2023年も最初の記事はWindows10無償インストール検証!
2023年ということで最初の記事は「無料でWindows10をインストールする方法」を再検証してみました。
結果は2023年でも問題なく適用可能という結果になりましたが、インストール手順等を含めて再度記事にまとめてみたいと思います。
もう例年恒例となった感はありますが、Microsoft社のご厚意を確認する儀式でもあります。
「2020年でもWindows10を無料で入手する方法。」
「2021年でもWindows10を無料で入手する方法。」
「2022年でもWindows10を無料で入手する方法。」
上記記事の2023年検証版となります。
現時点ではWindows11のダウンロードサイトが主体と思われますが、2023年現在でもWindows10のダウンロードサイトも更新が続けられています。
そのため、Windows10はマイクロソフトからダウンロードして、PC付属のWindows7ラインセスを活用して無料アップグレードするという手順にて実施しました。
無料ライセンス検証用にWindows7搭載の新品PCを入手
すでに市場に出回っている中古PCなどを見ても、すでにWindows10やWindows11がインストール済みであったり、過去に無償アップグレードを受けた履歴のあるモノばかりです。(デジタルライセンス付与済み)
そこで今回は探しに探した旧型新品アウトレットPCで動作検証しました。
(昨年2台購入したPCは機器が古すぎることもありUSB起動に非対応だったため、新たに検証用PCを購入しました)
毎年検証のためだけに購入を続けている富士通のESPRIMO Dシリーズです。
実際には作りがよく、高信頼で末永く使える設計となっています。病院などでの採用が多いのも納得ですね。
Windows10本体ソフトの入手方法
Windows10のダウンロード方法は様々なものがありますが、安心できるのはマイクロソフトからのダウンロードです。
まずは下記のリンクからWindows10のダウンロードサイトを開きましょう。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
2023年時点では最新版は「Windows 10 2022 更新 l バージョン 22H2」となっています。
「今すぐアップデート」と「ツールを今すぐダウンロード」の2つのボタンがありますので、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしましょう。
すると「MediaCreationTool22H2.exe」というファイルがダウンロードされます。事項でこのファイルを利用してUSBメモリを作成する方法を紹介します。
Windows10インストール用USBの作り方
先ほどダウンロードした、「MediaCreationTool22H2.exe」というファイルをクリックして開いてみましょう。
すると準備ができるまで少しお待ちくださいというメッセージとともにWindows10セットアップが起動します。
その後、適用される通知とライセンス条項の画面が表示されます。
「同意する」をクリックして先に進みましょう。
今回の手順は新規インストール向けのメディア作成をする手順となりますので、「別のPCにインストールするメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選んで「次へ」をクリックします。
言語、アーキテクチャ、エディションの選択画面です。
アーキテクチャは「64ビット (x64)」をオススメしますが、PCにより「32ビット(x86)」しか動作しない場合もあります。各自環境に応じて選択してください。
選択が完了したら「次へ」をクリックします。
今回はUSBメモリを利用したインストール手順となりますので、「USBフラッシュドライブ」を選択して、「次へ」をクリックします。
ここで8GB以上の容量があるUSBメモリを差し込んでください。
※USBメモリの内容はすべて初期化されるので注意してください。
本当にUSBの中身が消えて大丈夫かなぁ… 念のためチェックしましょう。
差し込んだUSBメモリの内容が表示されます。
表示されない場合は「ドライブの一覧を更新する」をクリックします。
内容が確認できれば「次へ」をクリックします。
Windows10インストーラだのデータダウンロードが開始されます。
環境によっては数分から数十分かかることもありますが、気長に待ちましょう。
ダウンロードが完了すると、USBメモリへのデータ書き込みが開始されます。
