなみにコネクタはHDMI出力とMicroUSB入力の2種類でした。
MicroUSBコネクタは消費電流や電圧など一切記載はありませんので、500mA以上消費するのか詳細は不明です。
ACアダプタを別売とするのであれば記載は必須ではないでしょうか。

電車でGO! PLUG&PLAY本体裏面です。
外周部に6つのビス穴が並びます。

電車でGO! PLUG&PLAYの本体裏面です。
TAITOロゴが刻印されています。

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分解してみた

まずはカバーオープン

電車でGO! PLUG&PLAY裏面の穴にプラスドライバーを差し込んでみました(^^

どうやら一般的なビスが使われているようですね。

あっという間に6本すべてはずれました。

電車でGO! PLUG&PLAYがパカッと開きました。

裏ブタにはこのような突起が形成されています。

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これはブレーキレバーの剛性を確保し、操作感を高めるための機構でした。
意外としっかり作ってあることにびっくり!

基板を外してみた

では基板をどんどん外していきましょう。

基板がすべて外れました。

電車でGO! PLUG&PLAY本体正面部分のボタンをコントロールする基板です。
基本的ににはメンブレンゴムによる接触を検出しているだけの単純なもの。

一部にSMDチップLEDが装備されています。

これは電車でGO! PLUG&PLAY本体の車内信号を光らせるための物でした。

ブレーキレバー基板をチェック

電車でGO! PLUG&PLAYのブレーキレバー基板です。
接点は15パターンを検出できるように接点が仕込まれています。
やはりブレーキ部の操作感覚は重要なので、15パターンもの接点があるのはうれしいですね☆

ブレーキレバー裏側の接点です。
これが回転することで先ほどの15パターンの接点に接触してブレーキ状態を検出します。
ちなみにマスコン部分は5パターンのみの検出でOKなので、抵抗方式の2線式となっていました。

メイン基板をチェック

電車でGO! PLUG&PLAYのメイン基板です。
A面で目立つのは各種コネクタ類と、HDMIコネクタ付近のQFPチップ。

HDMI付近のQFPチップを見てみましょう。
搭載されているチップは画像出力用のHDMIインターフェースICです。
EPMI社の「EP952」が搭載されています。HDMI1.4およびHDCP1.4に対応した最新チップになっています。

その他で気になったのは「MOTOR」と書かれたコネクタ。
モーターってどこに存在するのでしょうか??

つづいてメイン基板のB面です。
2個のチップと、大きなシールド板が目立ちます。

MicroUSBコネクタ付近に配置されるのは電源管理用のICです。
X-Powers社の「AXP223」が搭載されています。タブレット端末などでもお馴染みの電源制御ICですね。

もう一つのチップはソフトウェアが格納されているeMMCです。
SAMSUNG社の「KLM8G1GEME-B041」になります。
eMMC5.1準拠の8GBメモリで、IF仕様はHS400に対応しています。

残るは大きなシールド板ですが、やはり中身が気になります。
よく見ると半田付けされておらず、クリップで挟み込んであるだけでした。

というわけで、樹脂工具を駆使してシールド板を剥がします。

パリッと外れました。

裏面には放熱用のゲルシートが貼り付けされていました。

シールド板を外したメイン基板。
シールド板は大小2種類に対応できるようにパターン設計されているようですね。

電車でGO! PLUG&PLAYのメインCPUです。
ALLWINNER社の 「ALLWINNER R16」が搭載されています。
CPUはCortex-A7クアッドコア、GPUにMali400デュアルコアを搭載したもので、3Dグラフィックスにも対応できるスペックです。

それに組み合わされるメモリはSAMSUNG社の「K4B2G1646F-BYMA」を搭載。
JEDEC準拠の256MB DDR3 SDRAMになります。

ちなみにシールド板だけは放熱が足りないのか、もう一枚上からシールド板が取り付けされていました。
こちらにも放熱ゲルシートが仕込まれており、放熱面では厳重な設計がされています。

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マスコンの中に仕掛けが・・・

続いてマスコンレバーを分解してみましょう。

パカッと開くと、中からモーターの姿が。。。

非常に直径の大きな振動モーターで、線路の継ぎ目を走った際の振動をリアルに再現しています。

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まとめ

中身はゲームソフトのスペックに合わせて、よく作りこまれていると思います。
少し気になったのはeMMCの採用という違いはあれど、中身は「ニンテンドークラシックミニ」と待ったく同じチップ構成だったこと。
回路的に完全なコピーではないと思いますが、やはり任天堂の大量生産品に採用された部品構成は動作安定度の面でも魅力的だったのではないでしょうか。

分解を楽しんだあとは、電車でGO! PLUG&PLAYのゲームを楽しみたいと思います。
モバイルバッテリーでも動作可能なので、友人宅に持ち込んだり、車の中で使ったり、いろいろ活用できそうですね☆

コメント

  1. devicemodder より:

    I wonder if this runs some form of linux… Seeing that the CPU is ARM.

  2. Trekeyus より:

    I’m curious if you dumped the contents of the flash chip.