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アマゾンダッシュボタンを分解する。

レビュー

話題のアマゾンダッシュボタンですが、ついに日本でもサービスが開始されました。
まずは簡単なレビューから、、、分解までやってみたいと思います。

Amazonから届いたアマゾンダッシュボタン(Amazon Dash Button )です。
今回はシーブリーズとフルグラを頼んでみました。
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パッケージは共通で簡単な印字のみです。
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まずは箱から取り出してみました。
アマゾンダッシュボタン本体と各国の言語で記載されたマニュアルが入っています。
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アマゾンダッシュボタンの裏側です。
再利用可能な青い両面テープが貼りつけされています。
そのほかにはamazonロゴとCE0682マークがありますね。
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アマゾンダッシュボタンの印字を見てみましょう。
これはシーブリーズですが、プリンタで印字したかのような荒い印字です。
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続いてフルグラ。こちらも同様ですね。まぁ使用上の問題はありませんが(^^
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二つ並べてボタンを押すと赤いLEDが点灯しました。
電池はもともと内蔵されているようですね。
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では電池交換の練習を始めましょう。
このボタンは接着によって接合されていますので、少々強引にフタを開ける必要があります。
今回は精密ニッパとマイナスドライバーでパクリと割ることが出来ました。

内部には電池交換も可能と思える電池ボックス付きの単4電池が内蔵されています。
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電池を取り外してみました。
シッカリしたバネ接点になっていますね。
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初期搭載される電池は、デュラセル社のウルトラです。
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製造年月は2016/10となっており、比較的最近に生産されたようです。
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内部の電池ボックスは特殊ネジ(T5トルクス)で固定されています。
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今回は愛用の便利ドライバーを使いました。
いじり止め付きのトルクスにも対応したビットが多数入っており、殆どの製品に対応可能です。
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今回はT5ビットをチョイス。セット品ながらも非常に精度の高いセットなんですよね♪
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T5トルクスドライバーを使うことで難なくネジを緩められます。
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ネジを3本外すだけで電池ボックスが外れました。
端子は基板に直付けされており、側のプラスチック部品だけが外れる構造です。
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電池ボックスと基板は共締めなので、続いて基板を外します。
右側の黒い部品がダッシュボタンですね。
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ダッシュボタンを取り外してみました。
表面側は白いプラスチックのパネルになっています。
左に見える白いチョボはLED用のレンズ部品です。
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裏返してみましょう。
大きなゴムで成形されており、対ダスト侵入などにも効果がありそうな感じ!
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続いて基板を観察してみましょう。
基本的には非分解構造ではありますが、シルクパターンで電池の方向まで書いてあります。
応力のかかる電池バネ部品は沢山の場所で半田付けされており、半田クラック対策も万全ですね。
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では基板の部品を見ていきましょう。
まずは基板裏面側から。
BRSと書かれたチップは「TPS61201DRC」です。TEXAS INSTRUMENTS社の昇圧型コンバータです。
25Q032と書かれたチップは「N25Q032」です。MICRON社の32Mbit SPIバスメモリです。
S1749と書かれたチップはデータシートが見つかりませんでしたが、マイクで間違いないと思います。
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続いて表面です。
右側に見えるのはダッシュボタン用のスイッチです。iPhoneのサイドボタン等に使われているものと同じタイプですね。用途を考えれば耐久性は十分でしょう。
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一番大きなチップには謎のシール材が貼り付けされています。
放熱用ではなさそうな雰囲気ですが、とりあえず剥がしてみましょう。
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シール材を剥がすとチップが現れました。
ATSAMG55J19と書かれたチップは「SAMG55J」です。Atmel社のARMベースCPUになります。
ATWINC1500Bと書かれたチップは「ATWINC1500B-MU」です。Atmel社のWi-fiチップでb/g/n規格に対応しています。
CYBL10563-68FNXIと書かれたチップは「CYBL10X6X」です。Cypress Semiconductor社のBLE対応Bluetoothチップです。
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CYBL10X6X」から伸びているラインはどこに繋がっているのでしょうか。
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裏面を見ると半円形のパターンに繋がっていました。
このパターンはBluetoothアンテナの役目をしているようですね。
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ちなみには「SAMG55J」ですが、改造防止などの理由からかガチガチにモールドされていました。
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もはや隙間もありませんね。完璧な仕事です(笑)
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そして先ほどマイクであると特定した部品ですが、それには理由があります。
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先ほどの金属部品の裏側を見ると穴が開いています。
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そしてその先にはゴム製のガスケットが。iPhone等で見られるようなマイクと同じ構造なんですよね。
このマイクで何をしているのかは謎ですが、通話内容が漏えいするような事は無いでしょう(^^
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いかがだったでしょうか?
これほど沢山の部品が詰まったアイテムが僅か500円でゲットできます。

ポチっと押すだけで翌日には自宅に商品が補充される。
こんな便利な生活をぜひ体感してみてくださいね♪

コメント

  1. 小林洸平 より:

    あのマイクみたいなものはBluetooth で登録できないときに音を出して登録できるみたいですよ!

    • まず分解。 より:

      小林洸平さん、こんにちは。
      なるほど、人に聞こえない周波数帯で通信させるんですね!
      ますます500円で入手できることに驚きです(^^)

  2. あき より:

    画像が暗くなって見にくいです

    • まず分解。 より:

      あきさん、こんにちは。
      画像が見にくいとの事で連絡いただきありがとうございます。
      参考までにお聞きしたいのですが、どのような環境(ブラウザ、スマホ機種など)をお使いでしょうか?