7月も中盤に差し掛かり、気温の高い日が増えてきました。
家電量販店やホームセンターに行くと、多数の扇風機が展示されていますね。
そんな中で、コンパクトかつUSB給電タイプの扇風機を発見したので買ってきました。
「Free Fan エアテイク」という製品でコンパクトな折り畳み機構に加えて充電式、さらに最大で1メートルの高さまで伸ばせるというモノです。
パッケージをチェック
カラフルなパッケージで一般的な扇風機の段ボールとは違う感じですね。
興味を引いたのはやはりコンパクトな折り畳み機構と1メートルの高さまで伸ばせるところ。
製品仕様
製品仕様の詳細はパッケージ裏に記載されています。
風量は3段階+リズム風、バッテリーは最大で23時間駆動可能というスペック。
仕様表をチェックしてみましょう。
製品名 | USB充電式折り畳み扇風機 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー3.7V 7200mAh |
羽根直径 | 15cm(3枚羽根) |
電源 | DC5V / 2A (MicroUSB) |
使用時間 | 5~23時間 |
充電時間 | 5.5時間 |
重量 | 964g |
製品サイズ(折り畳み時) | W197xD197xH93mm |
製品サイズ(最長時) | W197xD197xH1000mm |
パッケージを開封してみた
パッケージ内には扇風機本体、USBケーブル、キャリングポーチ、マニュアルが入っています。
キャリングポーチは不織布のような素材ですが、強度や質感は必要十分なもの。
付属のUSBケーブルはMicroUSB仕様でした。
ユーザー側でTYPE-C化改造を楽しめるのも魅力的ですね☆
本体サイズの外観をチェック
折り畳み時は桶のような小さい筒状の形状になります。
この状態で付属のポーチに収納可能です。
折り畳み機構はこのように引き起こすことで、羽根とシャフトの部分が起き上がります。
さらに羽根を180度回すことで、いわゆる扇風機の外観になります。
ブラシレスDCモーター採用でモーター部分の直径は極小です。
面積のほとんどを羽根が占めているので風量も期待できそうですね。
電源スイッチはプッシュ式です。
モバイルバッテリー的な操作感もあります。
バッテリー残量の表示だけを行ったり、風量の調整をしたりと、少し慣れが必要かもしれません。
分解してみる
ではさっそく分解してみましょう。
本体裏には滑り止めの大型ゴム足が装着されているので、丁寧に剥がしましょう。
ゴム足を剥がすとビス穴が出てきました。
この4ヶ所を外すだけでOKです。
一般的なプラスビスなので特殊ドライバーも不要な新設設計。
パカッと裏蓋が外れました。
大型のバッテリーが目立ちますが、まだまだ内部には空洞がありますね。
様々な機器を内蔵するなど改造を楽しむこともできそう☆
バッテリの反対側に入っているのはバラスト用の金属パーツでした。
設置時の安定性や質感向上には欠かせないパーツですね。
バッテリーは18650の円筒形リチウムイオンバッテリーが4本入っていました。
スペックは3.7V / 7200mAhとなっており、パッケージに記載されている内容と一致します。
バッテリーを外すとメイン基板が姿を現しました。
非常に小さな基板ですね。
先ほどのメイン基板を取り外して裏面をチェックしてみましょう。
INJOINIC TECHNOLOGYのIP5306です。
2.1A充電、2.4A放電に対応したリチウムイオンバッテリー充電制御ICです。
モバイルバッテリー等に使われているICですね。
こちらのICは印字が削除されており、詳細は不明です。
ATtiny44Aあたりでしょうか??
MicroUSB端子は充電専用ということで、中途奥部のデータ端子は完全に未接続でした。
強度面からも半田付けはしておいた方が良いと思うのですが。。。
ちなみにシャフトの可動部はゴム系の部品が仕込んであり、しっとりとした質感で操作できました。
実際に使ってみる
シャフトを起こした状態では固定されておらずグラつきがあります。
シャフト部を回すことで、本体ベースを挟み込みガッチリと固定する仕組みとなっています。
この状態であれば1メートルの高さまでシャフトを伸ばしても、不安はありません。
ちなみに充電しながらの運用も可能なので、ACアダプタ等に接続しておけば24時間連続運転も可能ですね。
また折り畳みの本体を開くと、下部にはモバイルバッテリの収納に使えるスペースもあり使い勝手は良好です。
まとめ
フリーファンエアテイクですが、コンパクトな折り畳み機構からは想像できないサイズまで伸ばせることに驚きました。
また風量も必要十分なもので実用性は高い製品となっていました。
少し気になった点はやはり騒音でしょうか。
普段DCモーターの扇風機を使い慣れていると、PCファン的な音が気になりました。
この製品の性格を考えれば、必要な時に持ち運んで使うだけなので、用途によっては全く気にならないと思います。
総合的には購入して大正解だったと思います。
野外に持ち出して使うなど、コンセントの無い場所で使える利便性はなかなかのモノ。
停電時でも使える事を考えれば、各家庭に1台は常備しておいても良いのではないでしょうか。
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