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  • 格安XQDカードリーダーを試す。

    格安XQDカードリーダーを試してみました。XQDといえば数有るメモリーカードの中でも高性能・高価格というイメージがありますよね。
    そこで今回は最近amazonで売られている格安XQDリーダーを試してみました。

    今回購入した格安XQDリーダーです。
    XQD以外にもSDXCカード、USBポートまで装備されています。

    今回はソニー製の高価格XQDリーダーである、MRW-E90と比較する形でその性能を検証してみたいと思います。


    格安XQDリーダーのパッケージを開封してみました。
    今回はシルバーモデルが出てきました。

    格安XQDリーダーの対応規格をチェックしてみましょう。
    PC側のインターフェイスはUSB3.0に対応。
    その他はXQD2.0、SD2.0に対応となっています。

    格安XQDリーダーの外観図です。
    よく見ると、XQD(USB)と記載がありますね。これはおそらくUSBと表記のあるXQDカード以外では利用できないものです。
    今回比較用に準備したMRW-E90であれば(USB)表記が無くても利用可能ですが、格安XQDリーダーだと対応カードを選ぶようですね。
    ちなみにMRW-E90はUSB3.1とSDXC UHS-IIにも対応している点が大きな違いですね。

    XQDカードリーダー本体です。
    ケーブルは太く、短く。これは安心感がありますね。

    ソニー製のMRW-E90と比較してみました。
    ケーブル込みという事を考えると、サイズ感は同じようなモノでしょうか。
    どちらもコンパクトサイズなのでノートパソコンと組み合わせてフィールドでの利用に便利な感じですね。

    格安XQDリーダーはUSB3.0対応となっており、SSマーク入りのUSBコネクタになっています。

    格安XQDカードリーダーの全面です。XQD、SDXC、USB3.0の各ポートが並んでいます。

    まず分解。ということで頑張ってみましたが、全周がガチガチに接着されており、今回は断念する結果に。。。
    申し訳ありません。

    今回はXQDカード以外にもSDカードの速度も比較してみたいと思います。
    左から順に、
    ・Sandisk Extreme UHS-I 64GB
    ・TOSHIBA EXCERIA UHS-II 64GB
    ・Sandisk ExtremePro UHS-II 64GB
    となっています。

    それぞれ裏面を見てみましょう。
    UHS-II対応の物はピンが2段構成になっており、高速通信対応のリーダーを利用する場合は2段目のピンも利用されます。
    なお、従来のカメラ機器でも利用可能となっているので、将来のために買っておく場合でも安心して選べると思います。

    まずは、ソニー製のMRW-E90でLexar XQD 2933x 64GBをテストしてみましょう。

    Lexar XQD 2933x 64GB / SONY MRW-E90
    リード200MB/s、ライト97MB/sと非常に高速な数字をマーク。流石は信頼のソニー製です。

    続いて格安カードリーダーとLexar XQD 2933x 64GBの組み合わせでテストしてみましょう。

    Lexar XQD 2933x 64GB / 格安Reader
    なんとソニー製のMRW-E90を凌ぐ速度をマーク。リード202MB/s、ライト115MB/sと大きな差が出ました。
    これはおそらくMRW-E90はUSBタイプ以外のXQDにも対応させるため、あえてカードリーダー内部でUSB変換しておりオーバーヘッドが存在するようです。

    続いて、ソニー製のMRW-E90でSandisk ExtremePro UHS-II 64GBをテストしてみましょう。
    私はNikonD850をメインに利用しており、UHS-II対応のSDカードが使えることがMRW-E90のメリットだと感じています。

    Sandisk ExtremePro UHS-II 64GB / SONY MRW-E90
    リード207MB/s、ライト189MB/sと書き込みが非常に高速ですね。

    では同じカードを格安カードリーダーで試してみましょう。

    Sandisk ExtremePro UHS-II 64GB / 格安Reader
    リード91MB/s、ライト80MB/sとピーク速度は大幅に低下。これはUHS-II非対応であることが原因ですね。

    続いてTOSHIBA EXCERIA UHS-II 64GBをソニーMRW-E90でテストしてみましょう。

    TOSHIBA EXCERIA UHS-II 64GB / SONY MRW-E90
    リード212MB/s、ライト125MB/sとなっています。Sandisk製のUHS-IIカードに比べて書き込み速度が遅いようですね。
    これはD850で使っているときにも体感している事なので、このカードは予備用として利用することが多いですね。

    TOSHIBA EXCERIA UHS-II 64GBを格安カードリーダーに入れてみましょう。

    TOSHIBA EXCERIA UHS-II 64GB / 格安Reader
    リード92MB/s、ライト73MB/sとなりました。やはりUHS-II非対応ゆえのピーク速度の落ち込みです。ランダムアクセス自体には速度差はありませんね。

    続いてSandisk Extreme UHS-I 64GBとソニー製MRW-E90の組み合わせです。
    UHS-II対応のカードリーダーでUHS-I対応のカードを使ってみる実験です。

    Sandisk Extreme UHS-I 64GB / SONY MRW-E90
    リード93MB/s、ライト54MB/sという事で、リード速度はカードに記載された速度を上回っていますね。

    最後はSandisk Extreme UHS-I 64GBと格安カードリーダーの組み合わせです。
    これが最も一般的な使い方かもしれませんね。

    Sandisk Extreme UHS-I 64GB / 格安Reader
    リード93MB/s、ライト54MB/sとなっていますが、ランダムアクセス系はSONY MRW-E90よりも高速ですね。

    今回は格安XQDカードリーダーの実力をチェックしてみました。
    XQDカードの利用に限れば全く問題なく利用できました。

    UHS-II対応のSDXCカードもXQDカードも高速に使いたい、そんな用途であればソニー製のMRW-E90ですね。
    逆にXQDカードさえ快適に利用できれば問題ないのであれば、今回のような格安XQDリーダーもオススメできます☆


