MicroSDデータ復旧 ということで書き始めましたが、Androidスマートフォンで利用しているMicroSDHCカードが突然データが読めない状態になってしまいました。
カード自体はバッファロー製のClass4タイプの16GBです。
裏面を見てみましたが、こちら側も表面と同様に破損等は見当たりません。
試しにパソコンにセットして読み取り可能かチェックしてみることに。
すると、カードを刺した瞬間だけ、「ドライブH:」として認識します。
数秒後には「ドライブH:」が消えてしまいました。
やはりカードが故障しているのでしょうか。
この状況では市販のデータ復旧ソフトすら使うことができません。
そこで、手持ちのカードリーダー類をすべて用意して様々な条件で読み出しにチャレンジしてみることに。
USB直刺しタイプのリーダーなども試しましたが、結果は変わらず。
PC以外の機器でも試してみようということで、Nikon1 J1を用意しました。
カードを挿入した瞬間に、「このメモリーカードは壊れている可能性があるため、使用できません。カードを交換してください。」との表示。
やはりだめでした。
もう自分ではどうにもならないと感じたので、ネット上でデータ復旧業者を探してみました。
するとフラッシュメモリ系専門で格安の業者さんを発見!
http://www.anydata.jp/さんです。
ここを選んだ理由ですが、何といっても価格が安いんです。
他社では20万程度の見積もりが出てきたところもありましたが、ここは16GBの場合で48,000円と格安。
またカードの物理破損に対しては、フラッシュチップへのワイヤリング作業を行って抽出することもできるというのが強みだと感じました。
もちろん成功報酬制だったので、迷わず頼むことにしました。
この手の業者さんに依頼することは初めてだったので、まずはカードを厳重に梱包しました。
MicroSDの状態だと不安だったので、SDカード変換アダプタに取り付けて、SDカードケースに入れました。
それをボール紙製の丈夫な箱に貼り付けて、フローティングさせた状態にしました。
これなら、少々の外圧に対して空間が確保できますからね♪
その箱を入れるのはCD専用として売られているクッション入り封筒です。
封筒の準備と並行して、Web上の申込フォームから復旧の申し込みを行いました。
早速返事が来ていますので、指示に従いMicroSDを発送しました。
そしてその2日後にはデータ復旧に成功したとの連絡がありました。
内容はファイル種別にファイル数が書かれており、非常にわかりやすいもの。
JPEGデジカメ画像 1,934ファイル / JPEG画像 1,174ファイル
と大量のファイルが復旧できたようです!
サンプル画像に満足したので、すぐ正規の料金を振り込みしました。
16GBのMicroSDカードからほぼすべてのファイルを復旧してもらい、わずか51,840円と格安でした。
振り込み翌日にはデータがもう到着しました。
企業相手ではなく、個人相手でも非常に対応が早く助かりました。
内容物は破損したMicroSDカードとデータの書き込まれたDVD-Rです。
復旧いただいたデータはもちろん大切ですが、ワイヤリングされたカードも気になるところ(笑)
データDVD-Rよりも先にカードに目が行っちゃいました(^^
そしてSDカードアダプタからMicroSDカードを取り出します。
この時点では普通のカードにしか見えないですね。
では、カードを裏返してみましょう。
このようにカード裏面が研磨され、基盤のランド部分に半田痕が見られます。
さらに拡大してみましょう。
この裏側はデータが格納されたフラッシュチップが搭載されています。
基盤越しにチップに直接配線したのと同じ状況を作り出し、データを吸い出しされたのでしょう。
今回はMicroSDカードのコントローラ不良ということでしたが、フラッシュチップのフォーマットを解析することで大半のデータが抽出できたそうです。
今回はブログネタというわけではなく、本当に緊急事態ということでお願いしたわけではありますが、
あっさりとデータが復旧された事に驚いています。
物理障害で困ったときは専門業者に出さないと無理だと実感しました。
もし皆様も同様の状況になられた際は、格安かつ迅速な「http://www.anydata.jp/」おすすめです!
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