ゴールデンウィーク前の4月24日にEXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきたので、その時に持って行ったものや、あれば便利なものなどを紹介したいと思います。
交通手段としては車でしたので、堺万博P&R駐車場を利用しました。時間は朝8時30にて予約しましたが、まだまだ空きがある状態で空いていました。
ここまでのアクセスについても最寄りの高速ICから5~10分程度とほぼ待ち時間なしで来れました。
沢山のシャトルバスが待機しています。
バスはどんどんやってくるので、心強いですね。
待機用のレーンも作られていましたが、私たちの行ったときは誰も並んでおらずバスも20%程度の乗車率で出発しました。快適です。
駐車場には案内図があります。
自販機とトイレがあるので、入場ゲートでの待機に備えて、ここで用事を済ませておくと良いでしょう。
バスに乗る際は予約したQRコードが必要ですので、これを見せてバスに乗ります。
バスに乗っていると、万博会場の大屋根リングが見えてきました!
各国の国旗があり、万博に来た!と実感できる瞬間です。
今回はバスで来たので、最寄りの西ゲートに向かいます。
手荷物検査がある関係上、若干の待ちが発生しますが、我慢できないほどでもありませんでした。
途中には手荷物検査の手順が掛かれてボードが掲示されています。
飲み物や電子機器などをトレーに置いて、その他はカバンに入れたままで検査を受けました。
荷物はX線検査装置、人は金属探知機といった具合のセキュリティです。
検査の後は電子チケットのQRを読み込ませて入場となりますので、並んでいるうちにQRコード画面のスクショを取得しておくなどするとスムースに対応できると思います。
今回は3Dプリンタで作成したタグにQRコードを貼り付けたモノを作っていきました。
ドキドキしながら入場ゲートでかざしてみると無事OK!
小心者なので、念の為にスマホのスクショも用意していましたが、心配無用でした。
入場ゲートを通過すると、大屋根リングが近づいてきました。
やはり実物を間近で見るとその迫力に驚きます。
まず最初に向かったのはフィリピンのパビリオン。
待機列も短く15分程度との事だったので、内容も知らないまま並んでみました。
パビリオンは美しい展示や国の紹介があり楽しめました。
最後にAIで写真を加工してくれるサービスもあり、スマホで写真をダウンロードすることが出来ました。
比較的短時間で見ることが出来ました。
続いてヨルダンパビリオンに。
ここは砂漠の砂を持ち込んでいるとメディア等で紹介されていました。
ここは人気があるのか待機列は少し長めで30~45分でしたが、並んでみることに。
待機中に周辺を眺めながらエアコンは三菱製の室外機が多いなぁと、そんな事を考えていました。
ヨルダンのパビリオンに入りました。
このパビリオンは展示物に自由に触れても良いとの事で、皆さん手にとって触れてと楽しんでいる様子でした。
ヨルダンで使われているような道具なども置かれており、これらにも自由に触れることが出来ました。
中央部の箱の中には砂が入っており、それらも触ることが出来ます。
ヨルダンブースの目玉は360度シアターで町並みなどが紹介されています。
そしてその足元はというと、ヨルダンから運ばれた砂漠の砂です。
しっとり、ひんやり、という表現がピッタリな砂。
履物を脱いで、歩き回ったり寝転んだり。この砂、服にも付かないのでみんな座っていました。
出口にはヨルダンの砂で作られたグッズなどもあるお土産コーナーがありました。
カラフルな砂が美しいですね。
記念にひとつ買って帰ることしました。
またそれ以外にもヨルダンコーヒーも販売されており、待ち時間なしで座って飲むことが出来ました。
非常に飲みやすい味で、また機会があれば飲んでみたいと思いました。
その後、早めに食事をとるため、キッチンカーに行ってみました。
少し行列はありましたが数分待つ程度でホットドックをゲットしました。
買えりまで10時間以上あるので、このタイミングでビールも注文してみました。
どちらも、お値段はイベント価格でしたが会場の雰囲気を楽しむという事を考えれば、まぁこんなものでしょうか。
続いてフランスパビリオンに並んでみました。
待機列は長かったですが、待ち時間自体は30分もかからなかったと思います。
ピンクゴールドに輝く階段が印象的ですね。(エスカレーターではありませんでした)
内部に入るとパートナーの一覧が掲載されていました。
ゴールドパートナーにはルイヴィトンやディオールなど、名だたるブランドの記載が。
ゴールドパートナーのブランドを前面に押し出した展示などが魅力的で、皆さん写真や動画を撮影されていました。
