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  • Lexar NS100 1TBのSSDをテスト、分解してみた。

    Lexar NS100 1TBのSSDを買ってみました。
    今回はメインPCの起動ディスクをアップグレードする目的です。
    もともとSSDは利用していましたが、5年ほど前の製品であるHDTS225XZSTAを利用していました。
    今回は数年ぶりに最新世代の格安SSDを購入し、実際にメインPCで運用テストをするという内容も兼ねています。


    Lexar NS100 1TBのパッケージ

    今回購入したLexar NS100 1TBのSSDです。
    日本向けパッケージ品で3年保証もついています。

    店頭にて購入したため、国内正規代理店「株式会社ファスト」のシールが貼り付けされています。
    故障した際に直接海外メーカーに連絡を取る必要もなく、並行モノには無い安心感がありますね☆

    日本向けパッケージ品なので、裏面の表記もしっかり日本語表記されています。
    正式な型式はLNS100-1TRBJPで、最大転送速度は520MB/sと記載されています。


    パッケージを開封する

    では早速パッケージを開封してみましょう。
    内容物は緩衝材トレイ、マニュアル、NS100本体のみです。
    HDD→SSD過渡期にあったようなデータ移行キットや、スペーサなどは付属していません。これも時代の変化ですね(^^

    Lexar NS100 1TBの表面写真です。
    アルミダイキャスト風の梨地加工がされていますが、素材自身はプラスチックです。
    もはやアルミ素材による放熱も必要なくなったという事なのでしょう。

    Lexar NS100 1TBの裏面です。
    こちらも梨地加工となっていますが、プラスチック製です。
    ビス止め部には金属素材が埋め込んであるので、固定時の強度は問題なさそうです。

    Lexar NS100 1TBのDC 5.0V / 1.6A の電源容量が必要です。
    また生産国は MADE IN CHINAとなっていました。

    Lexar NS100 1TBの組付けはツメによるはめ込み固定のみでした。
    また格安品ながらも、ビス固定部にはテーパー状の加工がされており、取り付け等の容易さは確保されています。


    Lexar NS100 1TBを分解してみる

    Lexar NS100 1TBの先ほどの写真で分かる通り、ツメで固定されているだけでした。
    ちょっと力を入れて捻ると、パカッと勝手に開きました。
    このように分解が容易なのはポイントが高いですね☆
    分解して気になるのは基板のサイズでしょうか。今や1TBの容量でもこのサイズで実現できてしまうんですね!

    Lexar NS100 1TBの基板を取り出してみました。
    こちらは表面となっていますが、コントローラーチップ、NANDチップともにLexarロゴが入っていました。
    コントローラ型式:DM918
    NAND型式:TS22T1B1
    いずれも詳細情報は見つかりませんでした。現時点では素性不明といったところです。


    基板裏面にはLexarロゴのNANDが搭載されているのみでした。
    このモデルにはDRAMキャッシュなどの構成部品はなく、SLCキャッシュ方式を採用しているように感じますね。


    Lexar SSD Dashを試してみる

    ちなみにLexarのSSDを購入すると、Lexar SSD Dashという管理ソフトが無料で利用可能です。
    SSD自身のファームウェアバージョンや利用状況が一目でわかる画面です。

    またSSDを安全に廃棄できるよう、データ消去(セキュアイレイス)の機能なども含まれています。

    もちろんSSDの健康状態を確認する為の、S.M.A.R.T値も確認可能です。

    ディスクマイグレーション等の機能はありませんが、健康状態の把握など安全に運用するためのツールとしては十分利用価値があるものです☆


    Lexar SSD NS100のベンチマーク結果

    まだ購入してディスクイメージのバックアップを取ったばかりの状況ですが、CrystalDiskMark8.3.1にて状況を確認してみましょう。
    電源投入回数は4回、使用時間は0時間となっており、ほぼ新品の状態です。

