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プレイステーションクラシックを分解してみた。

ゲーム

プレイステーションクラシックを分解してみました。
手のひらサイズの本体に懐かしいゲームが沢山内蔵されています。
2018年12月3日 本日発売日です。amazonにて午前着で手配しており、先ほど到着したので早速初めていきましょう(^^)
SCPH-1000R PlayStationClassic TearDown!!

まずは外観から。
昔懐かしい雰囲気のパッケージ。CD読み取り部分が良く故障して何度も購入した記憶がありますね(笑)

内蔵ソフトウェアは20タイトルとという事ですが、当時は大容量のCD-ROMで販売されていたことを考えると、これが小さな本体に内蔵できてしまうのは凄い技術の進歩ですね。
ちなみに個人的に気になるタイトルは、
・JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻
・闘神伝
などプレイステーション初期に3Dの未来を感じさせてくれたソフトたちですね。

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SCPH-1000RJ JANコード4948872414791パッケージ側面には保証書などが印字されています。
間もなく失効してしまいますが(笑)

懐かしい外観の外箱を開けて中身を取り出してみました。
すると、プレイステーションロゴの入った段ボール箱が出てきました。

プレイステーションロゴの白い段ボール箱を開封すると。。。
再び段ボールに包まれたプレイステーションクラシックが登場しました。
この段階でマニュアルにもご対面です。

内容物を確認してみましょう。
SCPH-1000R プレイステーション本体
SCPH-1000R コントローラー 2台
MicroUSBケーブル
HDMIケーブル


プレイステーションクラシック本体です。
1994年発売のプレイステーションと見た目に違いはありませんね。
素晴らしい再現度です♪

メモリーカードスロットはダミーになっていますが、コントローラーは着脱式となっています。

コントローラーの端子はUSBタイプとなっており、当時の丸穴端子とは違うものです。
それでも差し込み口の周辺は懐かしい形状を再現していますね。

プレイステーションクラシック本体サイド面のスリットです。
ダミー形状ではなく、しっかりとスリットになっています。
当時は放熱に苦しんで縦向けてゲームをしたり、懐かしい記憶が甦ります(笑)

本体背面です。
HDMI端子とMicroUSB端子のみのシンプルなデザインです。
拡張端子もあるように見えますが、形状だけで開くことはできませんでした。

HDMIコネクタ周辺です。
出力コネクタが一機だけなので、初代プレイステーションの豪華さとはかけ離れていますね。
当時は高画質を求めてS端子等でゲームを楽しんだものですが、今やこのコネクタ一本でOKなのは便利ですよね。

電源供給側のMicroUSB端子です。
グレーの樹脂でデザインされているのがうれしいですね。

本体裏面です。
本体裏面には4隅の脚や放熱スリットなどが見えます。

本体表面。
当時のデザインそのものなので、写真だと違いが分かりませんね。

本体四隅の脚ですが、ゴムではなく当時と同じフェルト製です。
この触った感覚が懐かしいですね。
CD-ROMではなく振動対策は不要となった中でも、これを採用してくれたのはうれしいポイントです。

プレイステーションクラシック本体は一般的なプラスタイプのビスが使われています。
早速ドライバーを差し込んでみましょう。

本体裏面は4本のビスで固定されていました。

パカッと開いた、プレイステーションクラシック
基板は小型で本体全面を覆うようなサイズではありません。

ちなみに裏面カバーにはこのようなアルミテープが貼り付けされていました。
これの役目はシールド板ではありません。

この裏面スリットから見えるシールド板をデザインして模したものなんですよね。
コストをかけた再現処理に思わずにっこり。

では本体基板を眺めてみましょう。
当時はAC-DC電源が内蔵されていましたが、今回はMicroUSB電源のみ。
というわけで、電源基板はなくメイン基板一枚の構成となっています。

ちなみに放熱スリットは内部で塞いであり、発熱は少ないという事でしょう。
ホコリ侵入防止のために、でもしっかりデザインしたいという思いが伝わってきますね。

メイン基板にはLM-11 SIDE B 1-984-020-21 Sony Interactive Entertainmento Inc.の文字。
もうSCEIじゃないんですよね。。。

