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SB-5000でリモートフラッシュ撮影を試してみる

レビュー

先日購入したSB-5000ですが、リモートフラッシュ撮影とはどんなものか?を試してみました。
初めて使うリモートフラッシュなので作品づくり、というよりは色々な機能を実験中という感じです。

今回準備した機材はNikon D7100 と SB-5000 2機です。
電波制御CLS非対応のボディになるので、従来の光制御CLSでの実験です。

今回撮影に使ったオブジェたち。
光の加減を見るために、反射素材やクリア素材など組み合わせて準備してみました。
SDカードはグレー部分がありますので、ホワイトバランス調整の目的もあります。

大まかにはこんな感じで実験を進めてみます。
全体像の撮影にはいつもブログで使っているNikon D3300 + SB-800を利用しました。

まずはフラッシュ無しの撮影です。
レンズは AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gです。
絞り値はすべてF10固定としています。

フォーカスだけは固定した状態で、何も考えずにとってみた写真です。
SDカードの下には影がくっきり。全体的に影が目立つ仕上がりになりました。

続いて内蔵フラッシュを使っています。
まずは一般的なTTLモードにセット。

先ほどと同じセッティングのまま撮影しまいした。
至近距離からのフラッシュ照射なので、高コントラストの仕上がりに。
先ほどよりも、影がよりクッキリした仕上がりですね。コンデジ的というかそんな感じです。

続いて、SB-5000をクリップオンで装着してみました。

SB-5000側のセッティングはTTLモード。
焦点距離や画角、F値などはカメラと通信して最適なセッティングになるようです。

ではそのまま撮影してみました。
今回は上の方しか光が届いていません。
やはりクリップオンだと近距離は難しいようですね。

こんな時はSB-5000のワイドパネルが有効です。
パチッと引き出してセットしました。

ワイドパネルを使用すると、下の方にも光が届いています。
お手軽に光の照射角度を広げられるのは便利ですね(^^

では、いよいよリモートフラッシュ撮影にチャレンジしてみます。
まずはこのように左右にSB-5000を配置してみました。

SB-5000は光制御リモートモードに設定します。
今回は2台使用するので、それぞれグループAとグループBに設定しました。

光制御CLSを利用するにはカメラ側の設定も必要です。
D7100のメニューから内蔵フラッシュ発光の項目を開き、コマンダーモードに変更します。

ではこの状態で撮影してみましょう。
カメラのシャッターに連動して2機のSB-5000が発光しました。
両サイドから光を照射したため、影の出方が大きく変わりましたね♪
今まではSDカードの下にくっきりと出ていた影が柔らかな印象になりました。

先ほどの撮影では内蔵フラッシュの発光を停止した状態で、SB-5000の光量補正は無しとしていました。

ここから先がコンCLSの便利な所です。
SB-5000にはAグループ、Bグループと設定をしましたが、カメラ本体からそれぞれの発光量を調整することができます。
この画面ではAグループを-1.0に、Bグループを+1.0に設定しました。

撮影した写真はこのようになります。
右側のSB-5000は発光量が減り、左側のSB-5000は発光量が増加しました。

次は左右の光量を逆に設定してみました。

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右側のSB-5000は発光量が増加し、左側のSB-5000は発光量が減少しました。
このようにフラッシュ本体を調整せず、カメラだけで補正できるはとても便利ですよね。
今回は双方ともにTTL測光としましたが、指定グループだけをマニュアル発光させることも可能です。

続いてバウンス撮影にチャレンジしてみます。
SB-5000はあえて被写体の反対側に向けての撮影してみました。

すると、先ほどとは違って、影がクッキリ写ることはなくなりました。

続いて、両方とも真上を向けて撮影してみます。

光の入り込み方が違うため、影の出方が変わりましたね。

続いては、片方のSB-5000のみ直接照射、もう片方はバウンスという設定です。

すると、先ほどのCLSによる左右の光量調整だけで撮影した場合よりも、より柔らかい感じで影の向きをコントロールすることが出来ました。
リモートフラッシュの利点は、フラッシュの設置場所や設置方向で影の出し方を楽しめます♪

SB-5000でいろいろと撮影していて驚いたのは、測光から発光量までの精度の高さです。
このようにカメラに向いて光るような設置で撮影してみても。。。

白飛びして破綻することなく、暗いところから明るいところまで撮影されています。

全く意味のない配置ですが、フラッシュが直接写り込むような配置にしても。。。

このように破綻することなく、映像が記録されていました。

続いて、フラッシュにティッシュをかぶせてどのように光が変化するか試してみました。
フラッシュ専用のディフューザーなども多数販売されていますが、まずはお手軽に♪

こちらはティッシュディフューザー有りの写真。

こちはら、ディフューザー無しの写真。
やはり光の柔らかさ、拡散具合が大きく違いますね。
シルバーのパーツに映り込んだ光や、影の形状などに変化が見られます。

ここからは超高精度を確かめる、お遊び的な要素です。
フラッシュのワイドパネルを開いた状態で、2台のSB-5000をリモート撮影してみました。
光量セッティングはTTL任せの完全オートです。
この状態で10枚以上撮影してみましたが、光量の変化は一切ありませんでした。

フラッシュの前にオブジェを配してみても、光量は変わらず暗いところ明るいところまでシッカリ写っています。

続いてこのような配置で撮影。
やはり白飛びすること無くキレイに調光されています。

フラッシュの距離を変化させても調光精度は変わらず。

なぜ、このような実験をしたかというと、SB-5000やSB-800を利用する前は安価なアフターメーカー品を使っていました。
作品作りという点においては、マニュアルで光量調整していればアフターメーカー品でも全く問題はありませんでした。むしろヘッドの回転がフリーであるなど、純正よりも使いやすい場面も多かったです。

しかし、一発勝負の撮影などにおいてはTTLに頼る事となりますが、その際に調光のバラつきに悩まされていました。その悩みが純正フラッシュを購入したとたんに解消してしまったので、いろいろと実験をしてみたというわけです。

SB-5000は高い調光精度や電波制御CLSなど、様々なメリットがありますが、お値段が高いのも事実。
まずはアフターメーカの格安品でフラッシュ撮影を試してみるのも良いと思いますし、予算と目的に合わせて適切なモノを選びたいですね♪

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