最近はあおり運転などの社会問題もあり、ドライブレコーダーがテレビCMにまで登場するような状況になっています。
360度撮影可能な物や前後撮影可能なものなど高価格帯の製品も増加傾向にあるようです。
今回はKENWOOD製のDRV-340を購入したので早速分解してみました。
KENWOOD DRV-340について
基本的なスペックとしてはGPS搭載のシングルカメラモデルとなっています。
製品として低価格帯のものになりますが、国産メーカー品という事でこちらの製品を選んでみました。
パッケージもシンプルなもので、Full Hi Vision、16GB MicroSDHCカード付属などの記載があります。
DRV-340の詳細スペックを確認してみる
記録画素数 | 1920×1080録画 |
撮影素子 | 1/2.7型 フルカラーCMOS |
レンズ | 水平100度、垂直52度、F2.0 |
Gセンサー | 0.5G~3G 0.5G単位で設定可能 |
電源 | 5V 430mA |
動作温度範囲 | -10℃~+60℃ |
フレームレート | 27.5fps M (H.264)P |
DRV-340を開封してみた
DRV-340のパッケージを開封してみました。
パッケージをパカッと開くと、ドライブレコーダー本体が見えました。
内容物を取り出してみましょう。
ドライブレコーダー本体、電源ケーブル、MicroSDHCカード、取り付けブラケット、マニュアル類が入っています。
DRV-340の付属品をチェック!
取り付けブラケットはプラスチック製で両面テープが予め貼り付けされています。
ブラケットとドライブレコーダー本体はツメのような構造で固定するタイプとなっています。
付属のシガーソケット電源ケーブルです。
シガーソケット部にDC-DCコンバータが内蔵されており、12vまたは24vの電源を5V 1Aに変換して出力します。
ドライブレコーダー本体への接続端子はMiniUSBタイプ。
他社のドライブレコーダーなどとも共通なので、すでに取り付けしている車両への交換は容易ですね☆
付属のメモリーカードは16GBのMicroSDHCカード。変換アダプタも付属しています。
DRV-340の細部をチェック!
DRV-340の細部をチェックしてみましょう。
こちらはフロントカメラ部分です。ブラックを基調にヘアライン仕上げとなっており安っぽさはありませんね。
DRV-340の液晶画面側です。
最初は注意書きが書かれた液晶保護フィルムが貼り付けされています。
取り付け直前まで貼ったままにしておくことで、取り付け作業中に画面を傷つけることも防げます。
レンズ部分の拡大写真です。
F2.0の明るいレンズです。透明感もあって綺麗な録画が出来そうですね☆
左側面の写真です。
MiniUSB電源コネクタとMicroSDHCスロットが装備されています。
本体上部の写真です。
この溝は取り付けブラケットを固定するためのものですね。
本体下部です。
DRIVE RECORDER MODEL:DRV-340と書かれた銘板が貼り付けされています。
またシール下にはリセットスイッチもありますね。
大容量の200GB SDXCカードは使えるのか??
今回は試しにSanDisk製の200GB MicroSDXCカードを用意してみました。
製品仕様上は4GB~32GB対応となっていますが、200GBなどの大容量も是非試しておきたいところ。
今回購入したMicroSDXCカードはUHS-I対応の200GB品です。
またA1規格にも対応しており、ランダムアクセスが高速な製品のようです。
MicroSDXCカードのパッケージはハサミ等で切り取るタイプです。
カード本体を取り出してみました。
カードはインクジェット印刷のような仕上がりとなっていますね。
実際に200GB MicroSDXCカードを挿入してみた!
DRV-340に200GB MicroSDXCカードを挿入してみます。
ひとまずメニューからSDカードのフォーマットを実行してみましょう。
フォーマットが正常終了したので、記憶域の割り当て状況をチェックしてみました。
すると、183.3GB分の容量が録画領域として割り当てされました。
32GB以上のカードは認識しないのかと思っていましたが、大容量カードでも問題ありませんね♪
DRV-340を分解する。
動作確認も終わったので早速ですがDRV-340を分解してみましょう。
一般的なプラスタイプのビスで固定されているので、精密ドライバーで対応可能でした。
2本のビスが外れると液晶画面側のパネルがパカッと外れました。
そのまま液晶ディスプレイのコネクタを外して、2つの部品に分離しました。
液晶パネル側の部品は液晶パネルの部品だけで構成されています。
反対側には多数の部品が配されたメイン基板が組み込まれていました。
各パーツは厳重にシールド処理されており、チップの素性を見ることはできませんでした。
本体上部に装着されている部品はGPSモジュールですね。
GPSありモデルを選ぶ利点としては速度の記録もありますが、一番は正確な時刻を記録できることでしょうか。
炎天下や極寒の車内など、時計の精度を保つのは大変なので、GPSによる時刻補正を使えるメリットは計り知れません。
DRV-340まとめ
いかがだったでしょうか。
国内メーカー品という事で内部のつくりを見ても納得の品質でした。
最近はamazon等で格安品が多数販売されていますが、燃えやすいLi-ionバッテリーを搭載していることなどを考えると、信頼できる国内メーカー品を選びたいですね。
事故の際に確実に映像記録できること、また製品として安全性が確保されている事なども、製品を選ぶ際の基準とするのも良いかと思います。
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