そろそろ分解に戻りましょう。
メイン基板も通常のプラスタイプのビスなので、普通のドライバーで外してみましょう。

本体裏面のビスとは長さが違うので、組み立て時に間違わないように注意しましょう。

本体基板の表面です。
巨大なシールド板兼放熱板が現れました。
ビス等で固定されているわけではないので、ぺりっと剥がしてみましょう。

放熱板の裏には放熱ゲルが貼り付けされていました。
メインCPUのみ冷却が必要なようですね。

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メイン基板です。
LM-11 SIDE A 1-984-020-21となります。
任天堂のクラシックミニシリーズよりは搭載チップが多めですね。

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メイン基板裏面を再び見てみましょう。
こちらはチップコンデンサなどを中心にチップ周辺に一部搭載されているだけでシンプルな構造。

周辺パーツからみて電源ICでしょうか。
MediaTek」の「MT6392A」が搭載されています。

こちらは「Realtek」のRTS5482です。
データシートがみあたらず、用途は不明です。。。

フラッシュメモリには16GB/HS400タイプのeMMCを搭載。
SAMSUNG」の「KLMAG1JETD-B041」ですね。

メインメモリにはDDR3タイプのDRAMを2基で1GB搭載。
SAMSUNG」の「K4B4G1646E-BYMA」ですね。

メインCPUは「MediaTek」の「MT8167A」を搭載。
ARM Cortex-A35 @ 1.5GHz x4で、PowerVR GE8300を搭載しています。

ちなみにメイン基板の各種コネクタは着脱の応力に耐えるようにリードタイプの部品で構成されています。
こちらはHDMIコネクタとMicroUSBコネクタ。

こちらはコントローラ側のUSBコネクタです。

ちなみにディスクトレイ開閉スイッチはマイクロスイッチに接続されるのみなので、開閉可能にるす改造もやってみたいですね。

続いてコントローラ側です。
コントローラ本体のサイズはそのままに、コネクタ部分がMicroUSB端子となっており小型化されています。

一般的なUSBコネクタなので、PC等に接続しても何かできそうな予感ですね。

ちなみにコントローラー側の型番もSCPH-1000Rなっており、本体と同一型番でした。

こちらも通常のプラスタイプのビスなので、ドライバーで取り外ししてみましょう。

ビスはメイン基板を固定していたものと同様に短いタイプです。

コントローラ内部です。
基板も小さくシンプルな構造ですね。

あれっ?
よく見ると本体内部にはMicroUSBのようなケーブルが。。。

外してみると、やはりMicroUSBケーブルでした。

MicroUSBケーブルを取り外してみると、このようなスペースがありました。
簡単にケーブル交換できるので故障時の交換も容易なのは有難いですね。

続いて基板に接続されているフレキシブルケーブルを取り外して、基板を取り出しましょう。

コントローラ基板の表面です。
チップには10KBC 837AZ03と刻印がありますが、詳細は不明です。

コントローラ基板の裏面にはなにも部品は装備されていませんでした。

コントローラ本体のフレキシブルケーブルが接続された部品は、ツメで固定されているだけなので簡単に取り外しできます。

フレキシブルケーブル部分を取り外してみました。

こちらは方向キー側のパターンです。

こちらは△□×〇ボタン側。方向キーとパターン形状が違うのにも理由がありそうですね。

こちらはスタート、セレクトボタンの部分です。

コントローラ本体ボタンはこのようなゴムパーツで構成されており、耐久性なども問題なさそうに感じました。

いかがだったでしょうか?
コストダウンして作った本体というよりは、様々なこだわりや再現性の高さに驚きました。
まずは懐かしのゲームを楽しんでみたいと思います♪

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コメント

  1. 1111 より:

    RealtelのRTS5482はUSBハブコントローラーみたいです。

    • まず分解。 より:

      1111さん、こんにちは。
      RTS5482で検索してもデータシート等が見当たらなかったのですが、回路的にはUSBコントローラの線が濃厚ですね!
      情報提供ありがとうございました。