こちらはプロジェクションマッピングで回転していました。
洋服やドレスなど、女性の方に人気のあるような展示が多かったです。
フランスパビリオンを出た後は、エスカレーターで大屋根リングに上ってみました。
大屋根リングを登ってすぐのところから横を見てみました。
スケール感が伝わるでしょうか。照明器具の数もすごいですね。
大屋根リングを登ると、自動走行のゴミ箱が走っていました。
歩行速度より若干ゆっくりといった感じの速度で安全に走っていました。エアコンに引き続き三菱製です。
大屋根リングの上から内部が見えるのですが、本当に構造材も含めて木材で作られています。
このアングルからも是非見ていただきたいと思いました。
大屋根リングからは各国のパビリオンを見下ろす形で見ることが出来ます。
カナダパビリオンは行列が出来ていました。
沢山のロープがつるされたポルトガルパビリオン
大屋根リングを降りて、アオと夜の虹のパレードが実施される会場をチェックしてみました。
とても大きな空間となっており、ショーが楽しみです。
その近くには3Dプリンタで製作されたトイレがありました。
ここは混雑もしておらず快適に使用することが可能でした。
3Dプリント品という事で、やはり積層ピッチが気になるところ。
持ち込んだ樹脂製ノギスで、げっしーと一緒に積層ピッチを計測してみました。
積層ピッチは2.5mmとなっており、普段自宅で利用している3Dプリンタの0.2mmとは段違いです。
極太ノズルで出力されたプリント品は独特な風合いがあり、これも魅力的ですね。
中国パビリオンです。
ここも行きたかったのですが、大人気だったので今回はパスすることに。
クウェートパビリオンです。
ここは3日前の空き枠予約で唯一予約できていたパビリオンです。
入り口でスタッフの方にQRコードを見せて読み込んでもらうと、入り口まで一気に行くことが出来ました。
沢山並んでいた人を飛び越して、一気にワープ!
先頭で入ることが出来ました。
プロジェクター方式の球体ディスプレイや砂などの展示がに加えて、寝転んで見れるシアターもあり楽しかったです。
その後、周辺を散歩しているとキッチンカー分電盤6-Eを発見!
電灯系100Vと動力系200Vの両方が設置されており、大量のキッチンカーに対応できるようになっていました。
つづいて、建物が特徴的なチェコパビリオンです。
ここも行きたいと思っていたところでしたが、ほぼ並ぶことなく入ることが出来ました。
外観はチェコガラスで飾られています。
内部の建材については、ほぼチェコから運ばれたもので作られているとの事でした。
木材、ガラス等に加えて、金物やボルト類など、すべてチェコの材料との事です。
こちらのチェコガラスは実際に触れることも可能でした。
コンセントプレートはパナソニック製でしたが、それ以外は変換アダプタ等も含めて海外製でした。
ちなみに変換アダプタのSKROSSはスイス製です。
内部はアート作品などが展示されているゾーンがありますが、石破総理が描いたオバQもありました。
内部にはガラスが吊るされた展示があり、真下からみると大迫力でした。
ここもフランスと同様にパートナー各社の紹介がありました。
一番右下にPRUSAのロゴが!
3Dプリンタ利用者は気になるところですね。
チェコパビリオンは屋上まで行けるので景色を見るのにもピッタリ。
アオと夜の虹のパレードの会場も見渡すことが出来ました。
パレード時間帯に来れれば穴場かもしれませんね。
となりのマルタパビリオンも見下ろすことが出来ました。
普段見えない屋根も装飾されているのが良いですね。
その隣は大人気の北欧パビリオンです。
ここはダイキン製のエアコンが使用されていました。
チェコといえば3DプリンタのPRUSAが有名なので、屋上には3Dプリントされたアイテムが展示されていました。
不思議なLANケーブルが見えていましたが、触れないようにしておきましょう。
少し日が落ちてきたので別の場所で夕食を食べて散歩しました。
大屋根リングが夕日に照らされて良い感じです。
この規模の木造建築というのは本当にすごいですね。
一般的な木造住宅とは全く違う世界です。
この部分で使用されている梁の集成材は14層でした。
地面付近はしっかり防腐処理がされていました。
パソナパビリオンは行列の為、今回は見送り。
アトムがてっぺんにいました。
ミャクミャクはみんなが写真を撮っていて、人気のスポットになっていました。
少し暗い時間帯になってからガンダムを見てみました。
各部が光っていて、昼間とは違った雰囲気が良いですね。
夜間は予約していたアオと夜の虹のパレードを見てきました。