    まずはCrystalDiskMark6.0.2にてベンチマークテストです。
    ベンチマーク条件はすべてフォルトのままです。
    Read 234.9MB/s
    Write 344.4MB/s
    このように想定より低い数値しか表示されませんでした。

    そこで、IRST(インテルラピッドストレージテクノロジー)のドライババージョンを色々と変更してみることに。
    IRSTダウンロードリンク

    現時点でバージョン: 17.7.0.1006 (最新) 日付: 2019/09/30という物が最新になっていましたが、これはすでにインストール済みです。
    まず分解。の環境ではかなり古いものが適合し、バージョン: 12.8.2.1000というバージョンを入れるとネイティブで動作するようになりました。
    IRSTドライバーに関しては最新バージョンではなく、利用しているPCのチップセットに適合したバージョンをインストールする必要がありますね。
    特にエラーメッセージ等も表示されず、どのバージョンでもインストール出来たので気づきにくいかもしれません(^^;

    再びベンチマークを実施してみました。
    Read 549.0mb/s
    Write 501.5MB/s
    結果はこのように非常に高速な値となりました。


    Lexar SSD NS100のまとめ

    今回はTLCチップ採用の格安SATA接続SSDとして、Lexar製のNS100 1TBを購入してみました。
    格安品という事でパフォーマンス面の不安がありましたが、非常に高速な読み書きが可能でした。
    市場にはQLCタイプの4bit記録モデルも流通し始めていますが、連続書き込みをした際のパフォーマンス低下などの課題もあるようです。

    大容量SATA接続のSSDを狙っている方は、TLCタイプの格安SSDが流通している今の時期が最後のチャンスかもしれませんね。
    そんな方にこの記事が参考になればと思います。



  • XQDカードリーダー SONY MRW-E90を分解する。

    Nikon D850導入に伴い、LexarのXQDカードとXQDカードリーダー SONY MRW-E90を買ってみました。
    MRW-E90はおよそ6000円ほどの価格でカードリーダーとしては高価格な部類に入ります。
    高価格なモノには理由がある。という訳で分解して中身をチェックしてみましょう。

    SONY MRW-E90のパッケージ。
    白と黒を基調としてシンプルなデザイン。

    接続インターフェースはUSB3.1 Gen1対応となっており、XQDの高速性を生かしたカードリーダです。
    ちなみにSDXCのUHS-IIにも対応しているため、大容量の写真データを扱う用途には最適(^^

    パッケージを開けてみました。
    内容物はMRW-E90本体と、USB3.1ケーブル、マニュアル類となっています。

    MRW-E90本体の端子はMicroUSB仕様となっており、一般的なMicroUSB2.0ケーブルでも利用可能です。

    カードスロットはXQDとSDXC UHS-IIに対応。
    どちらのスロットもプッシュ式でカード全体が中に入り込む仕様となっています。

    MRW-E90の銘版です。
    消費電力は5V 0.9Aとなっており、カードリーダーとしては多くの電力を要求します。

    では早速分解してみましょう。
    外観上はビス類がありませんので、隙間に樹脂工具を入れてツメを外していきます。

    簡単に開くことが出来ました。

    基板に3本のビスがあるので、すべて緩めていきます。

    特殊なビスではなく通常のプラスネジなので、どなたでも簡単に分解可能です。

    ビスを外して、基板を取り出してみました。
    大きく3つの部品で構成されています。

    こちらはXQDスロット側の基板面です。
    一般的なSDカードリーダー等と比較すると、チップ数が多めになっていますね。

    搭載されているチップを確認してみましょう。
    USBコネクタに近い場所に配置されているのはGL3523です。GENESYS LOGIC社のUSB3.1 Gen1 Hub Controllerになります。
    基板中央部の大きなチップはUSB3380-AB50NI Gです。PCI Express Gen 2.0とUSB3.0を橋渡しするコントローラーです。
    XQDソケット側面のチップはPCA9555です。Texas Instruments社のI2C/SMBusエクスパンダです。

