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FINsix DARTが故障したので解体してみた。FINsix DART Broken

FINsix DARTについては、2018年1月末に「FINsix DART 世界最小ACアダプタを試す。」として紹介していたのですが、わずか3ヶ月程度で故障してしまいました。
個人的には非常にお気に入りで出かける際はこれを使うようにしていましたし、友人たちにも勧めていた手前もあり短期間での故障は非常に残念です。
実質的な通電時間は50時間程度で、45wのモバイルノートでの使用が大半だったので、過負荷とも思えません。

今は連休中なので修理にも時間がかかりそうです。
とりあえずヒューズ程度の故障であれば自分で直してしまおうと思い、解体してみることに。

故障したFINsix DART本体。


故障時も異常な発熱などはなく、特に異変はありませんでした。
日本の商用AC電源以外に接続したこともないので、矩形波UPSによる破損なども考えられません。

さて、どうやって分解すべきか。。。

プライヤ等で引っ張ったり、色々頑張ってみたものの全く歯が立ちません。
スポっと抜けるような構造ではなさそうです。

というわけで、今回はこのようなアイテムを用意しました。
株式会社イチネンミツトモのスピコン付きミニルーターです。

付属のブレードをセットして切断してみたいと思います。
回転数はMAXの22,000rpmにセット!

一瞬で外装に歯が入りました。
アルミではなくプラスチック製だったので、サクサク作業が進みます。

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1分程度で1本カットできました。
あまり歯を深く入れると内部の部品を切ってしまう可能性があるので、あくまで浅く。

ここからが大変でした。
ガチガチにモールドされており、外装との密着度がハンパない。
高精度プラニッパを複数駆使してもぎ取りました。

そして、この時点で元に戻すことはあきらめました(笑)

というわけで、何とかここまで解体することが出来ました。
これ以上はモールドを剥がすのが面倒なのでココまでです。もう修理する気もないので、出力コネクタも引きちぎりました。

凄いモールドです。ポロポロ割れる系で剥がすのが面倒です。
そしてコンデンサに触れてビリビリ感じたり、もうこれ以上の解体はやめました(^^;
メインのコンデンサは日本メーカーのルビコン製です。

そしてメイン基板側です。
多数のチップコンデンサが見えています。その他には半導体が少々。

FINsix DARTでは重要パーツのサプライヤであろう、「infineon」製のチップ。

他には「東芝半導体&ストレージ」社の「TLP2361」と「TLP185

全身フルモールドで分解を拒むような構造でした。

結局ヒューズ等を発見することもなく、ゴミ箱行きとなりました。
この製品に未練がないわけではありませんが、次は違うものを購入してみたいと思います。


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