USBメモリのスペックよって書き込み速度は異なりますが通常は数分で完了します。
USBメモリへの書き込みが完了すると、「USBフラッシュドライブの準備ができました」の表示になります。
「完了」をクリックして事前準備は終了です。
Windows10インストール用USBの起動方法
ここからはWindows10をインストールさせるPCでの作業となります。
まずは、PCに接続されている不要な周辺機器等を取り外して最小限の構成にしましょう。
LANケーブルも忘れずに取り外しておきましょう。
LANケーブルを抜いておけばインストール時間も短縮できるみたい。
準備が完了したら、先ほど作成したUSBメモリを差し込んで、電源を投入しましょう。
PCによってはメーカーロゴのまま止まって、USBメモリから起動できない場合もあります。
そのような場合は、電源投入後にキーボードのF2/F10/F12/DELなどを押して、BIOS画面やブートデバイス選択画面を起動させましょう。
※操作はメーカーや機種により異なります。今回は上記の画面に[F2] BIOSセットアップ、[F12]起動メニューと操作方法が表示されています。詳細はPCのマニュアル等を参照してください。
[F2]を押した場合はこのような画面が表示されました。
ここではPCの詳細設定や各種情報の確認などが行えます。
[F12]を押すと、起動デバイスの選択画面が表示されました。
今回は先ほど作成したUSBメモリを指定する必要がありますので、「Hard Disk: Imation USB Device PMAP」を選択してエンターを押します。
※表示名はUSBメモリによって異なりますので、適宜正しいものを選択するようにしましょう。
無事にUSBメモリからの起動が成功し、セットアップ画面が表示されました。
ここでは言語やキーボードなどを選択し、「次へ」をクリックします。
Windowsのライセンス認証画面が表示されました。
ここでは、「プロダクトキーがありません」をクリックします。
するとオペレーティングシステムの種類を選択する画面が表示されました。
インストールしたいPCに貼り付けされているWindows7のライセンスシールを確認して、Homeエディション、Proエディションを正しく選択して下さい。
ライセンス条項の画面が表示されるので内容を確認のうえ、「同意します」にチェックを入れます。
続いて、「次へ」をクリックします。
今回の手順は新規インストールのみに対応しているので、「カスタム」を選択します。
インストール先のディスクを選択します。すでに使用中のパソコンの場合は複数の領域が表示されます。
データを削除しても問題ない場合は、すべての領域を削除して割り当てされていない領域だけに設定しましょう。
今回はすべての領域を削除したので、「ドライブ0」を選択して、「次へ」をクリックしました。
パソコンの中身が全部消えるということかぁ。
このタイミングで新しいSSDに交換すれば、より快適に使えそう!
USBメモリからインストールする場合は数分でインストールが完了します。
完了までしばらく操作せずに待機しましょう。
すべてインストールが完了したら、自動的に再起動のカウントダウンが開始されます。
このまま放置すれば15秒で再起動が開始されます。
待ちきれない場合は「今すぐ再起動」をクリックしましょう。
再起動のあと、初回の起動処理が開始されます。
しばらく時間がかかったり、数回再起動する場合もありますが、正常な動作なので操作せず気長に待ちましょう。
うまく起動すると地域の選択画面が表示されます。
地域を選択して、「はい」をクリックします。
キーボードレイアウトの選択は、日本語環境であれば「Microsoft IME」のままで問題ありません。
「はい」をクリックして先に進みましょう。
追加のキーボードレイアウトは不要なので「スキップ」をクリックします。
「ネットワークに接続しましょう」と表示されますが、このタイミングでネットワーク接続は不要です。
セットアップに余計な時間がかかったりしますので、LANケーブルが抜かれていることを再確認して、「インターネットに接続していません」をクリックします。
Microsoftの各種サービスへ誘導する画面が表示されますが、迷わず「制限された設定で続行する」をクリックします。
PC利用者名の画面が表示されました。
名前やパスワードを設定して、「次へ」をクリックします。
デバイスのプライバシー設定画面が表示されました。
必要であれば内容をカスタムしていただき、特に気にしない方はそのまま「同意」をクリックします。