    続いてMRW-E90のSDカード側を見てみましょう。
    こちらはXQDと比べて部品が少なめですね。

    SDXC側のメインのコントローラーはGL3125です。GENESYS LOGIC社のUSB3.1 Gen1/2.0対応のSD4.0/MMCコントローラーになります。
    HD312やFD156に対応しているので、300MB/sクラスのSDXCカードでもその速度を生かした転送が可能です。

    こちらはXQDカードスロットの拡大図です。
    ピン数は21ピンとなっています。

    こちらはSDXCカードスロットですが、UHS-II対応という事でピン数は19ピンの物が採用されていました。

    試しにSDXCカードを差し込んでみました。
    今回はSanDiskUltra 400GBを使ってみます。

    このようにMicroSD to SDカードアダプターを介しての接続です。

    安物のSDカードリーダーとは違い、カチッと押し込むことで固定されます。
    カード挿入時の出っ張りもほぼ皆無なので、フィールドでのデータ転送時にも安心して利用できます。

    今回MRW-E90とセットで購入した、LexarのXQD 64GD 2933xです。
    価格は少々高めでしたが、最大440MB/sの速度というのが魅力的ですよね。

    パッケージ裏を見てみましょう。
    やはり高速性能が謡われていますね。これさえあればD850による高速連写でも安心。

    ちなみに保証期間は永久保証となっています。

    440MB/s読み込み、400MB/s書き込みとなっており、転送先のメディアの速度も重要となりそうですね。

    XQDカードのパッケージを開けてみました。

    Lexar製の画像復元ソフト、Image Rescue5が無料で利用可能となるコードも付属していました。
    http://www.lexar.com/imagerescue/
    http://www.lexar.com/support/downloads/
    から入手可能です。

    XQDカード本体です。
    64GB 2933x 440MB/sと記載されています。

    XQDカード裏面です。
    ヘアライン仕上げの金属面に製造ロットなどが記載されていました。

    XQDカードはSDカードなどとは違い、端子が露出していなのでフィールドでの取り扱いにも安心ですね。
    不用意に端子に触れてしまいそうなSDカードとは違い、どんな環境でも安心して使えます。

    XQDカードのサイズを計測してみましょう。
    横幅は29.7mm

    長さは38.7mm

    厚みは3.78mm

    いずれもSDカードより若干大きめのサイズですが、性能を考えれば十分コンパクトだと思います。

    カードリーダーの性能を図るため、ベンチマークをやってみました。
    まずはXQDスロット側ということで、Lexarの64GB XQDを装着。
    読み取り191.3MB/s、書き込み91.55MB/sという速度でした。

    続いてSDカードスロット側です。
    TOSHIBA製のUHS-II対応SDXCカードを装着。
    旧製品なので速度は遅めですが、読み取り215.5MB/s、書き込み125.2MB/sという速度でした。

    今回はSDXCカードの方が速いという結果になりましたが、PC環境の影響なども考えられます。
    スペック上ではSDXCカードの2倍近い数値となっていますので、USB3.1対応のPCでもう一度試してみたいですね。

    いかがだったでしょうか。
    XQDカードリーダーとしてだけではなく、高速SDカードリーダーとしての実力も十分なMRW-E90
    カメラを趣味にされている方にはぜひおススメしたい製品ですね。


  • 400GB MicroSD Sandisk Ultra SDSQUAR-400G-GN6MAを試す。

    400GB MicroSD という世界最大容量のカードが発売されたので早速購入してみました。
    正式な型式はSDSQUAR-400G-GN6MAとなっており、現時点では海外版パッケージのみ存在しています。
    今回は米国amazon.comより直輸入する形で入手しました。

    amazonではSandisk Ultra 400GB Micro SDXC UHS-I Card with Adapter – SDSQUAR-400G-GN6MAという名称で出品されていました。
    在庫数は残りわずかだったので迷わずポチっと(^^

    待つこと4日。もう届きました。送料は数十ドル必要でしたがすぐに届くのは便利ですね。
    無料だったので無駄にギフトオプションも付けてみました。
    メッセージは「Hi,Enjoy your gift! From mazu-bunkai.com」です☆