  • XQDカードリーダー SONY MRW-E90を分解する。

    Nikon D850導入に伴い、LexarのXQDカードとXQDカードリーダー SONY MRW-E90を買ってみました。
    MRW-E90はおよそ6000円ほどの価格でカードリーダーとしては高価格な部類に入ります。
    高価格なモノには理由がある。という訳で分解して中身をチェックしてみましょう。

    SONY MRW-E90のパッケージ。
    白と黒を基調としてシンプルなデザイン。

    接続インターフェースはUSB3.1 Gen1対応となっており、XQDの高速性を生かしたカードリーダです。
    ちなみにSDXCのUHS-IIにも対応しているため、大容量の写真データを扱う用途には最適(^^

    パッケージを開けてみました。
    内容物はMRW-E90本体と、USB3.1ケーブル、マニュアル類となっています。

    MRW-E90本体の端子はMicroUSB仕様となっており、一般的なMicroUSB2.0ケーブルでも利用可能です。

    カードスロットはXQDとSDXC UHS-IIに対応。
    どちらのスロットもプッシュ式でカード全体が中に入り込む仕様となっています。

    MRW-E90の銘版です。
    消費電力は5V 0.9Aとなっており、カードリーダーとしては多くの電力を要求します。

    では早速分解してみましょう。
    外観上はビス類がありませんので、隙間に樹脂工具を入れてツメを外していきます。

    簡単に開くことが出来ました。

    基板に3本のビスがあるので、すべて緩めていきます。

    特殊なビスではなく通常のプラスネジなので、どなたでも簡単に分解可能です。

    ビスを外して、基板を取り出してみました。
    大きく3つの部品で構成されています。

    こちらはXQDスロット側の基板面です。
    一般的なSDカードリーダー等と比較すると、チップ数が多めになっていますね。

    搭載されているチップを確認してみましょう。
    USBコネクタに近い場所に配置されているのはGL3523です。GENESYS LOGIC社のUSB3.1 Gen1 Hub Controllerになります。
    基板中央部の大きなチップはUSB3380-AB50NI Gです。PCI Express Gen 2.0とUSB3.0を橋渡しするコントローラーです。
    XQDソケット側面のチップはPCA9555です。Texas Instruments社のI2C/SMBusエクスパンダです。

    続いてMRW-E90のSDカード側を見てみましょう。
    こちらはXQDと比べて部品が少なめですね。

    SDXC側のメインのコントローラーはGL3125です。GENESYS LOGIC社のUSB3.1 Gen1/2.0対応のSD4.0/MMCコントローラーになります。
    HD312やFD156に対応しているので、300MB/sクラスのSDXCカードでもその速度を生かした転送が可能です。

    こちらはXQDカードスロットの拡大図です。
    ピン数は21ピンとなっています。

    こちらはSDXCカードスロットですが、UHS-II対応という事でピン数は19ピンの物が採用されていました。

    試しにSDXCカードを差し込んでみました。
    今回はSanDiskUltra 400GBを使ってみます。

    このようにMicroSD to SDカードアダプターを介しての接続です。

    安物のSDカードリーダーとは違い、カチッと押し込むことで固定されます。
    カード挿入時の出っ張りもほぼ皆無なので、フィールドでのデータ転送時にも安心して利用できます。

    今回MRW-E90とセットで購入した、LexarのXQD 64GD 2933xです。
    価格は少々高めでしたが、最大440MB/sの速度というのが魅力的ですよね。

    パッケージ裏を見てみましょう。
    やはり高速性能が謡われていますね。これさえあればD850による高速連写でも安心。

    ちなみに保証期間は永久保証となっています。

    440MB/s読み込み、400MB/s書き込みとなっており、転送先のメディアの速度も重要となりそうですね。

    XQDカードのパッケージを開けてみました。

    Lexar製の画像復元ソフト、Image Rescue5が無料で利用可能となるコードも付属していました。
    http://www.lexar.com/imagerescue/
    http://www.lexar.com/support/downloads/
    から入手可能です。

    XQDカード本体です。
    64GB 2933x 440MB/sと記載されています。

    XQDカード裏面です。
    ヘアライン仕上げの金属面に製造ロットなどが記載されていました。

    XQDカードはSDカードなどとは違い、端子が露出していなのでフィールドでの取り扱いにも安心ですね。
    不用意に端子に触れてしまいそうなSDカードとは違い、どんな環境でも安心して使えます。

    XQDカードのサイズを計測してみましょう。
    横幅は29.7mm

    長さは38.7mm

    厚みは3.78mm

    いずれもSDカードより若干大きめのサイズですが、性能を考えれば十分コンパクトだと思います。

    カードリーダーの性能を図るため、ベンチマークをやってみました。
    まずはXQDスロット側ということで、Lexarの64GB XQDを装着。
    読み取り191.3MB/s、書き込み91.55MB/sという速度でした。

    続いてSDカードスロット側です。
    TOSHIBA製のUHS-II対応SDXCカードを装着。
    旧製品なので速度は遅めですが、読み取り215.5MB/s、書き込み125.2MB/sという速度でした。

    今回はSDXCカードの方が速いという結果になりましたが、PC環境の影響なども考えられます。
    スペック上ではSDXCカードの2倍近い数値となっていますので、USB3.1対応のPCでもう一度試してみたいですね。

    いかがだったでしょうか。
    XQDカードリーダーとしてだけではなく、高速SDカードリーダーとしての実力も十分なMRW-E90
    カメラを趣味にされている方にはぜひおススメしたい製品ですね。