Cortanaによる作業の支援を許可するの画面が表示されました。
今回は「今は実行しない」をクリックして先に進みましょう。
するとWindows10が無事に起動しました。
このままではライセンス認証が実施されていない状態ですので、次項でライセンス認証の方法を解説したいと思います。
Windows10を無料でラインセンス認証する手順
このままではライセンス認証がなく利用が制限された状態となっています。
ライセンス認証を実施することで、WindowsUpdateなどを含めた全機能が利用可能となります。
続いて、画面左下の「詳細情報」をクリックします。
Windowsの仕様欄をチェックしてみましょう。
今回は現時点での最新版であるWindows 10 Pro 22H2 / OSビルド 19045.2006の環境となっています。
またインストール日は2023/01/17になっている事が確認できます。
ライセンス認証実施のため、「プロダクトキーの変更またはWindowsのエディションをアップグレード」をクリックします。
この段階では、ライセンス認証の項目は「Windowsライセンス認証サーバに到達できません」と表示されています。
「プロダクトキーの変更」をクリックします。
プロダクトキーの入力画面が表示されました。
「プロダクトキーは、Windowsの販売元または提供元からの電子メールや、WindowsのDVDまたはUSBが入っていたパッケージに記載されています。」と記載されています。
ここでPC本体に貼り付けされていたライセンスシールの出番です。
ライセンスシールに記載されているWindows7ライセンスの番号を入力します。
ハイフンは自動入力されるので注意しましょう。
桁数が多いので間違わないよう慎重に。
番号に誤りがないことを確認できたら、「次へ」をクリックします。
まずはローカル環境で番号に誤りが無いか確認作業が実施されます。
入力規則通りに入力されていれば、「Windowsのライセンス認証」が表示されます。
LANケーブルを接続して、「ライセンス認証」をクリックしましょう。
無事に認証作業完了しました。
2023/01/17時点でもライセンスが正しく付与されることが確認できました。
Windows10ライセンス認証について(おまけ)
2023年でも成功するWindows7からWindows10への無料アップブレード手順を紹介しました。
利用したのは最新版の22H2インストーラですが全く問題なく成功しました。
今回も利用したプロダクトキーはPCに付属の物なのでMS公認?の作業として実施できるのではないかと思いますが、あくまで新規インストールに限り成功する方法となっています。
2023/01/17時点では問題なく成功していますので、マイクロソフトの気が変わらないうちにデジタルライセンス認証を完了させておきたいですね。Windows10にアップグレードしたいと考えておられる方はお早めにチャレンジされることをオススメします。
再起動を繰り返してもライセンス認証状況に問題はなく、デジタルライセンスによる認証が解除されることはありません。この状態になれば再インストール時にWindows7のライセンスを再入力する必要もなく永続的に利用可能です。
余談ですが以下のような事象も発生しているようです。
・何故か違うPCのライセンス番号でも認証が通ってしまう
・同一手順でWindows7→Windows11もアップグレードが通ってしまう
良く分からないけど、
間違って違うPCのシールを入力しないように注意が必要だね!
紹介させていただいた方法は過去の無償アップデート施策を2023年現在でも利用できる手順です。
この手順は新規インストールのみ対応できますので、SSD換装やメモリ増設ともにWindows10にアップグレードされるのをオススメします。
※本記事はこちらの環境で実験した結果であり、成功の可否については関知いたしません。
コメント
20231月毎年恒例ですねまた今回新たに購入され(ブログネタ用に?)誠に感謝いたします。
最後にwin7keyを設定されることは初めての情報でびっくりマークです 納得できました。因みに私はD581シリーズを持ってます。
これはまずさんのよりPCPC1年旧型ですねramga4本あり使いやすいです本年も宜しくお願い致します。
はっちゃんさん、こんにちは。
今年もよろしくお願いします。
やはりブログ記事の内容は自分自身で検証しないと納得できませんし、誤った情報を伝えては意味がありませんので。
自宅では富士通のPCをサーバ用途で使用していますが、故障知らずでお気に入りです。