    届いたパッケージを見てみましょう。
    赤いSanDiskロゴが鮮やかな見慣れたパッケージ。SDSQUAR-400G-GN6MAは海外版なのですべて英語表記です。

    容量は世界最大の400GB。速度表記は667倍速となっており、100MB/sの性能があるようです。

    また、A1という表記もあります。
    これは「Application Performance Class 1」という規格です。これは書き込み速度が500IOPS以上、読み込み速度が1500IOPS以上の物に表示できます。
    アクセス速度が遅い場合は表示できないものなので、SDSQUAR-400G-GN6MAに関しては速度面でも期待が高まります。

    では続いて裏面を見てみましょう。
    こちらも基本的には英語表記があるのみです。

    カードの耐環境性能も記載されていました。
    耐水、耐熱、耐衝撃、耐X線と、さまざまな環境でデータをしっかりと守ってくれるようです。

    またパッケージには10年保証のバッヂも。ただし日本国内では有効性は不明なので、故障しても捨てる!と割り切れる方のみ海外版に手を出すと良いでしょう(笑)

    パッケージの上から写真を撮ってみました。
    SanDisk Ultra 400GB MicroSDXC UHS-I A1の表記。

    MicroSDカードを取り出すにはパッケージを切り取る必要があります。
    ハサミで切り取り線に沿って切っていきましょう。

    パリッと切れました。
    コクヨのチタンコーティングハサミはなかなか良い切れ味を維持してくれています。

    切り取った箇所からMicroSDカードが格納された樹脂トレイを取り出します。

    取り出した樹脂トレイ。
    左にSDカード変換アダプタ、右側に400GB MicroSDが格納されています。

    では裏面を見てみましょう。
    SDカード変換アダプタの生産日は2017/10/08となっており、日本で買ったことを考えると、ほぼ出来立ての製品ですね。

    では樹脂トレイのシュリンクフィルムを剥がしましょう。

    改めて取り出したSDカード変換アダプタと、400GB MicroSDカードを撮影。

    SDSQUAR-400G-GN6MAのカードはインクジェットプリンタで直接印字したような仕上がり。
    ここまでズームしなければドットは見えませんが、ちょっと拡大しすぎたかも(^^;

    SDSQUAR-400G-GN6MAの裏面です。基板のパターンはなだらかなカーブを描いたもの。
    手書のプリント基板を彷彿とさせますね。なんだか懐かしい感じ(笑)

    続いてベンチマークテスト、いわゆる体力測定を行ってみましょう。
    今回はSONY製のUHS-II対応の高速リーダーMRW-E90を利用します。

    まずはSDSQUAR-400G-GN6MA付属のSDカード変換アダプタに400GB MicroSDカードを差し込みます。

    続いてカードリーダーに挿入しましょう。

    SONYのリーダーはカードの露出が最小限なので、突起部をぶつけることもなく安心して使えますね。

    まずは手元のWindows10Pro搭載PCに接続してみました。
    ドライブのプロパティでの総容量は393,803,202,560バイト 366GBが利用可能となっています。
    また空き容量も同じく366GB、SDSQUAR-400G-GN6MAの大容量が体感できる瞬間ですね。

    では定番のCrystal Disk Markで速度を計測してみましょう。
    今回は最新版のVer6.0.0 x64を利用しました。


    シーケンシャルリードは84MB/s、シーケンシャルライトは56MB/sを記録。なかなか高速なカードですね。MicroSDといえば基本的に遅い!といった印象でしたが、このカードはなかなかの速度が出ています。
    このスペックであれば、動画の直接録画等にも使えそうですね。

    システム的な頻繁な書き込みは寿命を縮める恐れがありますが、写真・動画・音楽等の格納にはぴったりではないでしょうか。大容量のデータを気軽に持ち出したい人にはおススメのSDSQUAR-400G-GN6MAでした。

    今なら400GBを持っている人は少ないので、話のネタにも最適ですよ~☆