結構長時間あるのと大規模で迫力満点でした。大屋根リング側から見ている人も多かったですね。
パレード直後の時間は日本館が予約なしで見れるので、急いで日本館へ。
少し待った程度で中に入ることができました。
日本館は環境を意識した展示で、生分解性プラスチックの紹介などがありました。
資源の再生といった内容の展示で、工場プラントを模した展示などがありました。
途中に置かれているスツールは3Dプリント製の物でした。
ここにもプラントを模した展示がありますね。
制御盤を見てみると「サブ機械室演出制御装置」と書かれていました。
日本館では火星の石が展示されているので、その待ち行列がありました。
といっても数分でクリアできました。
この小さいプレートに火星の石が埋め込まれており、実際に触れることができます。
大きな石も展示されていましたが、こちらは写真撮影のみ可能で触れることは出来ません。
日本館の最後の方には3Dプリントの展示がありました。
積層の様子などが分かるように中間品の展示がありました。
一般的な3Dプリンタと違い、ロボットアームでワークが動き回る様子も。
なかなか面白い展示でした。
先ほどの展示で動いていたものと同じ完成品が展示されていました。
積層痕がデザインに生きており良い感じです。
積層ピッチはかなり大きめ。
サポート材の痕跡はありませんでしたが、どちら向きにプリントされているか気になりますね。
また日本に昔からある木製の桶も展示されていました。
柔らかく作ることで壊れないという内容で、モノづくり観点からも楽しむことができました。
3Dプリンタでモノを作る際にも剛性ばかり気にしてしまいがちですが、このような観点も重要という気づきになりました。
このメッシュ部品はなにでしょうか?
月面探査実証機SLIMの脚部品でした。
柔らかく変形することで衝撃を吸収する部品になっています。
ダンパー等を使用せず信頼性を高めつつ軽量化も出来る訳ですね。
建築では、日本館を上から見た模型が展示されていました。
日本館を出てから、日本館の写真を撮りました。
木の感じが良いですね。
最後は岐路に向かう訳ですが、夜間は各パビリオン共に昼間とは違った表情です。
アメリカパビリオン。今回は中を見ることは出来ませんでしたが、いかにもアメリカといった感じが良いですね。
フィリピンパビリオンです。
昼間に入った時とは全く違った感じに見えますね。
ヨルダンパビリオン。
日が落ちて涼しくなってから、各パビリオンのライトアップを見に行くのも良いですね。
マンホールにはミャクミャクのイラストが入っていました。
パソナパビリオン。
夜間はカラフルなライトアップが印象的でした。
最後にゲートを抜けて外に出ます。
入場と同じ西ゲートから外に出ました。
もうすっかり人影も少なくなりました。
各国の旗と夜空の組み合わせ。
ちょっと寂しい感じもしますが、また訪れたいと思います。
今回はカバンにもチケットのQRコードを取り付けていたので、チケットを出す手間がなく非常に便利でした。
最後に持ち物を紹介しておきたいと思います。
待ち時間等に食べるためにグミやアメ類を持っていきました。
ちょっと小腹が空いたときに待機列を離れる訳にもいかず、大活躍してくれました。
念のために、マスクや薬などを持っていきましたが特に使うことはありませんでした。
モバイルバッテリー、ハンディーファンなど。
ライトも持っていきましたが、これは使うことがなかったので不要かもしれません。
ノギスは3Dプリントされた建築物の積層ピッチを図るのに持っていきましたが、一般の方には不要でしょうか。
小さなゴミ袋とウェットティッシュ。
ちょっとしたゴミ類をカバンに入れておいたり、食事の際に手を拭いたり大活躍でした。
購入したお土産です。
ミャクミャクグッズはたくさんの種類が売られており、どれを買うか悩むところですが、感覚でパッと選んで買ってみました。
こちらは日本館で売られていたもの。帰宅前の最後のチャンスだったので、時間ギリギリまで選んで買いました。
フランスパビリオンの出口で購入しました。
コインは3Dプリンタでスタンドを作って自宅に飾ってあります。
ミャクミャクのカプセルを開けると551のHORAIが出てきました。
友人に配るお土産は食べ物で炎天下でも問題なさそうなクッキー類を選びました。
こちらはヨルダンのパビリオンで買った砂のアート作品です。
価格も安価で、ガラスと砂という組み合わせから長期間飾っておくのにもよさそうです。
今回は大阪・関西万博に行ってきた内容の紹介ですが、非常に楽しかった!というのが率直な感想です。
また何度か行って世界のパビリオンを愉しみたいと思いました。
コメント